◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第111号 (平成25年11月5日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <林野庁プレスリリースから> 平成24年の特用林産物の生産動向等について  2 <コラム> 森林環境教育の現場から(52)  3 <森林・林業白書から> 漁業者による森林(もり)づくり活動  4 <樹木のことなど32> 食べられる木の実  5 <関連用語> KD材・AD材  6 <イベント情報>    ◆クラフトテープを使ったカゴ作り(初級編)(館山野鳥の森管理事務所)    ◆立教大学ESD研究所×キープ協会の環境教育講座((公財)キープ協会)    ◆静かな紅葉の北高尾 爽やかな健康ハイキング(中級向)               (関東森林管理局高尾森林ふれあい推進センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 一般社団法人全国森林レクリエーション協会http://www.shinrinreku.jp 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <林野庁プレスリリースから> 平成24年の特用林産物の生産動向等について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  林野庁では、特用林産物(下記※印参照)の生産量について品目ごとに毎年調査を行 い、特用林産物の生産量、生産額の動向等について公表しています。この調査は農山村 の生産活動に大きく寄与している特用林産物について生産量等の変動の実態を継続的に 把握し、その調査結果を分析して、需給の安定等に関する施策を推進することを目的と しています。  10月31日に公表された平成24年の特用林産物の生産動向等のポイント等は次のとおり です。 ◆食用の特用林産物のうち、きのこ類の生産量は平成12年以降増加していましたが、平  成24年は前年に比べて3.0%減少しました。主な品目別の生産量を前年と比較すると、  乾しいたけは0.3%増加しましたが、生しいたけは6.7%減少しました。 ◆非食用の特用林産物は、多くの品目で生産量が前年に比べて減少しましたが、うるし  は6.9%、竹材は1.3%、木炭は2.4%増加しました。 ◆平成24年の特用林産物の総生産額は2,508億円で、前年に比べて4.1%の減少となりま  した。 ◆詳細は、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/131031.html  ※ 特用林産物とは、食用の「しいたけ」、「えのきたけ」及び「ぶなしめじ」等のき  のこ類、樹実類(じゅじつるい)及び山菜類等、非食用のうるし及び木ろう等の伝統  的工芸品の原材料並びに竹材、桐材及び木炭等の森林原野を起源とする生産物(一般  に用いられる木材を除く。)の総称です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <コラム> 森林環境教育の現場から(52) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  東京都練馬区にある光が丘公園で定点観察を行いました。 学年は3年生から5年生、 理科の勉強として参加してきました。  最初にツユクサの観察。 「これは単子葉類かな? 双子葉類かな?」。 この質問に、 「平行脈だから単子葉類」。 なかなか優秀です!  「では、花びらは何枚になる?」。 「単子葉類は3枚が多いよ!」。 ますます感心 します。  「では、花を分解してみましょう!」。 「あれ?2枚? でも小さいのがあるから3 枚かな?」、「おしべがたくさん、めしべは1本・・・ん?なんだこれ? めしべの近く に花が咲いている!」。  知識はしっかりしていますが、実物を観察したら、そんなに形にはまっていないのが 自然界! めしべの近くの花の様なものは虫を誘うものなのか? でもツユクサは地下茎 で増えるのが常道、種子はおまけみたいなものだし・・・私も??? だから自然は面白 い! 子供達と盛り上がりました。                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <森林・林業白書から> 漁業者による森林(もり)づくり活動 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  青森県東津軽郡平内町は、陸奥湾における養殖ホタテの主要産地です。同町では、ホ タテ養殖には、森林から供給される栄養豊かな水が不可欠であるとの考えの下で、森林 所有者の協力により、ホタテ養殖における森林の重要性に対する理解を深める取組を行 っています。  同町茂浦集落では、17haの森林を所有する森林所有者(青森市在住)と協力して、 「森林と漁業振興を考える座談会」を開催していいます。  平成24年5月に開催された第3回の座談会では、林業事業体と研究機関から、林業の現 状や研究の状況について説明が行われました。また、平成23年5月には、集落の漁業者に より「遙林山(ようりんやま)を守る会」が発足しました。  同会では、遙林山の利活用と保全に取り組むとともに、自然観察会や集落共有林に関 する勉強会、チェーンソー技術講習会等を開催しています。                       (平成24年度の森林・林業白書から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <樹木のことなど32> 食べられる木の実 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  食べられる樹木の実にはたくさんの種類があります。昔の子どもは、庭先のグミ(ト ウグミ、ビックリグミ)やイチイの実、畑のクワの実、山のアケビなどをよく食べまし た。  おいしい野イチゴの仲間には、クサイチゴ、モミジイチゴ、ナワシロイチゴ、クマイ チゴ、ミヤマウラジロイチゴなどがあります。また、冬に実をつけるフユイチゴやミヤ マフユイチゴがあります。  ハイキングなどで高原等に行けば、クロマメノキ、オオバスノキ、クロウスゴなど “山のブルーベリー”に出会えます。また、秋の野山にはクリ、スダジイ、マテバシ イ、ガマズミ、エノキ、オニグルミ、ヤマボウシ、ブナなど、食べられる樹木の実がた くさんあります。  トチノキ、ドングリ類などの木の実は、縄文時代から大切な食料として食べられてい ました。木の実が古代食として利用されたことが、各地の遺跡からの出土で明らかにな っています。         (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <関連用語> KD材・AD材 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  KD材(Kiln-Dried lumber)とは人工乾燥した製材品のことで、適正な温度、湿度、 風速を人為的に木材に与えることで乾燥していきます。人工乾燥することで比較的短時 間で乾燥でき、天然乾燥中に発生しやすい割れなどを防ぐことができます。  乾燥材は住宅部材としても反り、曲がり、割れが生じにくいのでクレームなどがほと んどないため、近年、使用量が急増しています。  なお、天然乾燥した製材のことをAD材(Air-Dried lumber)、未乾燥のものをグリ ーン材といいます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆クラフトテープを使ったカゴ作り(初級編)(館山野鳥の森管理事務所)   ◆立教大学ESD研究所×キープ協会の環境教育講座((公財)キープ協会)   ◆静かな紅葉の北高尾 爽やかな健康ハイキング(中級向)              (関東森林管理局高尾森林ふれあい推進センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)に  ご登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。 ◆クラフトテープを使ったカゴ作り(初級編)  クラフトテープを使ってカゴを作ります。(主催館山野鳥の森管理事務所) ◇開催日 平成25年11月16日(土) ◇開催場所 千葉県立館山野鳥の森         交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで約20分           「安房神社前」下車徒歩7分 ◇参加費 800円 ◇応募等 下記の問合せ先の電話で受付(11月15日(金)まで) ◇問合せ先 館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)          TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187          E-mail:yacho166@welcomechiba.jp          URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆立教大学ESD研究所×キープ協会の環境教育講座  今年度、キープ協会は環境教育事業に取り組み始めて30周年を迎えました。節目の年 に当たって、立教大学ESD研究所との協働事業を行います。環境教育に関心を持つ方 であればどなたでも参加できる基礎講座です。講師、話題提供者からの講話、参加者の 皆さんを交えた情報交換を通して、環境教育の基礎を学びます。  第1回のテーマは「ESDと環境教育」。国連の持続可能な開発のための教育の10年 の最終年を控える今、改めてESDの基礎やESDと環境教育の関係について学びます。                           (主催:(公財)キープ協会) ◇日時 2013年11月22日(金) 18:30〜20:30 ◇会場 立教大学太刀川記念館多目的ホール(東京都豊島区西池袋3-34-1) ◇対象 環境教育に関心のある人(社会人、学生) ◇内容 基調スピーチ、話題提供、情報交換 ◇講師 阿部治(立教大学・大学院教授、立教大学ESD研究所所長)     中西紹一(立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任准教授)     川嶋直(キープ協会環境教育事業部シニアアドバイザー)     増田直広(キープ協会環境教育事業部事業部長) ◇参加費 無料 ◇参加申込みなど詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.keep.or.jp/about/kankyo/30year/rikkyoesd.php ◆静かな紅葉の北高尾 爽やかな健康ハイキング(中級向)  晩秋の静かな北高尾を歩きます。眺望を楽しみながら色とりどりの秋の実りを観察し、 歴史を感じる八王子城址まで健康ハイキングをします。自然観察とハイクでどんな秋色 が見つかるでしょうか。(主催:関東森林管理局高尾森林ふれあい推進センター/ 実施:森林インストラクター東京会) ◇日時等 平成25 年11 月28 日(木)集合:JR高尾駅北口 8:00 ◇行程等 8:15大久保行きバス乗車〜聖パウロ学園の森(開会式)〜滝の沢林道〜板      当峠〜杉沢の頭〜富士見台〜八王子城址(閉会式)〜霊園前バス停〜高尾      駅北口 ◇募集人員 30名 ◇申込み・問合せなどの詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/index.html →最新情報 ====================================== ☆ 事務局から ======================================  本年度の森林インストラクター資格試験は、一次試験(筆記試験)が9月15日(日)に 全国6会場で実施され、先週末にその結果が本人あてに通知されました。  二次試験(実技試験・面接)は、11月16日(土)、17日(日)に東京で行われます。 今回は約110名の方が受験される予定とのことで、12月中旬頃には合格者が発表されま す。  一次試験の結果は悲喜交々ですが、受験された全ての皆様のこれからのご幸運をお祈 りいたします。(O) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行] 〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F 一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局 TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆