◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第101号 (平成25年4月5日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <林野庁プレスリリースから> 木材利用ポイント事業の概要について  2 <コラム> 森林環境教育の現場から(42)  3 <関連用語> ユネスコエコパーク(Biosphere Reserves)  4 <図書紹介> 「樹木101のウォッチング」(編集・発行:安樂行雄)  5 <樹木のことなど22> バオバブという木  6 <イベント情報>    ◆ユガテの春を楽しむ―観察会と山菜採り―(NPO法人西川木楽会)    ◆高尾森林ふれあい推進センターの春のイベント           (関東森林管理局 高尾森林ふれあい推進センター)    ◆簡単!燻製作り体験(館山野鳥の森管理事務所)    ◆平成25年度「森林カレッジ」受講生の募集           (関東森林管理局 高尾森林ふれあい推進センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <林野庁プレスリリースから> 木材利用ポイント事業の概要について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  地域材の適切な利用を確保することは、我が国における森林の適正な整備・保全、 地球温暖化防止、循環型社会の形成等に貢献することから、国産材その他の木材の利 用促進を図ることが重要です。  このため、林野庁は、地域材を活用した木造住宅の新築、内装・外装の木質化、木 材製品等の購入の際に、木材利用ポイントを付与し、地域の農林水産物等との交換等 を行う木材利用ポイント事業を措置しました。  本事業の概要は次のとおりです。 ◆木材利用ポイントの付与対象  地域材を基準以上利用すること、資源量に悪影響を与えないこと等の条件を満たす、 次の1)から3)に掲げるもの 1) 木造住宅(確認済証、建築工事届等において、一定の工法であり、主たる構造物  の構造が「木造」と記載されている住宅)の新築・増築又は購入 2) 住宅の床、内壁及び外壁の木質化工事 3) 木材製品、木質ペレットストーブ等 ◆木材利用ポイントの申請方法  木材利用ポイントの付与対象となる製品の所有者等が、郵送又は各地に設けられる 申請窓口にて行う。 ◆木材利用ポイントの交換 ◇地域の農林水産品、農山漁村体験型旅行、商品券、森林づくり・木づかいに対する  寄附、即時交換等 ◇交換するポイントは、1ポイント1円相当とします。また、木材利用ポイントの申請  等に当たっては、各種証明書類が必要になります。 ◆本事業に関する詳細や問合せ窓口等については、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/point/index.html  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <コラム> 森林環境教育の現場から(42) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  小学校5年生、6年生と鎌倉に行きました。  この日は、東京の桜開花の予定日。鎌倉は暖かいだろうなーと思っていたら意外に 肌寒い! 日差しが降り注ぐはずだが薄曇り・・・。  何かが太陽放射を遮断しているなと疑いつつも観察会スタート。ナズナにオオイヌ ノフグリ、タチツボスミレにカントウタンポポ、春の野草たちが顔を見せます。  そして山のふもとの野原で質問。 「この場所の10年前は森だったでしょうか? 野 原だったでしょうか?」。 これに6年生が「伐った木があるから森だった」・・・ これはサンカク(△)。  すると一人の6年生が「大きな樹の枝がみんな高い位置にあるから森だった。」・ ・・これはニジュウマル(◎)、よく考えました。  その他、板根から日当たりが悪く地面が湿っていた。アオキが多いことなど推理を 楽しんでいきました。観察会の常連達は少し自然のことが理解できるようになってき たようです(笑顔)。                      (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <関連用語> ユネスコエコパーク(Biosphere Reserves) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  「ユネスコエコパーク」はユネスコが昭和51(1976)年に開始した取組で、生態系 の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目的としています。  わが国では、現在、「屋久島」、「大台ヶ原・大峰山」、「白山」、「志賀高原」 の4ヵ所がユネスコエコパークに登録されています。  また、昨年7月にパリで開催された「第24回人間と生物圏(MAB)国際調整理事会」に おいて、宮崎県の「綾地域」がユネスコエコパークに登録されることが決定しました。  なお、世界での登録総数は、117カ国、610地域(2012年7月現在)です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <図書紹介> 「樹木101のウォッチング」(編集・発行:安樂行雄) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  樹木の不思議、楽しく、面白く、再発見!  本書は森林インストラクターとして20年あまり森の案内をしてきた著者が、これま での経験を生かして、学者では書けない平易な文章で誰にでも分かるように編集した ものです。  101種類の樹木について、対象樹種の説明で核となるものを3点掲げた「ポイント」、 説明の方法を例示した「インストラクションの実際」、対象樹種について図鑑に掲載 されているような基本的なことを簡潔にまとめた「基本情報」、そして著者自らの経 験も踏まえながら豆知識的にまとめた「あれこれ解説」として、インストラクション の基本が取りまとめられています。また、写真をできるだけ多く掲載して、初心者で も簡単に樹種の判別ができるよう工夫されています。  初心者の方も、ベテランの方も活用できるよう編集されており、あなたが普通に見 ている樹木を、本書を参考にして再度観察すると、目に鱗の事象がたくさん見られる ことでしょう。(A5判210ページ・フルカラー/定価:1,420円(税込み)・送料:実費) (購入申込先・連絡先)  九州森林インストラクター会(会長:安樂行雄)  〒860-0071 熊本市西区池亀町19-13   TEL/FAX:096-356-3008 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <樹木のことなど22> バオバブという木 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  幹が太く、巨大な徳利のようになり、その頂から腕を伸ばして広がる枝。奇妙な樹 形のバオバブは別名「アフリカ・サバンナの王様」ともいわれ、日本人にもよく知ら れています。手塚治虫のアニメ「ジャングル大帝」などで、アフリカのサバンナの木 として親しまれるようになりました。  アフリカバオバブ(アンダソニア・ディギィタータ)は、パンヤ科の巨木で高さ15 m、直径10m以上になり、樹齢は2,000年を超えるといわれています。乾期にはすっか り葉を落としてしまいます。  また、乾期が長く続くとゾウがこの木に傷をつけ、水分が多く軟らかい材をしゃぶ るといわれます。若葉は野菜として使われ、種子も食用となり、人にとっても大変役 に立つ樹木といわれています。  バオバブ属は、主として熱帯乾燥地域に9種知られていて、アフリカ大陸に1種、マ ダガスカル島に7種、オーストラリアに1種分布するといわれます。        (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆ユガテの春を楽しむ―観察会と山菜採り―(NPO法人西川木楽会)   ◆高尾森林ふれあい推進センターの春のイベント          (関東森林管理局 高尾森林ふれあい推進センター)   ◆簡単!燻製作り体験(館山野鳥の森管理事務所)   ◆平成25年度「森林カレッジ」受講生の募集          (関東森林管理局 高尾森林ふれあい推進センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)に ご登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。―― ◆ユガテの春を楽しむ―観察会と山菜採り―  山上の桃源郷とも言われる「ユガテ」の森で、森林インストラクターと一緒に山の 恵み山菜を採りながら、植物観察をし、自然の生態系や生物の多様性について学んで みませんか。飯能の名産「西川材」を生み出す森で間伐材を使った取り組みもご案内 します。お昼には、山菜のてんぷらをいただきます。春の自然の恵みを感じる1日を 過ごしましょう。(主催:NPO法人西川木楽会) ◇日時 平成25年4月40日(土) 9:00〜14:30 ◇場所 埼玉県飯能市虎秀字ユガテ(集合:西武池袋線「東吾野駅」) ◇費用 大人2,500円、小学生1,500円 ◇応募 事前に電話又はE-mailでお申し込みください。 ◇申込・問合せ先 NPO法人西川木楽会           〒358-0046 埼玉県入間市南峯338-8           TEL:090-7259-3645  E-mail:omidera@beige.ocn.ne.jp           URL:http://www.kirakukai.org ◆高尾森林ふれあい推進センターの春のイベント          (主催:関東森林管理局 高尾森林ふれあい推進センター) ◇春の高尾は花いっぱい!! スミレや春の花に出会う裏高尾ハイク  [日時等] 平成25年4月25日(木)       集合:高尾駅北口(8:45)・解散:ケーブル山頂駅(15:30頃)  [募集等] 30名(締切4月11日まで)  [参加費] 1,700円(別途バス代) ◇高尾の森の小天狗になろう! 春の高尾山親子自然観察会  森林インストラクターと高尾の森を歩いて、春の自然の目覚めを身体全体で感じな  がら新緑の森からパワーをもらい、木や花の名前を覚えて小天狗の仲間入りをしよう。  [日時等] 平成25年5月18日(土) 9:00〜15:00                  8:30受付(高尾森林ふれあい推進センター)  [対象者] 小学生とその家族 50名  [参加費] 1人500円 ※申込みなどの詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/index.html ◆簡単!燻製作り体験  ダンボール箱を使って簡単な燻製作りに挑戦しよう。(主催:館山野鳥の森管理事務所) ◇開催日 平成25年4月27日(土) ◇開催場所 千葉県立館山野鳥の森       交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで約20分          「安房神社前」下車徒歩7分 ◇参加費 1,500円 ◇応募等 下記の問合せ先の電話で受付(4月26日(金)まで) ◇問合せ先 館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)        TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187        E-mail:yacho166@welcomechiba.jp        URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆平成25年度「森林カレッジ」受講生の募集  ―森林・林業を学ぶ〜高尾山の森で講義&体験―  「森林カレッジ」は林野庁高尾森林ふれあい推進センターが、一般の方を対象に、 森林・林業を理解していただくために開催する講座です。高尾山の国有林で実際に森 林の見方・下刈り・間伐・枝落とし・炭焼きなどを体験します。また、研究者や専門 家から森林の働き、森林の現状や都市と山村の交流活動に関する一流の講義を受けま す。サラリーマンにも配慮して毎回土曜日に開催します。森林ボランティアや森林づ くりに興味のある方、自然の中で思い切り汗を流し、ストレスを発散させたい方にお 勧めします。(主催:関東森林管理局 高尾森林ふれあい推進センター) 1) 森を見る 平成25年5月25日(土)   講義「森林の見方〜地球環境問題と森林」   講師:農学博士 藤森隆郎 氏 (実習:森林施業の実際・現地見学) 2) 下刈り 平成25年7月27日(土)   講義「国民参加の森づくり」   講師:東京農業大学教授 宮林茂幸 氏 (実習:下刈り体験) 3) 間伐 平成25年11月16日(土)   講義「樹木の仕組み」   講師:元多摩森林科学園長 三輪雄四郎 氏 (実習:間伐体験) 4) 枝落とし 平成26年1月25日(土)   講義・講師ともに未定(実習:枝落とし体験) 5) 炭やき 平成26年3月21日(金・祝)   講義「炭やきは地球を救う」   講師:国際炭やき協力会会長 杉浦銀治 氏              (実習:間伐材や竹材などによる炭焼き体験) ◇募集人員 50名(多数の場合は抽選になります。) ◇対 象 者 森林・林業に興味があり18歳以上の健康な方で、全日程5回の講義に参加       できる方 ◇参加費等 年会費:1,000円、講座参加費:1講座につき500円 ◇申込方法 往復はがきに1)住所、2)氏名、3)年齢、4)職業、5)電話番号、返信面に       は宛名を明記のうえ、下記の問合せ先、高尾森林センター「平成25年度       森林カレッジ」係までお申し込みください。(5月2日(木)必着) 【問合せ先】 関東森林管理局 高尾森林ふれあい推進センター         〒193-0844 東京都八王子市高尾町2438-1         TEL:050-3160-6040  FAX:042-663-7229 ====================================== ☆ 事務局から ======================================  森林インストラクターの養成講習の申込みの受付が始まりました。  今回は、5月から6月にかけて、土曜日・日曜日を中心に、8日間を分割して行われ る講習Tです。  森林インストラクターの養成講習は、森林インストラクターの資格試験を受験され る方を主な対象として実施されていますが、あくまでも実力アップのための任意のも ので必須要件ではありません。  講習は8日間、森林、林業、野外活動、安全・教育と、その内容は多岐にわたってお り、これだけのものがまとめて実施される講習等は、他では見られないようです。  森林インストラクターは一般の人に森林・林業の知識を伝え、野外活動の指導を行 う者ですが、近年は、特に中高年の方に多いようですが、自分のために、自分が楽し むために森林インストラクターの資格を取得したいという方もおられます。  また、少し前になりますが、高尾山を散策している時、森林や林業について学び、 山や森歩きをもっと楽しみたい、また、いわゆる生涯学習として勉強をして森林イン ストラクターの資格を取りたいという方にもお会いしました。  森林インストラクターを目指す目的が多様化し、資格のため、実力アップのため、 生涯学習としてなどいろいろですが、いずれにしても自分自身を磨いていくことは大 切なことであると思います。 URL: http://www.shinrinreku.jp      →森林インストラクター「養成講習」の申込みの受付が始まりました 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆