◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第100号 (平成25年3月15日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <林野庁プレスリリースから> グリーンウェイブ2013の実施について  2 <コラム> 森林環境教育の現場から(41)  3 <図書紹介> 「日本の森121」(一般社団法人日本森林インストラクター協会 編)  4 <季節のことば> 鳥帰る  5 <樹木のことなど21> つぼみの先が揃って北を向くコブシやタムシバなど  6 <イベント情報>     ◆(独)森林総合研究所 サクラ開花ビジュアルマッピング2013     ◆国際森林デー制定記念「パートナーシップで拡げる東北復興ミーティング」                             ((公社)国土緑化推進機構)     ◆第11回聞き書き甲子園フォーラム(聞き書き甲子園実行委員会)     ◆ピザ焼き体験(館山野鳥の森管理事務所)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <林野庁プレスリリースから> グリーンウェイブ2013の実施について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  生物多様性条約事務局は、生物多様性への意識を向上するため、国連が定める「国際 生物多様性の日」(5月22日)に、世界各地の青少年、子どもたちが学校などで植樹・水 やりを行う「グリーンウェイブ」活動を世界に呼びかけています。また、国連は2011年 から2020年までの10年間を「国連生物多様性の10年」と定めています。  樹木のふれあいを通じて自然と親しむことは生物多様性に関する意識の向上につなが ります。農林水産省、国土交通省及び環境省では、生物多様性に関する理解が社会全体 に広まるように、次の実施期間に、「グリーンウェイブ2013」として、樹木をテーマと した生物多様性の広報、教育、普及啓発等の活動実施を国民の皆様に呼びかけます。 ◆実施期間 平成25年3月1日(金)〜 6月15日(土) ◆主唱 農林水産省、国土交通省、環境省 ◆グリーンウェイブ活動  森林や樹木等のふれあいを通じ、生物多様性への理解を深める団体活動です。例とし ては、以下のようなものがあります。 ◇植樹 ◇森林や樹木等の保全、手入れ(植樹した樹木の水やり、里山の管理等) ◇森林や樹木とふれあう活動、行事等の実施、参加 ◇上記の活動のための資材(苗木等)や場所の提供、技術指導や情報提供 ◇グリーンウェイブ活動の呼びかけ、とりまとめ ◆参加登録等の詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/130222.html  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <コラム> 森林環境教育の現場から(41) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  山の小学校で活動をしてきました。  小川のそばの観察路にニリンソウ、アズマイチゲ、ムラサキケマン、ウラシマソウな どスプリング・エフェメラルが観察できる場所があります。  ところが数年前からムラサキハナナが仲間入りしました。初めはみんな仲良くしてい ましたが、今やムラサキハナナの中にひっそりと暮らす昔からの住人たちがやっと見え るほどムラサキハナナナが勢力を伸ばしてきました。  思案の末、子どもたちに地域の自然を守るためには人の手を入れる必要があること、 帰化植物は悪者ではないが排除しなければいけない場所もあることなど、丁寧に説明し てから排除の活動をしました。  ムラサキハナナはやはりダイコン! 子どもたちはダイコンの収穫を楽しむようにどん どん抜いていきます。ほんの15分で終了、そこには昔の自然がよみがえりました。  今回は人の手を入れるか、見守るか、かなり迷いました。デリケートな問題だけに子 どもたちへのフォロー、その後の活動が大切ですね!                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <図書紹介> 「日本の森121」(一般社団法人日本森林インストラクター協会 編) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  本書は、森林インストラクターの全国の地域会が121箇所の森林を選定し、地域に精通 した150人の森林インストラクターが情報を収集し、編纂したものです。  全国各地の森林インストラクターが自らの足で歩き、観察し、体験したこれまでの活 動の蓄積をもとに、ぜひ見てほしい、歩いてほしい、体験してほしい森林121箇所に ついてそのポイントを要約し、公表するもの。  日本の森林の多様さ、奥深さについて理解できる貴重な情報集であるとともに、森を 旅するときのすばらしい伴侶となるものです。                   (A5判カラー・251ページ/定価:1,500円(税込)) ◆申込み・問合せ先  一般社団法人日本森林インストラクター協会  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6階  TEL/FAX:03-5684-3890  URL:http://www.shinrin-instructor.org/  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <季節のことば> 鳥帰る ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  「鳥帰る」は春の季語で、「鳥雲に(入る)」とほぼ同じ趣の言葉です。越冬のため 秋に渡ってきた雁、鴨、白鳥、鶴等に代表される鳥が北の繁殖地に帰るさまをいいます。 「帰る」は繁殖地に向かう鳥に限るようです。  春が深まり生まれ故郷に向かって帰ると思えば、なつかしさや温かさ、ほのぼのとし たものも感じさせますが、やはり帰ってしまう、行ってしまうということもあって、寂 しさが残ります。  鳥帰るいづこの空もさびしからむに  安住敦             (機関誌・情報誌「森林レクリエーション」(3月号)から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <樹木のことなど21> つぼみの先が揃って北を向くコブシやタムシバなど ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  コブシは、3月下旬から4月初めに白い花を枝いっぱいに咲かせて春の到来を告げてく れます。山里では、むかしからタネまきなど農作業を始める時期の目安として親しまれ てきました。  コブシの花芽は毛が密生したりん片に包まれて、寒さに耐えて冬を越します。そして、 3月下旬頃の開花前に蕾の先端はみな北を指します。この頃はまだ寒さの残る頃ですが、 それでも暖かさを増してくる春の陽光を受けて蕾の南側が膨れ、先端が北を向くのです。  これは、コブシやタムシバ、庭木のモクレン、ハクモクレンなどのモクレン科の樹木 に見られる性質です。このため、「コンパス・プラント」とか「方向指示植物」等とい われます。  なお、コブシとタムシバの花はよく似ていますが、花の下に1枚若葉がつくのがコブ シで、タムシバは花の下には葉がつきません。         (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆(独)森林総合研究所 サクラ開花ビジュアルマッピング2013   ◆国際森林デー制定記念「パートナーシップで拡げる東北復興ミーティング」                           ((公社)国土緑化推進機構)   ◆第11回聞き書き甲子園フォーラム(聞き書き甲子園実行委員会)   ◆ピザ焼き体験(館山野鳥の森管理事務所) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆(独)森林総合研究所 サクラ開花ビジュアルマッピング2013  (独)森林総合研究所では、全国に配置されている支所等に植栽されている各種のサク ラの開花情報をビジュアルマッピングの形によりホームページ上で提供しています。  サクラの開花は南から北へと進んでいきますので、日々更新されるホームページ上の 画像から、全国のサクラの開花状況を知ることができます。画像をクリックすると拡大 画像が現れ、さらにその画像をクリックすると、花芽の写真が現れます。また、過去の 写真もご覧になれます。 [URL] http://www.ffpri.affrc.go.jp/tmk/ →サクラビジュアルマッピングをクリック ◆国際森林デー制定記念「パートナーシップで拡げる東北復興ミーティング」  〜被災地との産学民のパートナーシップで拡げる、森林を活かした東北復興支援〜  2011年の東日本大震災から2年目が経過する中で、東北地方では内陸部に残された豊 かな森林資源を活かし、都市部の企業・大学等とのパートナーシップによるグリーン復 興が拡がっています。また、東北復興も3年目を迎える中で、都市部の企業・NPO・大学 等による復興支援も、新たなステージの取組が期待されています。  そこで、最前線での被災地と都市をつなぐコーディネートを行う実践者の話題提供を もとに、これからのパートナーシップで拡げる東北復興を議論するミーティングを開催 します。(主催:地球環境パートナーシッププラザ、(公社)国土緑化推進機構、美し い森林づくり全国推進会議) ◇日時 2013年3月22日(金) 15:00〜18:00 ◇会場 「地球環境パートナーシッププラザ」セミナースペース (東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学1階) ◇参加費 無料(但し、情報交換会は1,000円) ◇対象者 東北復興支援、パートナーシップ、森づくり等にご関心のある方 60名 ◇プログラム  《セッション1》環境コミュニケーション等で、東北復興の環を拡げる  《セッション2》グリーン調達で、東北の森林を応援する  《セッション3》ディスカッション  《情報交換会》(18:15〜19:30) ◇申込等詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.mori-zukuri.jp/contents/event/idf_fukko.html  (締切)定員になり次第、締め切ります。 ◇「地球環境パートナーシッププラザ」セミナースペースでは、3月16日(土)〜3月29日  (金)に、発表団体や関連団体による東北復興の取組を紹介するパネル展を行います。 ◆第11回聞き書き甲子園フォーラム  「聞き書き甲子園」は、全国から選ばれた高校生が、森や海・川とともに生きる知恵 や技を持つ「名手・名人」を訪ね、その知恵や技術、ものの考え方や人となりを聞き書 きし、記録する取組です。本年度で第11回を迎えた「聞き書き甲子園」の成果発表の場 として、フォーラムを開催します。  フォーラムでは、「森の名手・名人」や「海・川の名人」と高校生が、聞き書きの体 験談やエピソードを語ります。また、インドネシアでの「聞き書き」の取組を紹介する など、様々なプログラムを予定しています。(主催:聞き書き甲子園実行委員会) ◇日時 平成25年3月30日(土) 13:00〜16:40(開場12:10) ◇会場 東京都江戸東京博物館ホール(東京都墨田区) ◇詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  [URL] http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/130305.html ◆ピザ焼き体験  レンガ作りのピザ窯で生地からトッピング、手作りピザ焼き体験。(主催:館山野鳥 の森管理事務所) ◇開催日 平成25年4月13日(土) ◇開催場所 千葉県立野鳥の森       交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで約20分          「安房神社前」下車徒歩7分 ◇参加費 1,500円 ◇応募等 下記の問合せ先の電話で受付(4月12日(金)まで) [問合せ先] 館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)        TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187        E-mail:yacho166@welcomechiba.jp        URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ====================================== ☆ 事務局から ======================================  東日本大震災の発生から2年が経過しました。余りにも多くの方が亡くなられ、そして 未だ行方不明の方も多く、また、避難先での生活を余儀なくされている方もたくさんおら れます。人として、日本人として決して忘れてはならないと思っています。  改めましてお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、心安らかな日々が一日も早く もどってくることをご祈念いたします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆