◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第33号 (平成21年6月15日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <林野庁プレスリリースから> 「山村再生支援センター」の運営開始について  2 <投稿> 森林環境教育の推進(動向)について(平成20年度森林・林業白書から)  3 <アドバイス10> 人を引き付けて話す技術  4 <あんぜん01> 余裕をもったプログラムを企画する(企画づくり)  5 <イベント情報>    ◆飛越源流の森づくり(NPO法人どんぐりの会ほか)    ◆東京アウトドアズフェスティバル2009(同実行委員会事務局)    ◆セイヨウタンポポ除去活動(中信森林管理署)    ◆NEC森の人づくり講座・Bコース((社)日本環境教育フォーラム)    ◆第11回北の杜づくり講座「林業機械の使い方と手入れ」(北杜市役所林政課)    ◆NEC森の人づくり講座・Aコース((社)日本環境教育フォーラム)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 《森林インストラクター資格試験http://www.shinrinreku.jp/shikakushike/shikakushike_gaiyo.html》  参考図書「森林インストラクター養成講習テキスト選集」(改訂3版)が作成されました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <林野庁プレスリリースから> 「山村再生支援センター」の運営開始について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  林野庁では,森林バイオマス等の山村資源を活用して排出量取引やカーボン・オフセット 等の取組を進めることにより,低炭素社会の実現と山村の再生を図るため,今年度,「社会 的協働による山村再生対策構築事業」を創設しました。  本事業に選定された事業実施主体(東京農業大学,(社)日本森林技術協会,(株)森の エネルギー研究所,(株)博報堂の4者が共同実施)は,山村と企業等との協働による山村の 資源の新たな活用を支援するため,5月22日から「山村再生支援センター」の運営を開始しま した。 ◇詳細につきましては, http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/keikaku/090522.html をご  覧ください。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <投稿> 森林環境教育の推進(動向)について(平成20年度森林・林業白書から) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  森林環境教育について,先月公表された「平成20年度森林・林業白書」(第1部森林及び 林業の動向)から,その動向を覗いてみます。  日常生活の中で森林と関わったり,木材の利用等について体験・学習する機会が少なくな っている中で,森林における様々な体験活動等を通じて森林・林業等について理解や関心を 深めることができる森林環境教育の機会を,児童をはじめ国民に広く提供することは重要。  このため,研修を通じて森林・林業に関する知見を有する森林所有者や森林組合の職員を 体験活動の指導者に育成するとともに,森林環境教育を実施する際に必要となる森林や施設 の整備等を実施している。  森林環境教育を促進する取組として,「学校林」が活用されており,また,文部科学省と の連携により,都道府県民の森や国有林等を活動場所として,森林と地域の文化との関わり についての学習等を行う「森の子くらぶ」の活動が行われており,平成19年度は年間延べ約 36万人が体験学習等を実施している。  さらに,森林における学習やボランティア活動等を通じて青少年を育成することを目的とする 「緑の少年団」が活動しており,平成20年には約4千団体,33万人が緑の少年団として森林体 験活動等を実施している。  農林水産省,文部科学省及び総務省の連携により,平成20年度から開始された「子ども農 山漁村交流プロジェクト」の活動の中でも,森林組合等の協力により,間伐や植林等の森林 ・林業体験活動が取り組まれている。  事例として,山梨県の北都留森林組合では,「総合的な学習の時間」等の学習活動として 森林・林業体験を希望する都市部や地域の小中学校の受け入れを平成16年度に開始し,これ までに8校の小中学校の受け入れを行っており,1年生の入学時と3年生の卒業時の計2回 訪れた中学校もある。(TO) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <アドバイス10> 人を引き付けて話す技術 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  技術的な面で人を引き付けて話すコツは,上手な「間」のとり方です。話の「間」をとる コツは,段落をしっかり押さえて聞き手に目くばりをすることです。つまり,一つの段落を 話し終えるまでは,特定の聞き手に目を向けています。次の段落に変わったら,別の聞き手 に目を向けます。視線を移動させている間は何も話さない,沈黙です。これが「間」です。  段落と無関係に聞き手をきょろきょろ見たり,まんべんなく見まわしたりしないことです。 「間」が上手にとれると話しにリズム感が出ますから,ことばがよどみなく出て調子よく話 せます。 ◆段落をつけて話す ◇ことばで絵を描くように話す=話の場面を思い浮かべて,浮かんだイメージをそのままこ  とばに(翻訳)します。これで場面が変われば段落が変わり,段落の把握がしっかりでき  るようになります。 ◇段落の変わり目が「間」のとりどころ=この「間」が段落と段落をつなぐ役割をします。  接続詞の多い文章は読みづらく,同じように接続詞やつなぎのことばの多い話は聞きづら  いものです。また,「間」が抜けると切れめなく話が続くので聞いていて疲れます。この  ような話を「間抜け話」といいます。「えーと」,「それで」,「まあ」などということ  ばで続く話が分かりにくいのは,段落不明の間抜け話だからです。 ◆聞き手に目くばりをする ◇聞き手を引き付けようと思ったら聞き手を見よ=自分が聞き手を見れば聞き手はこちらに  注目してくれます。聞き手を見ないで話す人を「相手に話している」といいます。 ◇一点を凝視すれば全てが見える=段落が変わるごとに視線を移動させて聞き手を見ていれ  ば,結果的に全ての聞き手を見ることになります。 ◆呼びかけながら話す ◇有声の呼びかけに対して無声の反応を求める=話は応答です。ことばで聞き手に呼びかけ  ると,無声の反応が返ってきます。聞き手の表情や雰囲気で反応を直感的につかめます。 ◇聞き手を乗せて乗せられる=話し始めは話し手にとってエネルギーがいります。自分が予  定した話の路線に聞き手を乗せるために,話しに興味を起こさせ,関心をもち続けさせる  努力と工夫をしなければならないからです。聞き手が話の路線に乗ると,予期した反応が  返ってくるので大変話しやすくなります。そのうちに聞き手が話し手に期待する反応が出  てきます。話の先を待ち望んだり,ある話題を歓迎する態度をとります。こうなれば聞き  手の気持ちに乗せられて話ができるようになります。話が楽になり,聞き手との感情交流  が盛んになって話が盛り上がります。聞き手に乗せられて話すということはこういうこと  です。 ◆聞き手の無反応に対しては忍耐力で対応する  何を話しても聞き手が反応を示さない時があります。こんな時にあわててジョークを飛ば したり,話題を変えると話し手だけが浮き上がってかえって話しにくくなります。こういう 時は,無反応な聞き手に耐えながらじっくり話し込んでいると,やがて反応を示すようにな ります。忍耐力が勝負です。(「森林インストラクター養成講習教科書選集:人を引き付け る話法(永田功先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <あんぜん01> 余裕をもったプログラムを企画する(企画づくり) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  森林体験活動の安全管理は,企画づくりの段階からスタートします。プログラムを無理に 組み入れると,スケジュールがずさんなものになり,事故に結びつく危険が増します。プロ グラムを企画するに当たっては,活動に関心を向ける余裕のあるプランニングに心がける必 要があります。そのことが,内容のあるプログラムを作ることと同時に,安全にも大きく影 響します。 ◇活動の「ねらい」を明確にする  企画づくりでは,先ず活動の目的を明らかにします。 ◇プログラムの企画書を作る  その活動の内容にふさわしい場所,時間,指導者,施設,器材等を揃え,活動プログラム  の企画書を作成します。 ◇関係者の協力を得る  企画書に基づいて,関係者や協力者に活動の内容等を説明し,協力を得ます。併せて,活  動全体の収支計画を立てます。        (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <イベント情報>   ◆飛越源流の森づくり(NPO法人どんぐりの会ほか)   ◆東京アウトドアズフェスティバル2009(同実行委員会事務局)   ◆セイヨウタンポポ除去活動(中信森林管理署)   ◆NEC森の人づくり講座・Bコース((社)日本環境教育フォーラム)   ◆第11回北の杜づくり講座「林業機械の使い方と手入れ」(北杜市役所林政課)   ◆NEC森の人づくり講座・Aコース((社)日本環境教育フォーラム) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)に登録い ただいたイベントや事務局に連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆飛越源流の森づくり(NPO法人どんぐりの会ほか)  豊かな森林が海を豊かにする。  富山湾へ注ぐ神通川水系の源流となる飛騨市で,元気な森を育てよう。上流域の高山側と 下流域の富山側からの参加者で活動を続けて3年目となる今年は,植樹の仕上げの年です。こ れまでに植えてきた苗の成長も見てみましょう。(主催:飛騨地域森林・林業・木材産業活 性化センター,神通川流域森林・林業・木材産業活性化センター,NPO法人ドングリの会) ◇開催期日 平成21年6月21日(日) ◇開催場所 岐阜県飛騨市古川町畝畑三ノ瀬地内       (JR古川駅(高山本線)よりタクシーで20分) ◇参加資格 大人から子どもまで(参加費:無料) ◇応募方法 ファックス,メールで(応募締切:前日の6月20日) ◇問合せ先 〒506-0101岐阜県高山市清見町牧ヶ洞846       TEL:0577-68-2567 FAX:0577-68-2219 E-mail:kiyomi@dongurinokai.or.jp ◆東京アウトドアズフェスティバル2009  7月3日(金)〜5日(日)東京・池袋のサンシャイン・シティ文化会館にて開催される「東 京アウトドアズフェスティバル2009」で,全国の「森林セラピー基地」,「セラピーロード」 を紹介します。是非,遊びにおいで下さい(入場無料)。(東京アウトドアズフェスティバ ル実行委員会事務局) ◇開催日時 2008年7月3日(金)〜5日(日) 10:00〜17:00 ◇開催場所 池袋サンシャインシティ文化会館3F・4F 展示ホールB・C ◇参加対象 一般,アウトドアファン,こども,お父さん・お母さん,教育関係者様 他 ◇入 場 料 無料:どなたでも参加できます。 ◇問合せ先 〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館内        TEL:03-3989-3377  E-mail:therapy@green.or.jp ※ 詳しくは次のサイトをご覧ください。http://www.sunshinecity.co.jp/outdoors/index.html ◆セイヨウタンポポ除去活動  乗鞍高原周辺では,近年,セイヨウタンポポなどの外来植物が目立つようになり,動植物 や生態系,景観への影響が心配されています。このため,中信森林管理署ではセイヨウタン ポポの除去活動を予定しており,小学生の親子の皆さんを対象に参加者を募集しています。                              (主催:中信森林管理署) ◇開催日時 平成21年7月4日(土) 9:30〜15:30 集合場所:乗鞍観光センター前駐車場 ◇活動場所 乗鞍自然保護センター,エコーライン沿い(国有林) ◇主な内容 勉強会「高山地域における外来種対策について」,除去作業,森林散策等 ◇参加者等 松本市及び周辺地域に在住の親子の皆さん30名程度(先着順) ◇問合せ・申込先 電話でお申し込みください。(6月19日まで)       中信管理署(松本市島立1256-1)TEL:050-3160-6050 FAX:0263-47-4754 ◆NEC森の人づくり講座・Bコース  森や環境について自らアクションを起こせる環境教育インストラクター養成講座です。  インタープリテーションの手法を用いた環境教育プログラムの体験,学生自身による森の 資源を活かした体験プログラムなど,森をテーマにした環境コミュニケーションについて学 びます。(主催:(社)日本環境教育フォーラム) ◇開催期日 2009年7月11〜14日 ◇開催場所 山梨県 キープ・フォレスターズスクール [交通] JR清里駅(小海線) ◇参加資格 環境に関心のある学生(短大,専門学校,大学,大学院) ◇参加費用 無料(会場までの交通費は実費負担) ◇応募方法 ホームページよりエントリー(応募締切:6月21日) ◇問合せ先 事務局「森林たくみ塾」       TEL:0577-68-2468 FAX:0577-68-2469 E-mail:nec@takumijuku.com       [URL] http://www.jeef.or.jp/nec/ ◆第11回北の杜づくり講座「林業機械の使い方と手入れ」  下刈りや間伐などの作業は,刈払い機やチェーンソーといった林業機械を私用することで 効率的に実施できます。今回は,専門家の指導を受けながら,その正しい使い方や手入れ方 法について学ぶ内容になっています。(主催:北杜市役所林政課) ◇開催期日 平成21年7月16日(木)〜17日(金) ◇開催場所 山梨県森林総合研究所(山梨県増穂町)       [集合] 午前8時30分,北杜市役所高根総合支所駐車場 ◇参加資格 自分で森林整備を行う予定の方(定員20名,昼食を持参してください。) ◇参加費用 600円(保険料) ◇応募方法 北杜市役所林政課までお電話をください。(0551-42-1353 担当:藤原,佐藤) ◇問合せ先 山梨県北杜市須玉町大豆生田961-1       TEL:0551-42-1353 FAX:0551-42-1122 E-mail:yatch.fanclub.@docomo.ne.jp ◆NEC森の人づくり講座・Aコース  自らアクションを起こせる環境教育インストラクター養成講座です。  「森づくり」という具体的実践を通して,環境問題に取り組む方法や森の恵みを利用した モノづくりを通して,暮らしと森をつなぎ合わせる先人の智慧を学びます。(主催:(社)日 本環境教育フォーラム) ◇開催期日 2009年7月25〜28日 ◇開催場所 岐阜県高山市清見町 [交通] 高山駅(JR高山線) ◇参加資格 環境に感心のある学生(短大,専門学校,大学,大学院) ◇参加費用 無料(会場までの交通費は実費負担) ◇応募方法 ホームページからエントリー(応募締切:6月21日) ◇問合せ先 事務局「森林たくみ塾」       TEL:0577-68-2468 FAX:0577-68-2469 E-mail:nec@takumijuku.com       [URL] http://www/jeef/or.jp/nec/ ====================================== ☆ 事務局から ======================================  「林業っておもしれ〜!」  日本初(?)の,林業青春小説が登場しました!  「神去(かむさり)なあなあ日常」(徳間書店/四六判ハードカバー/定価1,575円(税込))  美人の産地・神去(かむさり)村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳,ダニやヒル の襲来。しかも村には秘密があって・・・・・・!!  三浦しをん/著。  森林・林業界では今話題の一冊のようです。興味や関心がありましたら,ご一読を。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会  森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472  E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★           伝えたい木の文化 残したい美しい森     「美しい森林づくり」推進国民運動への参加・協力をお願いします。        ☆「美しい森林づくり」推進国民運動ホームページ☆          http://www.rinya.maff.go.jp/utsukushiimoridukuri.html        ☆美しい森林づくり全国推進会議ホームページ☆          http://www.b-forest.org/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★