◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第39号 (平成21年10月1日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 平成21年度 独立行政法人森林総合研究所 公開講演会    温暖化時代を森林と生き抜く―森林の機能をどこまで活かせるか―  2 秋の「緑の募金」運動にご協力ください。  3 <アドバイス16> 昆虫を覚えるコツ  4 <図書紹介> 「CD-ROM付きのたのしいおりがみ動物園」((株)主婦の友社)  5 <あんぜん04> スタッフの力量がプログラムを安全に実施するカギを握る(企画づくり)  6 <イベント情報>    ◆「水都おおさか森林の市2009」の開催(同実行委員会)    ◆白神山地での紅葉狩り(東北森林管理局 藤里森林センター)    ◆「第3回人と自然の共生国際フォーラム」の開催(同実行委員会)    ◆「COP10支援シンポジウム」の開催((財)日本緑化センター)  ☆ 事務局から〜〜〜普段の生活で歩いて行ける範囲 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 平成21年度 独立行政法人森林総合研究所 公開講演会   温暖化時代を森林と生き抜く―森林の機能をどこまで活かせるか― ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  地球温暖化が進行する中で,化石燃料への依存を減らし温室効果ガスの排出量を削減する ための様々な方策が進められています。  森林総合研究所でも,温室効果ガス排出量を自然界の吸収量と同等のレベルに収める「低 炭素社会」実現のために,森林の持つ機能を最大限に生かすための研究が推進されています。 それらの研究成果を踏まえ,次のとおり公開講演会が開催されます。 ◆日時・会場 平成21年10月14日(水) 13:15〜17:30        ヤクルトホール(東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル) ◆主なプログラム ◇はじめに 「森林総合研究所における温暖化対策研究の目指すもの」        石塚 森吉 氏(温暖化影響研究担当 研究コーディネータ) ◇招待講演 「森林,炭素と気候変動」        ワーナー・クルツ 氏(カナダ森林研究所 IPCC第4次報告書主執筆者) ◇講  演 「吸収源としての森林の役割―2050年への展望」        松本 光朗 氏(温暖化対応推進室長 IPCC第4次報告書主執筆者)       「温暖化で危惧される自然林への影響」        田中 信行 氏(植物生態研究領域 主任研究員)       「空から森林の吸収量・排出量を見守る」        平田 泰雅 氏(森林管理研究領域 チーム長) ◇パネルディスカッション     司会:天野 正博 氏(早稲田大学教授)        高橋 正通 氏(研究企画科長),清野 嘉之 氏(温暖化対応推進拠点長)        講演発表者(クルツ,石塚,松本,田中,平田) ◆参加費 無料(事前申込み不要) ◆(独)森林総合研究所 企画部研究情報科広報係  〒305-8687 茨城県つくば市松の里1  TEL:029-829-8134 FAX:029-873-0844 E-mail:kouho@ffpri.affrc.go.jp  URL:http://www.ffpri.affrc.go.jp/ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 秋の「緑の募金」運動にご協力ください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  9月1日から10月31日までの2カ月にわたり,社団法人国土緑化推進機構や各都道府 県の緑化推進委員会が主体となって,「緑の募金でふせごう地球温暖化」をスローガンとし て,緑の募金や森林づくりへの協力を呼びかける全国キャンペーンが展開されています。  森林ボランティア活動等,国民の自発的な森林整備活動を支援する「緑の募金」は,美し い森林づくりに向けた取組の一つとして期待されています。皆様のご理解とご協力をお願い いたします。  詳しくは,URL:http://www.green.or.jp/ を開いてご覧ください。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <アドバイス16> 昆虫を覚えるコツ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  昆虫を覚えるには,図鑑や写真を見ているだけでは難しいといえます。自分で昆虫を採っ てみて調べることを繰り返すことが,昆虫を正確に覚える秘訣です。  例えば,トンボには止まるときに翅を閉じるものと,翅を開いて止まるものとがあります。 翅を閉じて止まるトンボは前翅と後翅の形が同じで,これにはカワトンボ,ハグロトンボ, イトトンボなどの例があります。また,翅を開いて止まるトンボにはシオカラトンボ,アカ トンボ,ヤンマがあり,これらは後翅が大きいのが特徴です。  なぜ,止まるときの翅の状態に差があるのか,その理由はトンボの胸の形が違うからです。 すなわち,前翅と後翅の大きさが同じトンボは止まったときに翅を重ねた方が楽であり,後 翅の方が大きいシオカラトンボやアカトンボは翅を広げた方が楽なのです。また,それぞれ のトンボは,それに見合うような筋肉のつき方をしています。  このように前翅と後翅の形が同じか違うかによって,日本のトンボはこの2つに大別でき るのです。また,翅の状態を教えると,トンボの分類が分かります。観察会等でも,ただ名 前だけを教えるだけでなく,比較するポイントを教えることに心がけなければなりません。 (「森林インストラクター入門((社)全国林業改良普及協会):森林の昆虫(矢島稔先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <図書紹介> 「CD-ROM付きのたのしいおりがみ動物園」(且蝠wの友社) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  かわいい動物の折り方をやさしく解説した,親子で楽しく遊べる折り紙の本です。折り線, イラストの入った折り紙が印刷できるCD-ROM付きで,はじめてでも簡単にかわいい動物が折 れます。折り紙は何枚でも印刷でき,大小さまざまな動物が折れます。CD-ROMには背景イラ ストも収録。折った動物を並べて楽しい動物園ができあがります。  収録したのは,ライオン,アフリカゾウなどアフリカの動物,シロクマ,ペンギンなど北 極や南極の動物,その他パンダやアルパカなどのかわいい動物などの23種類,いろいろ組 み合わせてお楽しみください。(CD-ROM付きB20判96頁/定価1,470円(本体1,400円)) ◇(株)主婦の友社 出版部(大西)  〒101-8911 東京都千代田区神田駿河台2-9  TEL:03-5280-7426 FAX:03-5280-7472 E-mail:sonishi@shufunotomo.co.jp ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <あんぜん04> スタッフの力量がプログラムを安全に実施するカギを握る(企画づくり) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  プログラムを安全に実施する上で,スタッフの力量は大きなカギを握ります。スタッフと しては,全体を統括する統括責任者,活動プログラムの指導や進行を担当するスタッフ,参 加者の安全や生活指導を担当するスタッフ,そしてそれらを支援する裏方等があります。必 要な人数のスタッフを確保し,ミーティングなどを通じてそれぞれの役割分担や連絡体制を 確認します。また,大勢の参加者を対象とする場合は,安全に気を配る安全管理担当者を配 置することも考えます。 ◇スタッフ数の基準と記録  プログラムに対するスタッフ数の基準を設けます。この基準に従ってスタッフの役割分担  を決め,これを記録として残します。なお,スタッフには,危険予知トレーニング,救急  ・救命等の基本的な安全教育を受けた者を配置します。 ◇山歩きの技術を持ったスタッフを配置する  地形図とコンパスが使える,山の歩き方を指導できる,用具・ウェアの知識がある,ロー  プワークをマスターしている,危険防止処置を講じることのできるスタッフを配置します。 ◇外傷に対する応急手当ができるスタッフ  危険予知トレーニングなど集団を引率する基本的な安全教育を受けて,外傷に対する応急  手当ができるスタッフが必要です。 ◇森林生態系等についての基礎的な知識があり,これを解説できるスタッフ  山岳気象,危険生物等についての基礎的な知識があり,こうしたことを解説できるスタッ  フ,また,無線機等通信手段の取扱いについて熟知したスタッフを配置します。        (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆「水都おおさか森林の市2009」の開催(同実行委員会)   ◆白神山地での紅葉狩り(東北森林管理局 藤里森林センター)   ◆「第3回人と自然の共生国際フォーラム」の開催(同実行委員会)   ◆「COP10支援シンポジウム」の開催((財)日本緑化センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご登録 いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆「水都おおさか森林の市2009」の開催  〜大川端に森林(もり)が出現,見て触れて使って守ろう緑のもり〜  学びのもり,もりの小道,遊びのもり,お祭りのもり,水辺のもりなど。お祭り気分で, 遊んで,楽しんで,学んで,お買い物。楽しさもりだくさんの「森林(もり)の市」。苗木プ レゼント,スタンプラリー,つるかご編み,キットハウスの組立体験,丸太切体験や端材の プレゼント,バイオ燃料で走るカートに乗ってみようなど。そして,とち餅,ジャム,せん べい,地元野菜など,ふるさとからの宅配便!おいしいものがせいぞろい!(主催:同実行 委員会) ◇開催日時 平成21年10月10日(土)〜11日(日) 10:00〜16:00 ◇開催場所 近畿中国森林管理局(JR大阪環状線「桜ノ宮駅」西口から徒歩5分)       毛馬桜之宮公園,OAP(大阪アメニティーパーク) ◇問合せ先 近畿中国森林管理局指導普及課(実行委員会事務局)       TEL:050-3160-6753 FAX:06-6881-3564       URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/koho/event/morinoichi/index.html ◆白神山地での紅葉狩り  紅葉の「太良峡風景林」,秋田県と青森県の県境「釣瓶落峠」,紅葉のブナ林「岳岱自然 観察教育林」を訪れ,楽しみ,リフレッシュしていただきます。(主催:東北森林管理局 藤 里森林センター) ◇期 日 等 平成21年10月24日(土)       JR二ツ井駅(8:00受付)と藤里森林センター(8:40受付・開会式)を集合・解       散場所として,マイクロバスを運行 ◇募集人員 20名(申込みは10月7日必着,多数の場合は抽選) ◇参 加 費 大人3,500円 中学生以下2,000円(保険料,記念写真代を含む。) ◇申込方法等につきましては,次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.shirakami.or.jp/~fujisatofc/ (新着情報をご覧下さい。) ◆「第3回人と自然の共生国際フォーラム」の開催  愛知県では,「自然の叡智」をテーマに開催された愛知万博の理念や成果を継承し,人と 自然が共生する持続可能な社会づくりに向けた大きな潮流を創り出すため,2007年から10年 間にわたって「人と自然の共生国際フォーラム」を開催することとしています。  第3回となる今回のフォーラムでは,生物多様性に目を向け,森林や里山で見られる“いの ちのつながり”と私たちの暮らしとのかかわりについて,有識者・活動者らによる基調講演, パネルディスカッションなどを行います。(主催:同実行委員会) ◇テーマ 生物多様性から人と自然の共生を考える〜森林・里山にみるいのちのちながり〜 ◇日 時 平成21年10月24日10:00〜19:00  10月25日10:00〜15:00 ◇場 所  1日目:愛知県産業労働センター(ウインク愛知)大ホール(名古屋市中村区名駅4-4-38)  2日目:海上(かいしょ)の森,県内の森林・里山・生物多様性体感ポイント ◇申込期間 平成21年10月10日(土)まで(事前申込みの場合) ◇申込方法等の詳細につきましては,次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.pref.aichi.jp/0000026948.html ◆「COP10支援シンポジウム」の開催  平成22年10月に,「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が名古屋市で開催されま す。本シンポジウムでは,生物多様性と都市について論じるとともに,私たちの生活,特に 都市生活と生物多様性のかかわりについて意見の交流を行い,生物多様性の意義の再確認と ともに,生物多様性の推進における都市の役割や都市民の役割について考えてみたいと思い ます。(主催:財団法人日本緑化センター,後援:環境省・国土交通省(予定)) ◇開催日時 平成21年10月29日(木) 13:00〜17:30 ◇開催場所 石垣記念ホール(東京都港区赤坂1-19-13 三会堂ビル9階) ◇参加者等 約200名(先着順,参加費無料) ◇開催内容,参加申込みなどの詳細につきましては,次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.jpgreen.or.jp/ →第32回都市環境緑化推進研究会開催 ====================================== ☆ 事務局から〜〜〜普段の生活で歩いて行ける範囲 ======================================  普段の生活で歩いて行ける範囲について,地方の中小都市や町村の人より大都市の人の方 がより広い範囲と考えているようです。  9月に公表された内閣府の「歩いて暮らせるまちづくりに関する世論調査」(平成21年7月 調査)の結果では,普段の生活で歩いて行ける範囲はどのくらいの距離までと考えるか聞い たところ,全体では「500m」と答えた人が22%,「501〜1,000m」が37%,「1,001〜1,501m」 が17%,「1,501〜2,000m」が12%,「2,001m以上」が10%となっています。  都市の規模別(大都市(東京都区部・政令指定都市),中都市(人口10万人以上の市), 小都市(人口10万人未満の市),町村)では,「500m」と答えた人は中・小都市や町村では いずれも20%超(小都市では26%)と高く,大都市では17%(東京都区部では10%)となっ ています。一方,「1,001〜1,500m」と答えた人は,大都市で20%と高く,小都市や町村では 13〜15%となっています。  また,1,000mで区分して集計して見ると,小都市・町村では「1,000m以下」が64%と高く, 「1,001m以上」は33%です。一方,東京都区部では,「1,000m以下」は46%で,「1,001m以 上」が52%と高くなっています。  詳細は,URL:http://www8.cao.go.jp/survey/index.html を開いてご覧ください。 ☆ご投稿はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★           伝えたい木の文化 残したい美しい森      「美しい森林づくり」推進国民運動への参加・協力をお願いします。         ☆「美しい森林づくり」推進国民運動ホームページ☆           http://www.rinya.maff.go.jp/utsukushiimoridukuri.html         ☆美しい森林づくり全国推進会議ホームページ☆           http://www.b-forest.org/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★