◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第43号 (平成21年12月1日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 「森林環境教育リーダー研修in兵庫県」の開催(ご案内)  2 <レポート> 子ども樹木博士リーダー等研修会(開催概要)  3 <アドバイス20> 木の名前から森林と人との関わりを知る  4 <投稿> 「グリーン・サークル」で森林に親しみ草花や木や野鳥を観察して見ませんか  5 <あんぜん07> 子ども一人ひとりを観察し,気配りをする(当日の運営)  6 <イベント情報>     ◆しずおか森林CSRフォーラム(社団法人日本環境教育フォーラム)     ◆環境教育プログラム体験セミナー(財団法人キープ協会)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 「森林環境教育リーダー研修in兵庫県」の開催(ご案内) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  平成21年度の森林環境教育推進総合対策事業(林野庁補助事業)の一環として,地域にお ける森林環境教育活動の現場指導者を養成する「森林環境教育リーダー研修」を兵庫県にお いて開催いたします。  これまで森林・林業に携わり,豊富な経験と知識・技術・技能を持ち,これから地域の森 林環境教育活動を行おうとされている方をはじめ,多くの皆様にご参加いただきますよう, ご案内いたします。  概要等は次のとおりです。 ◇開 催 日 平成22年1月29日(金)〜31日(日)の3日間 ◇会  場 兵庫森林管理署 会議室(兵庫県宍粟市山崎町今宿100-1) ◇対 象 者 兵庫県及び近県に在住の森林組合職員,森林所有者,林研グループ会員等森林・       林業関係の方,また,地域で森林環境教育活動を実施されている方 ◇研修定員 30人程度(先着順) ◇受 講 料 10,000円(教材費,資料代,保険料等を含む。) ◇応募方法 下記のURLを開いて詳細をご覧いただき,「参加申込書」をダウンロードして必       要事項をご記入のうえ,次の申込み・問合せ先に郵送又はFAXによりお申し       込み下さい。(応募の締切りは1月6日(水)です。)       URL:http://www.shinrinreku.jp/infomation/infomation.html#1 ◆申込み・問合せ先   森林共生フォーラム事務局(社団法人全国森林レクリエーション協会)    〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6階    TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:info@shinrinreku.jp    ホームページ:http://www.shinrinreku.jp ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <レポート> 子ども樹木博士リーダー等研修会(開催概要) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  11月29日(日),東京都文京区(林友ビル及び小石川後楽園)において,子ども樹木博士 認定活動推進協議会主催の「子ども樹木博士リーダー等研修会」が開催されました。  今回の研修会は,子ども樹木博士の活動を既に始めておられる方やこれからやってみたい という方,興味や関心のある方などを対象として,子ども樹木博士の活動実施のきっかけづ くりとスキルアップのために開催されたものです。  当日は,団体や個人,総勢52人の参加により,午前10時から午後4時30分まで,次のプログ ラムが実施されました。 ◆ご挨拶(10:00〜10:15)  木平勇吉 先生(本協議会会長/東京農工大学 名誉教授)  井上智晴 氏(林野庁計画課森林総合利用・山村振興室 課長補佐) ◆屋内研修(10:15〜12:15)  1) 子ども樹木博士について(プログラムの趣旨,企画・進め方等)    木平勇吉 先生  2) 子ども樹木博士実施事例報告(学習塾の小学生を対象とした子ども樹木博士の実施)    柳原高文 先生((社)全国森林レクリエーション協会 主任研究員/森林インストラクター)  3) インタープリテーション(参加者を知る,プレゼンテーションの工夫等)    小菅智彦 先生(森林インストラクター東京会 副会長)  4) 五感で感じる樹木(五感と葉っぱ:見る・聴く・触る・嗅ぐ・味わう)    渡辺直明 先生(東京農工大学農学部 助教) ◆野外実習(13:10〜15:20)  4班に分かれて,小石川後楽園内の19樹種を対象に子ども樹木博士を模擬的に実践(解答  の結果に応じた級・段の認定証授与)。(各班のインストラクター:渡辺直明先生・堀内孝雄先生  (茨城県植物園緑のインタープリター)・小菅智彦先生・柳原高文先生) ◆意見交換等(15:20〜14:30)  野外実習の19樹種について堀内孝雄先生から解説をいただいた後,子ども樹木博士の進め  方等について質疑・意見交換。その中で,本協議会の箕輪光博顧問((財)日本森林林業振  興会会長/東京大学名誉教授)から,子ども樹木博士の実施に関する話題提供。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <アドバイス20> 木の名前から森林と人との関わりを知る ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  木々には,それぞれ名前があります。そのネーミングの由来からも,古くから森林と人と が関わっていたことを知ることができます。どのようなものがあるか,項目別に調べてみま しょう。 ◆味や匂いからのネーミング ◇ヤマコウバシ →山に生える香ばしい木 ◇クサギ →(葉を含む木全体が)臭い木 ◇ニガキ →(葉を含む木全体が)苦い木 ◇シキミ →毒を含む種子(悪しき実)を持つ木 ◇エゴノキ →(果実の皮が)エゴい(えぐい)木 ◆見立てからのネーミング ◇ヤマボウシ →花序を法師の坊主頭に,総苞を頭巾に見立てた。 ◇ヤシャブシ →堅果が集まった果序のでこぼこを夜叉に見立てた。 ◇ハナイカダ →葉を筏に例え,中央の花を筏を操る筏師に見立てた。 ◇ハクウンボク →白い花が垂れ下がる様子を白い雲がたなびくように見立てた。 ◇ムラサキシキブ →優美な紫色の果実を紫式部の名前を借りて表した。 ◆木の性質からのネーミング ◇ミズキ →木に水分を多く含んでいる。 ◇アワブキ →木の枝を燃やすと切り口から泡を吹く。 ◇ナナカマド →木を7回竈に入れても燃え残る。 ◇クスノキ →材や葉に多くの薬用成分(くすり)が含まれる。 ◇ソテツ →木が弱った時に茎に鉄釘を刺すと元気に蘇る(蘇鉄)。 ◆木の用途からのネーミング ◇エノキ →器具の柄に使った木 ◇ヒノキ →火をおこすのに使った木 ◇マユミ →弓の材料に使った木 ◇カマツカ →鎌の柄(つか)に使った木 ◇ホオノキ →葉で食物を包む(ほう)のに使った木 ◆祭事・神事・故事からのネーミング ◇サカキ →1年中常緑の「栄える樹」で,枝葉を神前に供えるので「榊」。 ◇オガタマノキ →木の枝を神前に供えて,神霊を招禱(おき)奉った。 ◇トベラ →木の枝を玄関の扉(とびら)にさし,鬼除けのまじないに使った。 ◇ウワミズザクラ →亀甲占いをする時に,材の上に溝を彫って使った。 ◇リョウブ →飢饉の時の救荒植物として,法令で定めて(令法)種子を配布した。 (「森林体験活動のガイド―森林環境教育のすすめ―」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <投稿> 「グリーン・サークル」で森林に親しみ草花や木や野鳥を観察して見ませんか ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  グリーン・サークルでは,誰にでも楽しく自然に親しんでもらいながら,森林・林業・自 然保護等について理解を深めてもらうため,「森林教室」や「植物教室」,「探鳥会」, 「国有林見学会」等を開催しています。会員は自由に参加できます。 ◇国有林見学会では,全国の国有林内の美しい森林,巨樹・巨木,草花,森林再生の現場,  木材利用施設等の見学を行います。 ◇教室等の実施に併せて,周辺の歴史的に由緒のある施設等の見学を行います。 ◇教室等には,森林,植物,野鳥等に詳しい講師が同行し,案内します。 ※会員には,行事実施状況,樹木や草花のおもしろい話などが掲載された「グリーン・サー  クルニュース」を毎月お送りします。  グリーン・サークルでは会員を募集しています。新規の会員は入会金と初年度の年会費が 無料です。また,新しく入会していただいた方とご紹介いただいた方には,森林植生につい てわかりやすく解説した「自然をつくる植物ガイド」(A5判オールカラー・376頁・林野庁監修)を それぞれ1冊ずつプレゼントします。(2年目からの年会費は,個人会員は3,000円,家族会 員は1家族当たり3,500円,団体会員は所属会員1人当たり1,500円(原則として10人単位) です。) ◆問合せ先  財団法人 日本森林林業振興会 グリーン・サークル事務局   〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6階   TEL:03-3816-2471 FAX:03-3818-7886 E-mail:gc@center-green.or.jp   ホームページ:http://www.center-green.or.jp/gc ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <あんぜん07> 子ども一人ひとりを観察し,気配りをする(当日の運営) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆子ども一人ひとりの行動観察に努める  子どもの心の安全に気を配るためには,一人ひとりの行動を詳しく観察する必要がありま す。このため,「食欲,便通,睡眠,顔色,ケガなどの健康チェック」,「楽しんでいるか」, 「疲れていないか」,「プログラムに集中しているか」,「ケガをしそうな子どもはいない か」,「寂しそうな子どもはいないか」,「お互いに協力しあい,助けあっているか」,「新 しい仲間や友だちができているか」などについて観察します。 ◆子どもの特性をあらかじめ把握する  子どもたちの中には,ケガをしやすいという子どもがいます。また,アレルギーや持病を 持っている子どもがいます。こうした子どもをオリエンテーションであらかじめチェックし ておくことがケガや事故を未然に防ぐことになります。 ◆楽しい接し方と言葉づかいに心掛ける  子どもたちが楽しくくつろげるような接し方と言葉づかいに心掛けます。命令口調で対応 したり,指示を出しすぎるようなことはできるだけ控えます。ただし,危険について注意を 喚起するような場合は厳しく伝えるなど,きちんとけじめをつけます。この場合,子どもた ちが理解できる言葉で伝えることが大切です。 ◆自分でできることは,自分でやらせる  子どもたち自身でできることには,できるだけ子どもたちにやらせます。また,自分から 気づくようにし向けます。        (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆しずおか森林CSRフォーラム(社団法人日本環境教育フォーラム)   ◆環境教育プログラム体験セミナー(財団法人キープ協会) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご登録 いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆しずおか森林CSRフォーラム〜企業の森づくりのススメ〜  企業の森」「森の町内会」「J-VER」など,国や地方自治体による「森と企業をつなぐ」制 度の紹介や森林CSR先進企業の事例発表などを通して,企業の森づくりの様々な可能性を提案 します。企業のCSR担当者は必聴です。エコプロダクツ2009と並行開催です。エコプロダクツ 2009にお立ち寄りのついでに是非ご参加ください。(主催:静岡県県民部環境局環境ふれあ い室,社団法人静岡県緑化推進協会) ◇開催日時 2009年12月10日(木) 13:30〜16:30(受付13:00〜) ◇開催場所 東京ビッグサイト102会議室 ◇プログラム  ・基調講演「森林吸収源とカーボンオフセット」   戸田 英作 氏(環境省地球環境局地球温暖化対策課 市場メカニズム室長)  ・「森と企業をつなぐ」制度紹介 しずおか未来の森サポーター制度 森の町内会  ・事例発表 株式会社静岡第一テレビ・アサヒビール株式会社・住友林業株式会社 ◇参加者等  企業のCSR担当者等 約100名  お申込みは,下記のURLを開いて申込フォームによりご応募ください。 ◇問合せ先  社団法人日本環境教育フォーラム   東京都新宿区新宿5-10-15ツインズ新宿ビル4F   TEL:03-3350-6770 FAX:03-3350-7818 E-mail:fcsr@jeer.or.jp   URL:http://www.jeef.or.jp/fcsr/index.html ◆環境教育プログラム体験セミナー  26年にわたる自然体験型の環境教育を実践し,また,延べ数千人の指導者育成にも取り組 み,これまで先進的な環境教育を目指して,異業種とのコラボレーションなどにも取り組ん できました。この研修は,数あるプログラムの中から選りすぐりの事例を,一泊二日の中に ギュッと濃縮して体験して頂けるセミナーです。  森林や草原,渓谷などの豊かな自然を舞台に行われる自然体験型の環境教育が果たせる役 割には,多くの可能性があることを私達は強く実感しています。  今回のセミナーではこれまでのキープ協会の実践をご紹介しつつ,実際に幾つかのプログ ラムを体験していただきながら未来の環境教育の新しい形を皆さんと一緒に模索していきた いと考えています。(主催:財団法人キープ協会,後援:環境省・林野庁) ◇開催日 2010年1月22日(金)〜23日(土) (1泊2日) ◇開催地 財団法人キープ協会(山梨県清里高原) ◇プログラムの主な内容  ・生物多様性の具体的な取組みと協働手法の紹介  ・自然体験型の環境教育プログラムの参加体験  ・環境教育やインタープリテーションについての講義  ・テーマ別ワークショップ&プログラム体験&講義  ・企業,行政,NPOとの多様なコラボレーション事例の紹介 ◇対象者  環境教育プログラムに関心のある方,特に,企業・自治体・団体・施設の職員の方にお勧  めです。(定員:20名) ◇参加費 23,000円(宿泊食費・プログラム費・教材費・保険代など,交通費は含みません) ◇お申し込み  以下の項目をご記入の上,ハガキかEメール,FAXによりお申し込みください。  1)「環境教育プログラム体験セミナー(1月)」参加希望  2)お名前(ふりがな)  3)郵便番号・住所  4)電話番号(緊急用なのでできれば携帯)  5)普段のお仕事や活動・学生の方は学校名  6)年齢  7)性別   8)参加しようと思われた理由・動機  9)この研修を何を通してお知りになりましたか?  10)E-mailアドレス ◇問合せ・申込み先  財団法人キープ協会   山梨県北杜市高根町清里3545   TEL:0551-48-3795 FAX:0551-48-2990 E-mail:forester@keep.or.jp   URL:http://www.keep.or.jp/FORESTERS/ (「体験プログラム」から) ====================================== ☆ 事務局から ======================================  平成19年11月に森林環境教育推進総合対策事業(林野庁補助事業)の一環としてアップし たWebサイト「森で学ぼう!森林環境教育ネットワーク」が2年を経過しました。また,同じ く12月に第1号を配信した本メールマガジンも2年というところです。  これまで,スパムメールに悩まされて会員登録やイベント登録を中断させていただいたり, その他いろいろなトラブルもあり,会員の皆様にご迷惑をおかけすることもありましたが, 皆様のご支援・ご協力により,何とかここまで継続することができました。厚くお礼申し上 げます。  現在のところ,ネットワークの会員数は名目で820(スパムメールなどの影響による欠員等 もあり,実質711(個人528・団体183))となり,少しずつ掲載内容の充実にも努めてきていま すが,まだこれからというものもあります。  会員の皆様には,引き続きご支援を賜りますよう,よろしくお願いいたします。特に,会 員掲示板やイベント情報,フィールド紹介や活動事例紹介の活用,そして,本メールマガジ ンへのご投稿等につきまして,よろしくお願いいたします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★           伝えたい木の文化 残したい美しい森      「美しい森林づくり」推進国民運動への参加・協力をお願いします。        ☆「美しい森林づくり」推進国民運動ホームページ☆          http://www.rinya.maff.go.jp/utsukushiimoridukuri.html        ☆美しい森林づくり全国推進会議ホームページ☆          http://www.b-forest.org/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★