◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第42号 (平成21年11月16日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 「子ども樹木博士リーダー等研修会」の開催  2 「第22回森林レクリエーション地域美化活動コンクール」の実施  3 <アドバイス19> 自然観察のねらいと考え方など  4 <あんぜん06>    子どもたちにわかる言葉で丁寧に伝えるとともに,コミュニケーションをとる(当日の運営)  5 <関連用語02> モントリオール・プロセス  6 <イベント情報> ◆12月のイベント情報(関東森林管理局 高尾森林センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 「子ども樹木博士リーダー等研修会」の開催 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  「子ども樹木博士」は,樹木の名前を覚えながら,森林に親しむ遊びのプログラムです。  今回,この子ども樹木博士活動の実施のきっかけづくりとスキルアップのための研修会 を行います。既に活動を始めておられる方やこれからやってみたいという方,興味や関心 のある方など,いろいろな皆さんにご参加(参加費は無料)いただければ幸いです。                     (主催:子ども樹木博士認定活動推進協議会) ◇日時 2009年11月29日(日) 10:00〜16:00 ◇会場 林友ビル6階 会議室(東京都文京区後楽1-7-12)ほか ◇プログラム(予定) 1) 研修 子ども樹木博士について      子ども樹木博士実施事例報告      インタープリテーション(参加者を知る,プレゼンテーションなど)      五感で感じる樹木 2) 野外プログラム 小石川後楽園で子ども樹木博士の実習 3) 意見交換 参加者による自由な意見交換等 ◇参加申込み・問合せ先等  子ども樹木博士認定活動推進協議会(担当:片岡)  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6階 (社)全国森林レクリエーション協会内  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 Eメール:kataoka@shintinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/kyokai/kodomokyou.html  ※ お申し込みは,氏名,連絡先,所属団体等を,FAX又は郵送によりご連絡ください。   Eメールや電話でも受付いたします。(11月20日(金)まで) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 「第22回森林レクリエーション地域美化活動コンクール」の実施 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  自然とのふれあいの場,青少年の教育の場,ふるさとの森など,森林レクリエーション 地域において積極的に美化活動を行っている学校,職場・地域グループなどのボランティ ア団体等を顕彰し,森林レクリエーション事業の振興を図り,森林に対する意識の向上や 森林環境教育に寄与することを目的とするコンクールです。  本コンクールは,都道府県,森林管理局及び(社)全国森林レクリエーション協会各支部 から推薦された団体を対象に,昭和63年度から実施されており,優秀な団体には「農林水 産大臣賞」,「林野庁長官賞」等が授与されます。現在,参加団体の受付が開始されたと ころです。 ◇主催 社団法人全国森林レクリエーション協会 ◇推薦の締め切り 平成22年2月末日 ◇表彰団体の選考 審査委員会において平成22年4月に選考 ◇表彰団体の発表 協会ホームページ及び機関誌「森林レクリエーション6月号」に掲載 ◇表彰の内容   「農林水産大臣賞」1団体,「林野庁長官賞」2団体,「協会会長賞」若干団体                      (なお,表彰には副賞が添えられます。) ※ 詳しくは,http://www.shinrinreku.jp/kyokai/bikakon.html#4を開いて「実施要領」  等をご覧下さい。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <アドバイス19> 自然観察のねらいと考え方など ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆自然観察のねらい  1) 身近にある自然を観察・体験し,自然の美しさや不思議さに目を向けて,その楽しさ   や感動することの喜びに気づくことです。  2) 生き物同士のつながりや種の多様性など自然全体に目を向けて,生命の営みや生態系   の仕組み,人との関わりについて考え,理解を深めることです。 ◆自然観察の考え方  1) 五感を使って自分で確かめます。また,人によって感じ方がさまざまであることに気   づきます。  2) 名前を知ることはその生物についての理解を共有するために大切ですが,必要な場合   を除き,名前にこだわり過ぎないようにします。  3) 楽しみながら理解を深める方法として,遊びやゲーム的手法を取り入れます。  4) 好奇心や探求心を引き出す方法として,川の探検や自然観察オリエンテーリングなど,   冒険やスポーツ的要素を取り入れます。  5) 知識は自然への理解を補う手段として大切ですが,目的ではないことを理解しておく   必要があります。 ◆自然観察のいろいろ  ・植物観察:季節の変化,植物の仕組み,環境や人との関わりなど  ・動物観察:フィールドサイン探し,野鳥観察,昆虫採集,環境や人との関わりなど  ・森林観察:森林の仕組みと働き,森林生物,森林土壌,人との関わりなど  ・地学的観察:地形,地質,地層,化石,気象,動植物や人との関わりなど  ・雨の日の観察:雨の中の生き物,雨の行方,雨と土,雨と森,人との関わりなど  ・川の観察:川遊び,川の成り立ち,川の生き物,川と森,人との関わりなど  ・夜の観察:夜の動植物の営み,季節の代表的な星座や惑星,月,暗闇体験など  ・自然観察ゲーム:名前付け,樹木あてクイズ,自然観察オリエンテーリングなど              (「森林体験活動のガイド―森林環境教育のすすめ―」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <あんぜん06>   子どもたちにわかる言葉で丁寧に伝えるとともに,コミュニケーションをとる(当日の運営) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  当日は,参加者の出席を確認するとともに,統括責任者から,活動の目的やねらい,内 容等を知らせます。子どもたちにわかる言葉で丁寧に伝えます。また,森林の中での活動 には危険が伴うこと,自分の安全は先ず自分自身で守らなければならないことを効果的に 伝えます。 ◇統括責任者から,活動の目的,内容,安全上大切と思われる事項等をわかりやすい言葉  で効果的に伝えます。 ◇スタッフは,信頼を得るにふさわしい態度,服装,言葉使いが必要です。  また,活動に参加する子どもたちにとっては,スタッフとのコミュニケーションが上手 にとれているかどうかは,心の安全を考える上で極めて大切です。先ず子どもたちの顔と 名前を一致させ,子どもの一人ひとりと会話をすることにより,子どもの方から話しかけ てくるようにします。 ◇子どもたちと輪になって,お互いに会話をしやすい雰囲気をつくります。 ◇雰囲気に解け込むよう,スキンシップをします。        (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <関連用語02> モントリオール・プロセス ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  1992年にブラジル(リオデジャネイロ)で開催された地球サミットでは,世界のす べての森林の持続可能な経営のための原則を示した「森林原則声明」が採択されるととも に,これを具体化するための取組事項の一つとして,持続可能な森林経営の進捗状況を把 握するための「基準・指標」の作成についても合意されました。  これを受けて,わが国を含む温・寒帯林を保有する12カ国が参加して基準・指標の作 成作業を進め,1994年にチリ(サンチャゴ)で開催された第6回会合で「サンチャゴ 宣言」が採択され7つの基準と67の指標が合意されました。以降,基準・指標の適用や 報告等に向けて取組が進められています。  こうした基準・指標の作成・活用等を行う取組は,1993年のカナダのモントリオー ルでの会合から始まったことから,モントリオール・プロセスと呼ばれています。(投稿:TO) ※参加12カ国  米国,カナダ,ロシア,中国,メキシコ,アルゼンチン,チリ,ウルグアイ,豪州,ニュ  ージーランド,韓国,日本。これら12カ国の森林面積は,世界の温・寒帯林面積の約8  割,全森林面積の約5割を占めています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報> ◆12月のイベント情報(関東森林管理局 高尾森林センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご登 録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ■12月のイベント情報(主催:関東森林管理局 高尾森林センター) ◆森の恵みでクラフト体験  ―いろいろな木の実でリースを作ってみませんか―  日 時:平成21年12月1日(火) 9:30〜15:00  場 所:高尾森林センター  内 容:蔓,木の実,マツボックリでリースやオーナメントを作ります。  参加費:2,000円(材料費込み。)  募集人数:20名(申込締切りは11月25日まで,応募者多数の場合は抽選) ◆高尾山で炭焼き体験  様々な分野で「炭」が注目されています。あなたの手で焼いてみませんか。  日 時:平成21年12月5日(土) 9:40〜15:00  場 所:八王子市高尾町 高尾山国有林(日影沢第二園地)  内 容:炭焼き体験(炭材の窯詰めから炭の取り出しまで),花炭作り  参加費:1,000円(別途バス代 往復大人440円・小人220円が必要)  募集人数:30名(申込締切りは11月25日まで,応募者多数の場合は抽選) ◇申込方法  往復はがきにより,イベント名,参加者全員の郵便番号・住所・氏名・年齢(学年)・電  話番号をご記入(返信面には宛名を明記)のうえ,高尾森林センター「クラフト体験係」  又は「炭焼き体験係」あてご応募ください。 ◇問合せ先  関東森林管理局 高尾森林センター   〒193-0844 東京都八王子市高尾町2438-1   TEL:042-663-6689 FAX:042-663-7229   URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/index.html ====================================== ☆ 事務局から ======================================  前号のメルマガで紹介した「平成21年度森林インストラクター資格試験」の二次試験が, 昨日と一昨日(11月14・15日)の2日間にわたって東京で実施されました。受験者は19 0名余の方。遠く北海道から屋久島まで,35都道府県から。中でも遙か小笠原からの方 もあったとのこと。ご苦労様でした。  これも前々号で紹介しましたが,小笠原諸島は世界自然遺産登録に向けて,来年2月1 日までに正式な推薦書が世界遺産委員会事務局に提出され,再来年の7月頃には登録の可 否が審査される予定とのこと。いわば,「小笠原諸島」も世界自然遺産登録の受験です。  どちらにも頑張っていただき,新しい森林インストラクターとして,新しい世界自然遺 産をフィールドとして,ご活躍されることを大いに期待したいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★          伝えたい木の文化 残したい美しい森      「美しい森林づくり」推進国民運動への参加・協力をお願いします。        ☆「美しい森林づくり」推進国民運動ホームページ☆         http://www.rinya.maff.go.jp/utsukushiimoridukuri.html        ☆美しい森林づくり全国推進会議ホームページ☆         http://www.b-forest.org/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★