◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第40号 (平成21年10月15日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 「第4回山村力(やまぢから)コンクール」の募集!  2 平成21年(第48回)農林水産祭「実りのフェスティバル」の開催  3 <アドバイス17> 生態系におけるきのこの役割  4 <図書紹介> 「日本の記録 林業人列伝 vol.2」((社)全国林業改良普及協会 編・発行)  5 <あんぜん 05> 統括責任者とスタッフとのコミュニケーションをとる(当日の運営)  6 <林野庁の注目情報> 「スギヒラタケの摂取を控えてください。」  7 <イベント情報>    ◆森・ふれあいフェスタ(森林ボランティア・NPO連携推進会議,中部森林管理局)    ◆「緑の島四国の森林共生を考える」車座サミットin梼原(四国森林管理局等)    ◆四国の森づくりフォーラムinとくしま(四国の森づくり実行委員会等)    ◆森林・林業体験ツアー(宮崎北部森林管理署,五ヶ瀬川流域森林・林業活性化センター)  ☆ 事務局から〜〜〜小笠原諸島の世界自然遺産登録について 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 「第4回山村力(やまぢから)コンクール」の募集! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  山村の元気を再生する元気な活動を表彰します。  山村での様々な体験,教育,労働,生活の場を求める都市住民のニーズの高まりに対応し, 山村へ人や資金を導入しつつ定住者を確保し,森林の整備・保全を持続的に推進し得る山村 の活力を再生していくこと,つまり「山村力(やまぢから)」を高めていくことが重要とな っています。  このため,森林,山村地域に人の流れが定着するよう「都市と山村の交流・協働」,「地 域資源を活用した就業機会の確保・創出」及び「定住の促進」に関する優れた取組事例を公 募し,表彰・紹介することにより,山村力を高める取り組みを全国に広めていきたいと考え ています。  自薦・他薦を問いません。皆様からの積極的なご応募をお待ちしています。(主催:社団 法人日本森林技術協会,後援:林野庁・全国町村会・全国山村振興連盟等) ◆募集対象(次の2区分それぞれの方々を表彰します。)  団体の部:山村力の発揮に寄与している団体  個人の部:山村力の発揮の中心になって活躍している個人 ◆募集(表彰)の内容(森林・山村地域に人の流れが定着するよう次のような取組)  ◇都市と山村の交流・協働:森林・林業・自然・山村生活等に関する体験,教育,労働  ◇森林・林産物・自然資源を活用した就業機会の確保・創出  ◇定住の促進 ◆募集期間 平成21年10月1日〜11月30日 ◆応募方法等につきましては,次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.sanson-saisei.com/ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 平成21年(第48回)農林水産祭「実りのフェスティバル」の開催 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  農林水産業と食に対する国民一般の理解の増進と農林水産物の消費拡大等に資するため, 都道府県,中央・地方農林水産関係団体の協力を得て,実りのフェスティバル(農林水産啓 発展及び地域農林水産展)が開催されます。 ◆開催日時 平成21年11月6日(土) 10:30〜17:00  7日(日) 10:00〜17:00 ◆開催場所 東京国際展示場(東京ビッグサイト)西4ホール・屋上展示場(江戸川区有明) ◆開催概要 ◇農林水産啓発展  天皇杯を受賞される農林水産業者とその業績を紹介する「天皇杯コーナー」  天皇陛下御在位20周年記念展示コーナー  その他,「政府特別展示コーナー」,「JAひろば」,「農林水産関係団体コーナー」 ◇地域農林水産展  都道府県・経営普及展コーナー  郷土特産農林水産物の展示即売コーナー ◇来場者の参加による日曜大工,馬の展示・乗馬体験等の体験コーナー ◇農林水産物の展示・即売,試飲・試食等を行う農林水産関係団体等のコーナー ◆主催者 農林水産省,財団法人日本農林漁業振興会  出展者 都道府県,農林水産関係団体等 ◆詳細は,URL:http://www.affskk.jp/を開いてご覧ください。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <アドバイス17> 生態系におけるきのこの役割 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  生態系におけるきのこの役割は,大きく2種類に分けられます。一つは木材を腐らせて栄 養にし,土に還元する働きであり,この働きをするきのこは木材腐朽菌と呼ばれます。シイ タケ,エノキタケ,ヒラタケなどの多くの食用きのこはこの仲間です。腐朽した材の色の違 いから褐色腐朽菌と白色腐朽菌に分けられます。  同様に落葉や落枝を分解して栄養にして土に還元する仲間もあります。この仲間は落葉分 解菌と呼ばれます。オオホウライタケ,ムラサキシメジ,ツクリタケなどがこの仲間です。  いずれにせよ,木材の主要成分であるリグニンを分解できるのはきのこだけであり,きの こが地上に存在しなければ,枯れ木や倒木は分解されずに残り,山はごみためのようになっ てしまうにちがいありません。  もう一つの大きな役割は,生きた植物の根に付いて水やミネラルを与え,植物の生長を助 ける働きです。この仲間は菌根菌と呼ばれ,きのこの菌糸は根にからみついて中に入り,菌 根という特別な形の組織をつくって植物と栄養のやりとりを行います。マツタケやホンシメ ジなどのきのこが菌根菌で,人工栽培ができないものがほとんどです。マツやシイ,カシな どの樹木はほとんど根にきのこをつけており,きのこがついていない種では別のかびがつい て同じような働きをしています。樹木と菌は切っても切れない,ともに利益を得るような関 係になっていて,この関係を相利共生と呼びます。(「森林インストラクター養成講習教科 書選集:きのこ(岩瀬剛二先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <図書紹介> 「日本の記録 林業人列伝 vol.2」((社)全国林業改良普及協会 編・発行) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  自然と向き合い,技を工夫し,森の恵みを創り上げてきた人々の営み。 一生涯の人生を かけ,格闘した記録が,ここに。月刊「林業新知識」連載の「技芸の風」が本になりました。 日本各地の30人の林業人を収録しています。(四六判 ハードカバー 320頁・定価2,100円(本 体2,000円)) ◆まえがきより その時々に,日本の各地域で自然と向き合い,技を工夫し,森の恵みを創り上げてきた人 々の営みがあります。一生涯の人生をかけ,地域で格闘した記録の重みは,けっして失われ ることなく,時代を超えて生き続けるものです。  そうした経験の知恵に耳を傾けることなく,机上でのみ林業を論ずる愚を犯さないために も,私たち日本人が将来にわたって受け継ぎ,共有すべき学習情報が,本書には掲載されて いると確信いたします。国の土台をなす森林を揺るぎない財産とするためにも。  本書タイトルにある「日本の記録」には,そうした意味が込められています。 ◆お申込先・発行所  社団法人 全国林業改良普及協会  〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル  TEL03-3583-8461 FAX:03-3583-8465 ホームペーシ:http://www.ringyou.or.jp/  ※ ホームページからオンラインで申込みできます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <あんぜん05> 統括責任者とスタッフとのコミュニケーションをとる(当日の運営) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  安全管理には,統括責任者とスタッフとの間のコミュニケーションが深く関わっています。 統括責任者とスタッフ間のコミュニケーションがうまくいかないと,それが運営全体に大き な影響を与え,「気まずい」雰囲気が生じます。  特に,多くのスタッフやボランティアを要する活動の場合は,思わぬケガや事故が起きる 可能性があります。活動に当たっては,できるだけ個々のスタッフについて掌握し,コミュ ニケーションを円滑にしておく必要があります。 ◇コミュニケーションを取りやすい雰囲気となっているか  統括責任者から話しかけにくい,又は統括責任者に話しかけにくいと思っているスタッフ  はいないか。コミュニケーションを取りやすい雰囲気を作ります。 ◇「問題かな」と思われるスタッフはいないか  スタッフの中に,「ちょっと問題かな」と思われるスタッフはいないか。その要因が把握  できたら,それを解消するための努力をします。 ◇スタッフ全員の体調を把握しているか  体調が悪そうなスタッフはいないか。体調を報告できる雰囲気をつくります。 ◇スタッフ間の連携,役割分担はできているか  スタッフ間の連携や役割分担は十分できているか。また,その役割を個々のスタッフが理  解しているか。スタッフ全員が集まって,お互いの連携や役割を確認します。         (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <林野庁の注目情報> 「スギヒラタケの摂取を控えてください。」   →http://www.rinya.maff.go.jp/index.html (注目情報 TOPICS) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 7 <イベント情報>   ◆森・ふれあいフェスタ(森林ボランティア・NPO連携推進会議,中部森林管理局)   ◆「緑の島四国の森林共生を考える」車座サミットin梼原(四国森林管理局等)   ◆四国の森づくりフォーラムinとくしま(四国の森づくり実行委員会等)   ◆森林・林業体験ツアー(宮崎北部森林管理署,五ヶ瀬川流域森林・林業活性化センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご登録 いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆森・ふれあいフェスタ 〜自然とあそぼう!森にまなぼう!〜  松本市アルプス公園の豊かな自然とふれあいながら,森の木々や自然の恵みなどを使った 様々な遊びや体験を通じ,森のすばらしさや大切さについて楽しく学び,理解を深めていた だくイベントです。(主催:森林ボランティア・NPO連携推進会議,中部森林管理局/後援: 松本市) ◇開催日時 2009年10月24日(土) 9:30〜14:00 ◇開催会場 松本市アルプス公園 家族広場(長野県松本市蟻ヶ崎2455) ◇主な内容  「竹とんぼ作り」,「わら細工に挑戦」,「森の健康診断」,「自然観察会」,「ウッデ  ィ福笑い」,「鼻笛演奏会」,「丸太切り体験」,「森の??探し」,「カンナくずプール」 ◇問合せ先等  森林ボランティア・NPO連携推進会議事務局  中部森林管理局木曽森林環境保全ふれあいセンター(担当:藤井)  TEL:0264-22-2122  FAX:0264-21-3151  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/event/index.html ◆「緑の島四国の森林共生を考える」車座サミットin梼原  農商工等連携,地域資源活用等の新事業展開を支援するフォーラム「四国サイコー!!」の 活動の一環として,積極的な森づくりに取り組む高知県梼原町を舞台に,地場産業の利活用, 木質バイオマス,CO2削減事業等の各方面で活躍するリーダーが一堂に会する車座サミットを 開催します。(主催:四国森林管理局,四国経済産業局,高知県,梼原町ほか) ◇開催日時 2009年10月26日(月) 13:00〜16:00 ◇開催会場 ゆすはら・夢・未来館 大ホール(高知県高岡郡梼原町梼原1426-2) ◇主なプログラム  ・基調講演 「林業再生と産業創生」 米田雅子 氏(慶応義塾大学理工学部教授)  ・車座討論 「緑の島四国の森林共生を考える」   (スピーカー) 梅原真 氏(梅原デザイン事務所) 尾崎正直 氏(高知県知事)       笠松和市 氏(徳島県上勝町長) 田岡秀昭 氏(森昭木材(株)代表取締役)       中越武義 氏(高知県梼原町長) 森信光夫 氏(愛媛県林業研究センター長)   (コーディネーター) 米田雅子 氏 ◇申込み・問合せなどの詳細につきましては,次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/shikoku/koho/event/index.html (応募締切:10月21日) ◆四国の森づくりフォーラムinとくしま  四国森林管理局と四国4県との間で締結した「四国の森づくりに関する共同宣言」の趣旨 に沿って,毎年,四国の森林等をフィールドとして森林整備,木材利用及び森林環境教育活 動の推進に積極的に取り組んでいる団体を「四国山の日賞」として選定し,表彰しています。  今年度も,森林整備分野4団体,木材利用分野3団体及び森林環境教育分野3団体を,徳島県 徳島市及び上勝町で開催する「四国の森づくりフォーラムinとくしま」の会場において表彰 式を行います。(主催:四国の森づくり実行委員会,四国の森づくり徳島県実行委員会等) ◇テーマ 森づくりから始めよう地球温暖化防止!未来に残そう美しい自然 ◇開催日 平成21年10月31日(土)13:00 〜 11月1日(日)15:00 ◇内容等  1日目:森づくり講演会(徳島市内:徳島県郷土文化会館)      基調講演,シンポジウム,パネルディスカッションなど  2日目:森づくり活動(上勝町内:とくしま絆の森(高丸山千年の森広場ほか))      四国山の日賞表彰式,森の俳句コンテスト表彰式,植樹活動,森を歩こうなど ◇応募締切 10月23日(金) ◇応募申込みなどの詳細につきましては,次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/shikoku/sidou/bosyuu/bosyuu.html ◆森林・林業体験ツアー  日頃,森林や林業に触れることの少ない都市住民の方を対象に,五ヶ瀬川の源流を訪ね, 森林浴を楽しんでいただくとともに,林業の現状を知っていただくことを目的に実施します。 (主催:宮崎北部森林管理署,五ヶ瀬川流域森林・林業活性化センター/協力:五ヶ瀬町) ◇開催日時 平成21年11月3日(火・祝日) 8:00〜17:30       (集合場所:延岡市民体育館駐車場(延岡市大貫町)) ◇開催場所 宮崎県五ヶ瀬町向坂山周辺の森林浴,森林施業・木材加工施設の見学等 ◇対象者等 五ヶ瀬川流域の一般市民(先着40名) ◇申込方法等の詳細につきましては,次のURLを開いてご覧下さい。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/index.html ◇問合せ先 宮崎北部森林管理署(担当:中村) TEL:0982-52-2191 ====================================== ☆ 事務局から〜〜〜小笠原諸島の世界自然遺産登録について ======================================  東京都の小笠原諸島が世界自然遺産登録に向けて推薦されることとなりました。具体的に は,来年2月1日までに正式な推薦書が世界遺産委員会事務局へ提出され,同年の夏頃には IUCN(国際自然保護連合)による現地調査が行われ,翌年の平成23年7月頃に世界遺産委員会 による登録の可否の審査が行われる予定とのこと。  世界自然遺産に登録されるためには,世界的にみて類い希な価値があり,4つの評価基準 「自然景観」,「地形・地質」,「生態系」,「生物多様性」のいずれかを満たす必要があ るとのこと。一方,小笠原諸島の世界遺産としての価値は,「地球史の顕著な見本」,「生 物進化の過程を示す顕著な見本」,「希少種等の重要な生息生育地」であること。  わが国の世界自然遺産は,ご案内のように「知床」,「白神山地」,「屋久島」の3地域 です。2年後には,「小笠原諸島」が4地域目として加わることを大いに期待したいもので す。→URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/090925.html ☆☆☆ご投稿はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★           伝えたい木の文化 残したい美しい森       「美しい森林づくり」推進国民運動への参加・協力をお願いします。         ☆「美しい森林づくり」推進国民運動ホームページ☆           http://www.rinya.maff.go.jp/utsukushiimoridukuri.html         ☆美しい森林づくり全国推進会議ホームページ☆           http://www.b-forest.org/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★