◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第106号 (平成25年7月15日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <林野庁のホームページから> 森林・山村多面的機能発揮対策交付金  2 <コラム> 森林環境教育の現場から(47)  3 <森林・林業白書から> 割り箸の国内生産について  4 <樹木のことなど27> 雷の落ちた木  5 平成25年度「子ども霞が関見学デー」の実施  6 <イベント情報>    ◆ユガテの森でクラフト体験〜木かげで道具箱を作ろう(NPO法人西川木楽会)    ◆夏休み!子どもふれあいDAY」の開催(林野庁中部森林管理局)    ◆公開シンポジウム「森の技術と安全〜森林ボランティア新時代の安全を考える」                    (森づくり安全技術・技能全国推進協議会等)    ◆木彫りの小鳥を作ろう(館山野鳥の森管理事務所)    ◆「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin北海道(同実行委員会)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 森林インストラクター「資格試験」「養成講習」申込み受付中http://www.shinrinreku.jp 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <林野庁のホームページから> 森林・山村多面的機能発揮対策交付金 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  里山林は、居住地近くに広がり、薪炭用材の伐採、落葉の採取等を通じて地域住民に 継続的に利用されることにより、維持・管理されてきた森林です。しかし、このような 里山林は、昭和30年代の石油・ガスなどの化石燃料や化学肥料の普及等により地域住 民との関係が希薄になり、侵入竹等による荒廃が進んでいます。  そこで、林野庁では、地域住民が森林所有者、NPO法人、民間団体等と一緒に活動組 織を作って行う、里山林の保全管理や資源を利用するための活動を支援するため、平成 25年度から「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」を交付します。 ◆事業内容  地域住民が中心となった民間協働組織(活動組織)が実施する、地域の森林の保全管 理等の取組に対し、一定の費用を国が支援します。 1) 地域環境保全タイプ  ・集落周辺の里山林を維持するための景観保全・整備活動、集落周辺での鳥獣被害の   防止活動、風倒木や枯損木の除去、集積、処理  ・侵入竹の伐採・除去活動や利用に向けた取組 2) 森林資源利用タイプ  ・里山林の広葉樹等未利用資源を収集し、木質バイオマス、炭焼き、しいたけ原木等   として利用する活動や伝統工芸品の原料として活用する活動 3) 森林空間利用タイプ  ・地域の森林における森林環境教育や森林レクリエーション活動の実践等 4) 機材及び資材の整備  ・上記1)及び2)の実施のために必要な機材、資材及び施設の整備 ◆詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/sanson/tamenteki.html  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <コラム> 森林環境教育の現場から(47) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  小学校5年生と東京都武蔵野市にある武蔵野公園の定点観察を行いました。  歩道脇に白い花が一面に咲いていました。近づくとなんと「ワルナスビ」です。  「この花何?」、この質問から観察スタート。「花の形を見てごらん、なんかに似て いない?」、「ん・・・・見たような気がする!」、「ではヒント、生活科で育てた野 菜!」。  この質問の正解は出ませんでしたが、「ナスに似ていない?」と誘導すると、「あっ! そうだ! 似ている」。学習したのは3年前でも体験した記憶は忘れないようです。  そこで「トマトとは?」、これに「ミニトマトだ!!!」、つながりました。それか らトマトもナス科の植物で、同じ科の植物は花の作りが似ていることなど、発展してい きます。  そしてワルナスビは帰化植物で葉を食べる昆虫が少ないから増えていくことなど、話 は続きます。  次にネジバナ発見! 「花がねじのように回ってついているからネジバナだよ!」、 この説明に「えっネジレ花?」、どうやら新聞で見たり、ニュースを聞いている5年生 みたいです!                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <森林・林業白書から> 割り箸の国内生産について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  わが国における割り箸の消費量は、近年は250億膳前後で推移していましたが、平成 19(2007)年以降は減少傾向となり、平成22(2010)年には194億膳(国民一人当たり 年間約150膳)となっています。  割り箸は、明治時代から製材端材等を有効活用して生産されてきましたが、国内での 割り箸の生産量は減少傾向にあり、平成22(2010)年に国内で消費された割り箸のうち、 97%が中国産を主とする輸入品となっています。価格をみると、国産間伐材を原料とす る割り箸の価格は、輸入割り箸の約3倍となっています。  一方、国内で生産される割り箸の原料の大部分は、国産材となっています。平成22 (2010)年に国内で生産された割り箸5.5億膳のうち、国産材を原料とするものは約4.7 億膳、輸入材を原料とするものは約0.8億膳で、国内生産における国産材の使用割合は 86%となっています。  木製品製造業のN社(石川県金沢市)は、スギ、マツ材等の国産間伐材を用いて、年間 約1.5 億膳の割り箸を生産しています。同社は、国産材利用による森林整備への貢献を セールスポイントとして割り箸の販売を進めており、外食産業やコンビニエンスストア、 航空会社の機内食等で利用されています。                        (平成24年度の森林・林業白書から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <樹木のことなど27> 雷の落ちた木 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  雷は、強烈な上昇気流による積乱雲が発達し雷雲となったときなどに発生します。  樹木の落雷の害は、これまで調べられている例では、1)樹体がはじき飛ばされる、2) 大枝が折れる、3)形成層が害され立ち枯れを起こす、4)樹皮が帯状に剥がれる、5)幹に 外傷がなくても樹幹内部がぼろぼろに裂けて空洞が生ずる、6)幹が縦に裂ける、そして 7)幹の表面に縦に長いひび割れが入る現象は「らいさがり」といわれています。  野外で雷に出会ったら岩陰やくぼ地に避難し、とにかく身体を低くすることです。高 い木があった場合、幹の近くは危険ですから、やや離れたところ(幹から4m以上離れ、 幹の先端を見上げた角度が45度より内側)で姿勢を低くしているとよいといわれていま す。          (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5  平成25年度「子ども霞が関見学デー」の実施 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  農林水産省は、平成 25年 8月 7日(水)、8日(木)に「子ども霞が関見学デー」を 開催します。  子ども霞が関見学デーは、文部科学省をはじめとした府省庁等が連携して、業務説明 や省内見学などを行うことにより、親子のふれあいを深め、子どもたちが夏休みに広く 社会を知る体験活動の機会とするとともに、府省庁等の施策に対する理解を深めてもら うことを目的として、平成 12年度より実施しています。 ◆開催日時 平成 25年 8月 7日(水)、8日(木) 10:00〜16:00 ◆受付場所 農林水産省:本館正面玄関、本館南玄関、北別館玄関       (受付時間 10:00〜15:45) ◆主な内容 ◇大臣室と記者会見室を見学してみよう。 ◇さかなクンによるお魚セミナー(8月7日 11:00〜11:45) ◇しょうゆもの知り博士の出前授業 ◇フラワーアレンジメントに挑戦しよう。 ◇夏休み子ども博士〜体験してみよう研究の世界〜(まゆ玉クラフト作成、まゆ玉から  の糸繰り体験) ◇小枝を使ったキーホルダーやマイはしを作ろう。 等 ◆見学方法等、詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/koho/130624.html  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆ユガテの森でクラフト体験〜木かげで道具箱を作ろう(NPO法人西川木楽会)   ◆夏休み!子どもふれあいDAY」の開催(林野庁中部森林管理局)   ◆公開シンポジウム「森の技術と安全〜森林ボランティア新時代の安全を考える」                   (森づくり安全技術・技能全国推進協議会等)   ◆木彫りの小鳥を作ろう(館山野鳥の森管理事務所)   ◆「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin北海道(同実行委員会) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/) にご登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。 ◆ユガテの森でクラフト体験〜木かげで道具箱を作ろう  飯能の名産「西川材」を使って、小物を整理するのに便利な道具箱を作ってみません か。カンナ、ノコギリ、ゲンノウなどの道具を使って木工のイロハを学ぶとともに、木 の感触や香りを実体験し、ものづくりの楽しさや木の良さを感じましょう。木工体験の 前には、西川材を生み出す山林を訪ね、森林・林業の実情を見学します。(主催:NPO法 人西川木楽会) ◇日時 2013年7月28日(日) 9:15〜16:00 ◇場所 埼玉県飯能市虎秀字ユガテ(西武池袋線「東吾野駅」集合) ◇参加費 大人2,000円 ◇問合せ先 NPO法人西川木楽会(飯能市飯能市飯能291)          TEL:090-7259-3645 E-mail:omidera@beige.ocn.ne.jp          URL:http://www.kirakukai.org ◆夏休み!子どもふれあいDAY」の開催  林野庁中部森林管理局では、庁舎を市民の皆様に公開します。初公開です。  これに合わせて、園児や小中学生を対象にした「夏休み!子どもふれあいDAY」を開催 します。体験して、見て、一緒に遊ぼう!(主催:林野庁中部森林管理局) ◇日時 平成25年7月31日(水) 9:30〜15:30 ◇場所 林野庁中部森林管理局(長野市栗田715-5) ◇対象 園児・小中学生 ◇参加方法 当日の時間内にお越し下さい。(事前申込み不要) ◇問合せ先  中部森林管理局 企画調整課 TEL:050-316-6506〜6507   URL:http://www.rinya.maff.go.jp/chubu/kikaku/kikakutyousei/130626.html  ◆公開シンポジウム「森の技術と安全〜森林ボランティア新時代の安全を考える」  安全な森づくり活動のための技術・技能とはどのようなものか? それを習得するため に必要な心構えとは? ますます多彩に広がっていく森林ボランティア活動にフィットす る事故対策とは? これからの森林ボランティア活動に望まれる技術と安全のあり方につ いて、講演者と参加者がともに考えるシンポジウムです。(主催:森づくり安全技術・ 技能全国推進協議会等) ◇日時 2013年8月3日(土) 13:30〜16:30 ◇場所 イトーキ東京イノベーションセンターSYNQAセミナールーム     (交通:東京メトロ銀座線「京橋駅」2番出口直結 ◇プログラムの詳細と参加登録は、次のURLから  URL:http://www.mori-anzen.com/ ◆木彫りの小鳥を作ろう  バルサ材や板を使って小鳥を作ります。(主催:館山野鳥の森管理事務所) ◇開催日 平成25年8月3日(土) ◇場 所 千葉県立館山野鳥の森       交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで約20分          「安房神社前」下車徒歩7分 ◇参加費 1,000円 ◇応募等 下記の問合せ先の電話で受付(8月2日(金)まで) ◇問合せ先  館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)          TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187          E-mail:yacho166@welcomechiba.jp          URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin北海道  「学校林・遊々の森」全国子どもサミットは、「学校林」や「遊々の森」での活動に 取り組んでいる小学校の参加の下、子どもたちによる森林での体験活動の発表会や自然 体験活動等を行い、これらの情報発信を通じて「学校林」、「遊々の森」の活動の輪を 全国に広げていくことを目的にしています。  平成19年度に東京都八王子市で初めて開催された後、熊本、高知、秋田、長野、京都 と続き、平成25年度は北海道札幌市で実施します。今回は、全国から15校の小学校が集 まり、子どもたちによる森林を舞台にした体験活動発表や森林づくりの夢の発表を行い ます。  森林において様々な取り組みをしている各校の活動発表を間近で聴いてみませんか? 皆様のご応募をお待ちしています。(主催:同実行委員会) ◇日時 平成25年8月6日(火) 13:30〜18:00 ◇場所 札幌市アイヌ文化交流センター(札幌市南区小金湯 TEL:011-596-5961) ◇定員 60名(先着順) ◇申込み方法等の詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/press/sidou/130607.html  ====================================== ☆ 事務局から ======================================  まだ7月中旬ですが、先週のはじめから一気に真夏といった感じです。気温も湿度も高 い毎日が続いています。日本列島全体が正に燃えているといった感じです。  話は変わりますが、ある団体では7月7日を「乾しいたけの日」に制定していろいろな 取組を行うということで、林野庁もそうした取組を後押しするとのこと。7月7日は七夕 で、七夕の星に乾シイタケの“ほし”をかけて乾しいたけの日・・・。  そういえば、この猛暑も七夕の頃から始まったような気がしますが、こういう時は特 に、体調管理に気を配り、水分等を十分に取って熱中症等に注意しなければなりません。 間違っても乾シイタケのように・・・。  少し早めの暑中お見舞い申し上げます。  どうかご自愛ください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆