◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第45号 (平成22年1月15日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 「森林環境教育リーダー研修in岐阜県」の開催(ご案内)  2 <林野庁プレスリリースから> 「森林・林業再生プラン」の作成について  3 平成22年全国山火事予防運動の実施について  4 <アドバイス22> よいアイデアが出ない理由(企画)  5 <あんぜん09>    出発前に,服装や装備を点検するとともに,点呼をとり,行程を説明する(当日の運営)  6 <イベント情報>    ◆冬の高尾山親子自然観察会(関東森林管理局 高尾森林センター)    ◆「知床の森から」2〜3月のイベントのお知らせ(北海道森林管理局 知床森林センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 「森林環境教育リーダー研修in岐阜県」の開催(ご案内) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  平成21年度の森林環境教育推進総合対策事業(林野庁補助事業)の一環として,地域に おける森林環境教育活動の現場指導者を養成する「森林環境教育リーダー研修」を岐阜県 において開催いたします。  これまで森林・林業に携わり,豊富な経験と知識・技術・技能を持ち,これから地域の 森林環境教育活動を行おうとされている方をはじめ,多くの皆様にご参加いただきますよ う,ご案内いたします。  概要等は次のとおりです。 ◇開 催 日 平成22年2月26日(金)〜28日(日)の3日間 ◇会  場 八幡町サイクリングターミナル 研修室(岐阜県郡上市八幡町市島945-1) ◇対 象 者 岐阜県及び近県に在住の森林組合職員,森林所有者,その他森林・林業関係       者,また,地域で森林環境教育活動を実施されている方 ◇研修定員 30人程度 ◇受 講 料 10,000円(教材費,資料代,保険料等を含みます。) ◇応募方法 下記のURLを開いて詳細をご覧いただき,「参加申込書」をダウンロードして       必要事項をご記入のうえ,次の申込み・問合せ先にFAX又は郵送によりお       申し込み下さい。(応募の締切りは1月22日(金),先着順です。1月22日以降       は下記の問合せ先にご照会ください。)       URL:http://www.shinrinreku.jp/infomation/infomation.html#2 ◇申込み・問合せ先  森林共生フォーラム事務局(社団法人全国森林レクリエーション協会)   〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6階   TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:info@shinrinreku.jp   ホームページ:http://www.shinrinreku.jp ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <林野庁プレスリリースから> 「森林・林業再生プラン」の作成について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  「森林・林業再生プラン〜コンクリート社会から木の社会へ〜」が作成されました。  この森林・林業再生プランは,「緊急雇用対策」(平成21年10月23日緊急雇用対策本部決 定)において「森林・林業の再生に向けた中長期的な政策の方向を明示し,森林・林業を 基軸とした雇用の拡大を図るため,年内を目途に作成する」とされており,これを受けて 農林水産省において作成されたものです。  本プランでは,1)森林の有する多面的機能の持続的発揮,2)林業・木材産業の地域資源 創造型産業への再生,3)木材利用・エネルギー利用拡大による森林・林業の低炭素社会へ の貢献の3つの基本理念の下,木材などの森林資源を最大限活用し,雇用・環境にも貢献 するよう,わが国の社会構造をコンクリート社会から木の社会へ転換するとされています。  そして,その目指すべき姿を「10年後の木材自給率50%以上」とし,検討事項とし て,1)林業経営・技術の高度化(路網・作業システムの導入,日本型フォレスター制度の 創設・技術者等育成体制の整備,森林組合改革・民間事業体サポート),2)森林資源の活 用(国産材の加工・流通構造の改革,木材利用の拡大),3)制度面での改革,予算(森林 情報の整備,森林計画制度の見直し,経営の集中化,国有林の技術力を活かしたセーフテ ィネット,補助金・予算の見直し等)があげられています。  詳しくは,http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/kikaku/091225.html を開いてご覧く ださい。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 平成22年全国山火事予防運動の実施について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  近年,国民が自然とのふれあいを求めて森林内に入り込む機会が増加していることに伴 い,入山者の不注意による林野火災発生の危険が増大しています。こうした火災の予防を 図るためには,関係者の努力はもとより,国民の皆さんの火災予防意識の向上を図ること が必要です。  このため,平成22年度においても,広く国民の山火事予防意識の啓発を図るとともに, 予防対策を強化し,森林の保全と地域の安全に資することを目的として,全国山火事予防 運動が実施されます。 ◇主唱 林野庁,消防庁 ◇統一標語 「消さないで 小さな命の 帰る場所」 ◇統一実施期間 平成22年3月1日から3月7日まで ◆山火事予防に効果的と考えられる実施項目(一部・抜粋) ◇入山者,森林所有者,地域住民等を対象に次の重点事項の啓発活動を実施する。  ・枯れ草等のある火災が起こりやすい場所では,たき火をしないこと  ・たき火等火気の使用中はその場を離れず,使用後は完全に消化すること  ・強風時及び乾燥時には,たき火,火入れをしないこと  ・火入れを行う際,許可を必ず受けること  ・たばこは,指定された場所で喫煙し,吸いがらは必ず消すとともに,投げ捨てないこと  ・火遊びはしないこと ◇警報旗,山火事ポスター等の掲示やテレビ,インターネット等の各種広報媒体の活用等  により,入山者,地域住民等に対し山火事予防意識の高揚を図る。 ◇住宅地等に近接する森林での重点的な森林パトロールを実施するなど森林の保全管理体  制の強化を図ることにより,火災の未然防止,早期発見に努める。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <アドバイス22> よいアイデアが出ない理由(企画) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  「なかなかよいアイデアが出ない」と悩んではいないでしょうか。アイデアが出ない要 因は二つあります。一つは「思い込み」,もう一つは「他人からの批判」です。  よいアイデアは,「思い込み」すなわち既成概念を壊してこそ出てきます。まず,「環 境教育とは,こういうものだろう」といった枠を取り払って考えます。仮に,40歳の男性 がよりよいアイデアを出そうとしているとしましょう。極端にいえば,「自分は40代の男 性である」ということ自体を取り払ってしまうのです。20代の女性が読む雑誌を買ってみ たり,普段は話しもしない年齢層の人と話をしてみたりするのです。  企画をつくる人は,学者でもなければ芸術家でもありません。しかし,学者や芸術家の 気持ち,自分以外の職業・年齢・性別の人たちの気持ちになれることが大切です。自分が 知らない情報を仕入れ,常に自分自身の知見を広げる努力をしましょう。  また,「他人からの批判」を恐れていると,よいアイデアは出ません。複数人でアイデ アを出すときは,例え誰かがおかしな発言をしても,「そんなのダメだよ」といった批判 は禁物です。発言を批判されてしまうと,次の発言がしにくくなります。その結果,「ま っとうな」,「ありきたりな」アイデアしか出せなくなってしまうからです。(「森林イ ンストラクター養成講習教科書選集:楽しい企画の立て方(藁谷豊先生・中野民夫先生)」 から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <あんぜん09>   出発前に,服装や装備を点検するとともに,点呼をとり,行程を説明する(当日の運営) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  森林内は,灌木やツル類が繁茂し,足元には根株や岩石等もあって歩きにくく,頭上に は枯木や枯れ枝があって落下してくることもあります。また,急斜面では落石等の危険も 多く,加えて危険な植物や動物が潜んでいる場合もあります。こうした状況に対応するた めに,森林内では安全を確保するための服装や装備が必要です。 ◇服装は,長袖,長ズボンとする  通常,森林内での服装は,長袖,長ズボンで,かつ裾しまりのいいものとします。この  ほか,帽子又はヘルメット,滑り止めのついた手袋,バンダナなどを着用します。 ◇履き慣れた靴を用意する  靴擦れ対策は万全にします。靴擦れは痛く,辛く,山歩きの楽しみを台無しにしてしま  います。新しい靴は避けて,履き慣れた靴を用いることを指導します。靴擦れ用のパッ  トの用意も。また,靴下が濡れると靴擦れになりやすいので,履き替えの靴下を用意し  ます。歩行中は,靴紐がほどけていないか注意します。 ◇ナップサックの中味  持ち物としては,雨具,着替え,懐中電灯,ビニール袋,水筒,タオルなどを入れます。  雨に濡れないようにビニール袋に入れてから,ナップサックに入れます。  また,活動場所に向けてスタートする時は,スタッフは必ず担当するグループの子ども たち全員の点呼をとります。その際は,「気分は悪くないか」,「忘れ物はないか」, 「手洗いは済ませたか」なども併せて聞きます。そして,案内の表示板等を使って,活動 の場所,行程,コース上の注意箇所等についても説明します。(林野庁監修「森林体験活 動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆冬の高尾山親子自然観察会(関東森林管理局 高尾森林センター)   ◆「知床の森から」2〜3月のイベントのお知らせ(北海道森林管理局 知床森林センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご登 録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆冬の高尾山親子自然観察会〜五感で味わう冬の高尾山〜  真冬の高尾山・・・・・  植物は,どんな姿で過ごしているのかな?  冬にしか見ることのできない樹木の姿や表情,感触に香り,きれいな実,また野鳥の姿 など,他にもたくさんの発見があるよ。(主催:関東森林管理局 高尾森林センター) ◇日時 平成22年2月20日(土) 9:00〜14:30 ◇内容 森林インストラクターと一緒に,冬の高尾山・稲荷山コースを山頂(599m)まで,     約2時間のハイキングをしながら,春を待つ様々な自然の営みを観察します。 ◇対象 小・中学生とその保護者50人(抽選),参加費:1人500円(交通費別) ◇集合 京王高尾線「高尾山口駅」改札口に9:00集合      (解散は,ケーブルカー高尾山駅14:30の予定) ◇申込方法  往復はがきにより,イベント名「冬の高尾山親子自然観察会」と参加者の1)郵便番号,  2)住所,3)氏名,4)年齢(小・中・学年),5)電話番号を記入し,返信面に宛名を明記の  うえ,下記の連絡先までお申し込みください。(申込締め切り:2月6日) ◇連絡先  関東森林管理局 高尾森林センター   〒193-0844 東京都八王子市高尾町2438-1   TEL:042-663-6689 FAX:042-663-7229   URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/index.html ◆「知床の森から」2〜3月のイベントのお知らせ  北海道森林管理局知床森林センターで平成22年2〜3月に開催を予定しているイベントの お知らせです。 □2月10日(水)  「歩きスキーで冬の森林散策」  場所(定員):オシンコシン周辺の国有林(23名) □3月6日(土)  「かんじきで冬の森林散策とデジカメ撮影会」  場所(定員):フレペの滝周辺の国有林(23名) ◇いずれも,詳細が決まりましたら,ホームページ(下記のURL)に掲載されます。 ◇問合せ先  北海道森林管理局 知床森林センター   〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東(国設知床野営場内)   TEL:0152-24-3466 FAX:0152-24-3477   URL:http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/siretoko/index.html ====================================== ☆ 事務局から ======================================  新年おめでとうございます。  皆様方のご健勝,ご発展をお祈り申し上げます。  本年もよろしくお願いいたします。  さて,昨年末,平成22年度の国の予算案が決定されました。森林環境教育関連の予算案 については,次回のメルマガに掲載する予定であり,詳細は今のところよくわかりません が,本メルマガの本体事業である「森林環境教育推進総合対策事業」(林野庁補助事業) につきましては,平成21年度をもって終了する見込みのようです。  平成22年度以降はどうなるのか,何らかの形で引き継がれていくことになるのか分かり ませんが,取り敢えずはこの3月をもって,本事業は終了ということになるようです。非 常に残念ですが,最後までキチンと対応していきたいと考えておりますので,よろしくお 願いいたします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★          伝えたい木の文化 残したい美しい森     「美しい森林づくり」推進国民運動への参加・協力をお願いします。        ☆「美しい森林づくり」推進国民運動ホームページ☆          http://www.rinya.maff.go.jp/utsukushiimoridukuri.html        ☆美しい森林づくり全国推進会議ホームページ☆          http://www.b-forest.org/ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★