◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第66号 (平成23年3月15日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <コラム> 森林環境教育の現場から(8)  2 <関連用語> 農山漁村の「6次産業化」  3 <図書紹介> 木質エネルギービジネスの展望  4 <あんぜん30> 森づくりの安全管理の特徴(森づくり)  5 <お知らせ> 職業能力開発校「木匠塾」から訓練生募集のお知らせ  6 <イベント情報>    ◆体験の森シリーズF 花摘みと貝拾いウォーク(館山野鳥の森管理事務所)    ◆春の山野草植物画展の開催(北海道森林管理局)    ◆2011国際森林年・小学生作文コンクール「日本の森を元気にする」募集中                          (環境NPOオフィス町内会)    ◆高尾山で春の野草を探す(関東森林管理局 高尾森林センター)    ◆森林カレッジ受講生募集―森林・林業を学ぶ〜高尾の森で講義&体験                     (関東森林管理局 高尾森林センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <コラム> 森林環境教育の現場から(8) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  鎌倉で早春の植物を観察しました。メンバーは中学入試学習塾に通う児童と家族です。 このイベントは鎌倉の歴史観察も兼ねていますので,社会の話や理科の話など盛りだく さんです。  円覚寺で寺社に見られる植物の観察,ビャクシンの話には「へ〜」程度の反応,やは り子どもは花が咲いていないと関心を示しません。この時期の花といえば,ツバキ,マ ンサク,ミツマタです。  特に反応したのがミツマタです。名前の面白さや紙幣にされることがなじみやすかっ たのかもしれません。  その後,街を歩いて黄色の花を見つけると,「これミツマタ?」,「いや,これはサ ンシュウ」,こんな感じで話しかけられました。そして,一番喜んだのはカワズザクラ, やはり皆春を待ち望んでいるのですね。  本日の〆は銭洗い弁天!ミツマタでできた紙幣を洗って増やす?それってミツマタか ら紙幣をつくる過程じゃない?頭が混乱する柳原でした。                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <関連用語> 農山漁村の「6次産業化」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  農山漁村の「6次産業化」とは,農業(1次産業)と加工(2次産業)や販売(3次 産業)を融合させて,農業を核とした新たな産業をつくり,農業者の所得を増やそうと する試みです。  わが国の農山漁村は人口の減少や高齢化の進行など厳しい状況にあり,早急にその活 力の再生を図ることが不可欠です。このため,農林水産業・農山漁村に潜在する資源を 有効に活用し,さまざまな産業の有する知見と結びつけ,地域ビジネスの展開や新産業 の創出を図る6次産業化を推進することが重要です。  これにより,農林漁業者の所得向上や農山漁村地域における雇用を確保するのみなら ず, 1) 農林漁業等への若者の参入の促進が図られ, 2) Uターンや若者の定住化の促進等を通じて人口減少や高齢化の進展の抑制が図られる など,農山漁村の活性化に資することが期待されます。  この農山漁村の6次産業化を推進するため,農林漁業者等の事業の多角化,高度化等 を促進する新たな道筋を作り,6次産業化を推進するための中核となる「地域資源を活 用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法 律」(六次産業化法)が昨年12月3日に公布され,本年3月1日に施行されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <図書紹介> 木質エネルギービジネスの展望                  (熊崎実 著/(社)全国林業改良普及協会 発行) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  めざましい発展の欧州に学び,日本の方向を展望する。  この10年ほどのあいだに欧州などでは薪やチップ,ペレットを直接燃やす燃焼機器が 目覚ましく改善され,ビジネスとして定着してきました。  本書では海外の状況を紹介し,日本の現状を顧みたうえで,進むべき今後の方向を展 望したものです。  取り上げる主要トピックスは,木質エネルギーをめぐる過去半世紀の状況の変化,木 質エネルギーのポテンシャル,森林バイオマスのサプライチェーン,木質バイオマスの 成型燃料化,進歩するバイオマス燃焼の技術と環境負荷です。これに加えて注目される 新しい技術のいくつかを最後にやや詳しく紹介しています。                  (新書判256頁/定価:1,155円(本体:1,100円)) ◆目次の概要  1章 木質エネルギー 激動の半世紀  2章 木質エネルギーのポテンシャル  3章 森林バイオマスのサプライチェーン  4章 木質バイオマスの成型燃料化  5章 進歩する木質バイオマスの燃焼技術  6章 バイオマス燃焼と環境負荷   補  新しい技術の紹介 ◆申込先・発行所  社団法人 全国林業改良普及協会  〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル  TEL03-3583-8461 FAX:03-3584-9126 ホームペーシ:http://www.ringyou.or.jp/   ※ ホームページからオンラインで申込みできます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <あんぜん30> 森づくりの安全管理の特徴(森づくり) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  森づくりは,自然物を対象とし,多様な作業条件に適応した作業姿勢,作業動作等, 幅広い知識と技能が求められます。このため,安全を確保するために必要な知識や技能 を持った指導者の下で行うことが大切です。 ◇作業場所は不安定で危機と隣りあわせである  作業をする森林の中は,傾斜があり,滑りやすくかつ灌木や下草が生い茂って行動が  不自由です。森づくりは,こうした傾斜地を移動しながら行う作業です。このため,  転倒,転落等の行動事故への認識が必要です。 ◇参加者は森づくりに不慣れである  参加者は,森林での作業については初心者です。したがって,指導者は,それを前提  に指導する必要があります。「これくらいは当然だ」という思い込みは危険です。 ◇指導者には,森づくりの知識や技能をもった者があたる  安全を確保するため,必ず知識や技能をもった指導者の下で行います。この場合,指  導者自身ができることと,それを参加者にわかりやすく指導する技術とは異なること  を認識しておく必要があります。      (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <お知らせ> 職業能力開発校「木匠塾」から訓練生募集のお知らせ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  平成23年度の訓練生(11期)を募集しています。願書受付の締切りは3月下旬です。  大工・設計士・現場監督を目指す方,まずは資料請求を!訓練生ブログも随時更新中 です。資料請求等について,詳しくは次のURLを開いてご覧ください。 URL:http://www.mokusyou.com/ ◆問合せ・資料請求先  〒509-9131 岐阜県中津川市千旦林1417-26  TEL:0573-78-0230戟@FAX:0573-78-0231 info@mokusyou.com  ◆「木匠塾」(もくしょうじゅく)について  いま,私たちの生活,地域,文化の身近にある建設業界は,木造建築技能労働者の高 齢化,若年層の人材不足など,楽観できるものではありません。そこで,伝統的な在来 工法と斬新的な建築技術の両面においてバランスのとれた習熟を目指した教育訓練シス テムのもとに,意欲のある建築技能者を計画的に養成することを目的として,「木匠塾」 を運営しています。  座学では,専任指導員のほか,実務者や専門家を招いての講義,学外実習では,実物 の木造住宅を建設し,国内の最先端の生産・施工現場の見学等を行い,カリキュラムの 基本を「モノづくり」の現場に置いています。  また,イベント,研究会,ワークショップ等,あるいは他の訓練校,大学等と連携す ることを通じて,地域社会との交流を行い,多角的な訓練を可能にするとともに,人と 人とのネットワークを構築することを目指しています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆体験の森シリーズF 花摘みと貝拾いウォーク(館山野鳥の森管理事務所)   ◆春の山野草植物画展の開催(北海道森林管理局)   ◆2011国際森林年・小学生作文コンクール「日本の森を元気にする」募集中                            (環境NPOオフィス町内会)   ◆高尾山で春の野草を探す(関東森林管理局 高尾森林センター)   ◆森林カレッジ受講生募集―森林・林業を学ぶ〜高尾の森で講義&体験                       (関東森林管理局 高尾森林センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆体験の森シリーズF 花摘みと貝拾いウォーク  野鳥の森周辺をウォークしながら,花摘みや貝拾いをします。(主催:館山野鳥の森 管理事務所) ◇開催 平成23年3月27日(日) ◇場所 千葉県立館山野鳥の森       交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで20分          「安房神社前」下車徒歩7分 ◇参加 一般(参加費1,000円) ◇応募 電話で受付(3月26日まで) ◇問合せ先  館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)    TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187    URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆春の山野草植物画展の開催  待ちに待った春が,少しずつ,少しずつやってきました。雪の中から顔を出したフキ ノトウ,沢沿いには黄金色に輝くエゾノリュウキンカ,紫がかったピンクが可憐なカタ クリ。この度は「杜の花サークル」の皆さんのご協力を得て,春の山野草を中心に30点 ほど植物画を展示します。木のぬくもりあふれる北海道森林管理局庁舎にぜひ足を運ん でみてください。(主催:北海道森林管理局) ◇期間 平成23年4月11日(月)〜22日(金)       (土日を除き9:00〜17:00(最終日は16:00まで)) ◇場所 北海道森林管理局1F ウッディホール(札幌市中央区宮の森3条7丁目70) ◇内容 春の山野草植物画展(植物画:杜の花サークル代表 松島望夜子さん)       (入場料は無料です。) ◇問合せ先  北海道森林管理局計画部指導普及課(担当:緑の普及係)  ダイヤルイン:011-622-5245 FAX:011-616-4021  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/press/sidou/110307.html  ◆2011国際森林年・小学生作文コンクール「日本の森を元気にする」募集中  2011年は国連が定めた国際森林年です。小学生の皆さんに「日本の森を元気にする」 ためにはどうすればよいかを考え,作文にしてもらいます。(主催:環境NPOオフィス町 内会(森の町内会)/後援:林野庁) ◇作文課題 「森の木を切って使うことは,日本の森を元気にするためによいことだと       思いますか,思いませんか。」どちらかを選んで,あなたの考えをまとめ       てください。(400字詰め原稿用紙2枚以内) ◇募集対象 小学3〜6年生(2011年3月現在) ◇募集期間 2011年4月15日(金)まで必着 ◇その他応募方法等につきましては,次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.mori-cho.org/ →トピックス ◆高尾山で春の野草を探す  春の日影沢を散歩しながらタカオスミレ,フタバアオイ,ラショウモンカズラなどを 観察します。(主催:関東森林管理局 高尾森林センター) ◇日時等 平成23年4月22日(金) 9:30〜15:25      八王子市高尾山国有林(日影沢)      集合:日影沢キャンプ場 9:30受付・・・・解散:現地 15:25 ◇参加費 1人300円 ◇持ち物 昼食,飲み物,雨具,筆記用具,山歩きのできる服装・靴(お持ちの方はル      ーペや図鑑) ◇定員等 30名(多数の場合は抽選) ◇申込方法  往復はがきの往信面に1)参加者全員の1)郵便番号,2)住所,3)氏名,4)年齢,5)電話  番号を記入し,返信面に宛名を明記のうえ,次の連絡先までお申し込みください。                                (締切は4月7日) ◇連絡先  関東森林管理局 高尾森林センター  〒193-0844 東京都八王子市高尾町2438-1  TEL:042-663-6689 FAX:042-663-7229  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/index.html ◆森林カレッジ受講生募集―森林・林業を学ぶ〜高尾の森で講義&体験  森林カレッジは,一般の方を対象として,高尾森林センターが主催する森林・林業を 理解するための講座です。高尾山の国有林で実際に除伐・下刈・間伐・炭焼き・森林の 見方などを体験します。また,研究者や専門家から森林の働き,森林の現状や都市と山 村の交流活動の講義を受けます。  毎回土曜日に開催。森林ボランティアや森林づくりに興味のある方,自然の中で思い 切り汗を流しストレスを発散させたい方にお勧めします。(主催:関東森林管理局 高尾 森林センター) ◇募集人数 50人(応募者多数の場合は抽選になります。) ◇対 象 者 自然や森林・林業について興味があり,18歳以上の健康な方で,全日程5       回の講座に参加できる方 ◇申込方法 往復はがきに,1)住所,2)氏名,3)年齢,4)職業,5)電話番号と返信面の       宛名をご記入の上,高尾森林センター「森林カレッジ」係までお申し込み       ください。(申込み締め切り:平成23年4月21日まで必着) ◇参加費等 年会費:1,000円 講座参加費:1講座につき500円 ◇詳細につきましては,下記までお問合せください。  林野庁 関東森林管理局 高尾森林センター  〒193-0844 八王子市高尾町2438-1  TEL:050-3160-6040 FAX:042-663-7229  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/index.html ====================================== ☆ 事務局から ======================================  先週金曜日,三陸沖を震源として発生した東北地方太平洋沖地震。国内観測史上最大 のマグニチュード9.0。津波の恐ろしさを思い知らされました。  この未曾有の大地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに,お亡 くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆