◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第67号 (平成23年4月5日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <コラム> 森林環境教育の現場から(9)  2 <お知らせ> 森林インストラクター養成講習の申込みの受付が始まりました  3 <関連用語> 「みどりの月間」と「みどりの学術賞」  4 <アドバイス43> 近代の森林・林業政策の展開〜戦中戦後の森林の荒廃と復旧・造成  5 <図書紹介> 普及パワーの施業集約化  6 <イベント情報>    ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)    ◆国際森林年記念「海の森植樹プロジェクト」(NPO法人樹木・環境ネットワーク協会)    ◆企画展「熊野・森の暮らしと道具」(三重県立熊野古道センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <コラム> 森林環境教育の現場から(9) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  宇都宮の小学校で「種」の話をしてきました。  この日は,屋外で冬芽を観察しようと考えていましたが,昼過ぎまでの雪!夕方にな ってもみぞれという悪天候のため予定を変更して室内活動にしました。  まずは,パワーポイントを使っていろいろな種の話,飛ばすために綿毛をつけた種, 羽をつけた種,水に浮く種,動物にくっつく種などの話を展開させながら,メインテー マ「森のエビフライ」につなげていきました。  映像の後は,松ぼっくりを見せてエビフライができるまでの過程を教えると,子ども たちの顔がだんだん輝いてきました。「まいど〜,エビフライ50個ですね,ご注文あり がとうございます!」,こつこつと集めていたエビフライが・・・  次は,カエデの種とニワウルシの種を飛ばした後,色紙で模型をつくりました。あら かじめ色紙を規定の大きさに切りそろえていたので無理なく完成。クリップの位置を調 整するとうまく回る種ができました。  最後に,全員でいすの上から種のクラフトを投げると色とりどりの種が飛び,まるで 優勝パレードの紙吹雪ならぬ種吹雪!豪華な気分を味わえた日でした。                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <お知らせ> 森林インストラクター養成講習の申込みの受付が始まりました ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆森林インストラクターの養成講習は,「森林」,「林業」,「森林内の野外活動」, 「安全及び教育」の全4科目を3回に分けて実施する「講習1」と全4科目をまとめて 実施する「講習2」があります。いずれも延べ8日間で,同じ内容です。(環境教育推 進法に基づく農林水産大臣・環境大臣登録事業) ◆今回受付が始まったのは5月から6月の土曜日と日曜日を中心に3回に分けて実施する 「講習1」です。その日程は次のとおりで,申込期間は4月30日(土)までとなってい ます。 ◇開催日程  A : 5月14日(土)〜16日(月) 「森林」  B : 5月28日(土)〜30日(月) 「森林内の野外活動」,「安全及び教育」  C : 6月11日(土)〜12日(日) 「林業」 ◇開催場所 「プラザフォレスト(全林野会館)」(東京都文京区大塚3丁目)ほか ◇定員 A,B,Cそれぞれ150名(受付は先着順です。) ◆講習の詳細,申込方法等につきましては,次のURLを開いてご覧下さい。  [URL] http://www.shinrinreku.jp/infomation/infomation.html#2 ◆本講習を受講し修了書の交付を受けた方は,申請により「森林活動ガイド」や「自然 体験活動リーダー(CONEリーダー)」の資格を取得することができます。また,申請により 森林インストラクター資格試験二次試験の「実技試験」が免除されます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <関連用語> 「みどりの月間」と「みどりの学術賞」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  「みどりの月間」と「みどりの学術賞」は,平成18年8月8日の閣議決定により,5月4 日の「みどりの日」についての国民の関心と理解を一層促進し,「みどり」についての 国民の造詣を深めるために創設されました。  「みどりの月間」は毎年4月15日から5月14日までの期間で,この期間において「みど りの式典」を開催するほか,地方公共団体や一般の協力を得て,「みどり」に関する各 種行事等を全国的に実施することとされています。(注:本年のみどりの式典はとりや めとなりました。)  また,「みどりの学術賞」は,国内において植物,森林,緑地,造園,自然保護等に 係る研究,技術の開発その他の「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に 内閣総理大臣が授与するものです。  第5回となる今回の「みどりの学術賞」は,田畑貞壽(たばたさだとし)氏(千葉大学 名誉教授),佐藤公行(さとうきみゆき)氏(岡山大学 名誉教授)の2名に授与すること が決定しました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <アドバイス43> 近代の森林・林業政策の展開〜戦中戦後の森林の荒廃と復旧・造成 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  第二次世界大戦の時期には,軍事需要に対処するため国内資源は徴用の名のもとに供 出を強いられ,森林は次々に伐採されました。  また,戦争遂行のための木材の生産を確保することを目的に「木材統制法」が制定さ れ,森林所有者の森林組合への強制加入と伐採量の割り当てが進められたことから森林 の荒廃が進みました。  さらに,終戦後は戦災から復興するために木材需要が増大し,過伐となり,各地に洪 水が多発し,国土の保全が緊急の課題となりました。  このため,治山事業により荒廃地の復旧整備が行われるとともに,昭和29年(1954) に制定された保安林整備臨時措置法に基づき,保安林の計画的な指定が進められました。 また,全国植樹祭をはじめとする植樹運動が全国的に行われるようになりました。             (「森林体験活動のガイド―森林環境教育のすすめ―」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <図書紹介> 普及パワーの施業集約化         (編著:林業普及指導員+全林協/発行:(社)全国林業改良普及協会) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  普及パワーこそ,施業集約化の原動力。  林業再生のカギが施業集約化。森林所有者の意見を取りまとめ,団地を設定し,効率 のよい伐出システム,路網を導入し,技術力を高めていく。それらの原動力が普及パワ ーです。  本書は,地域における普及実践活動であり,林業普及指導員をはじめ地域関係者の努 力・工夫の記録でもあり,現場のエッセンスから学ぶべき普及パワーの具体的手法が描 かれています。(新書判・244ページ/定価:1,155円(本体:1,100円)) ◆本書で紹介される施業集約化のための具体的なキーワード  意識変革の方法  組織づくりの方法  地域人材育成,地域グループ支援方法  新たな技術のアレンジ,伝達方法  連携,ネットワークづくり  合意形成の方法・過程  その他 ◆申込先・発行所  社団法人 全国林業改良普及協会  〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル  TEL:03-3583-8461 FAX:03-3584-9126  ホームペーシ:http://www.ringyou.or.jp/  ※ ホームページからオンラインで申込みできます ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)   ◆国際森林年記念「海の森植樹プロジェクト」(NPO法人樹木・環境ネットワーク協会)   ◆企画展「熊野・森の暮らしと道具」(三重県立熊野古道センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆館山野鳥の森のイベント情報(主催:館山野鳥の森管理事務所)  (開催場所) 千葉県立館山野鳥の森        JR内房線館山駅下車,JRバス安房神戸廻り白浜行きで約20分        「安房神社前」下車徒歩7分 ◇森の中の自然観察会  野鳥の森ボランティアの案内で,山野の植物や昆虫などを観察します。  ・開催日時 平成23年4月9日(土)  ・参加費 500円  ・応募等 下記の問合せ先電話で受付け(4月8日まで) ◇簡単!燻製作り体験  ダンボール箱や針金ハンガーを使って簡単な燻製作りに挑戦しよう。  ・開催日時 平成23年4月23日(土)  ・参加費 1,500円  ・応募等 下記の問合せ先電話で受付け(4月22日まで) (問合せ先)  館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)  TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187  URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆国際森林記念「海の森植樹プロジェクト」  東京都が推進する東京湾に浮かぶゴミの山を海に浮かぶ豊かな緑の森に変えるため, (株)ローソン,(社)国土緑化推進機構,NPO法人樹木・環境ネットワーク協会及び関連 企業・団体のスタッフによる植樹活動を実施し,CO2を固定する健全な森づくりを通じて 地球温暖化に貢献するとともに,環境都市東京の一翼を担います。  次のとおり「海の森植樹プロジェクト」への参加者を募集しています。是非参加してく ださい。(主催:(株)ローソン,(社)国土緑化推進機構,NPO法人樹木・環境ネットワーク協会) ◇日時 平成23年4月16日(土) 東京テレポート駅9:00集合・13:00解散 ◇概要 海の森予定地0.5haへの26種の落葉樹・常緑樹4000本の植樹(1人当たり10〜15本  の植樹を目安)。植樹にあたり,海の森づくりの啓発を促す環境学習プログラムも併せ  て実施します。(参加者:最大200名) ◇申込先(お申込みは4月12日15:00まで。)  NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会(担当:芳野)  TEL:03-5577-4061 FAX:03-5577-4062 E-mail:info@shu.or.jp ◆企画展「熊野・森の暮らしと道具」  三重県東紀州を含む熊野の土地は,日本でも有数の林業地帯です。古くから良質な材 木を産出する地域として知られ,各地で林業に関わる人々の暮らしが見られます。一口 に林業といっても様々な営みがあります。木を育てる,伐る,運ぶ,製材する,建てる。 また,炭焼き・杉葉線香など,木材の利用方法は数多くあります。  今回は,昨年度の企画展「筏師の道」に続く熊野の森の暮らしシリーズ第二弾と位置 づけ,熊野の森を舞台に生活している人々の使用していた道具を中心に,熊野の森と人 々との関わりの様子に迫ります。(主催:三重県立熊野古道センター) ◇期間 平成23年4月23日(土)〜6月26日(日) 9:00〜17:00 ◇場所 三重県立熊野古道センター 展示棟企画展示室      (三重県尾鷲市大字向井字村島12-4 TEL:0597-25-2666) ◇入場無料 ◇付属イベント  (平成23年5月29日) 森の講座「森の暮らしのお話と尾鷲ヒノキのクラフト教室」  (平成23年6月12日) 新しい古道の歩き方「筏師の古里・北山川の筏流し」 ◇詳細は http://www.kumanokodocenter.com をご覧ください。 ====================================== ☆ 事務局から ======================================  4月に入りましたが,東京でも肌寒い毎日が続いており,先月11に発生した東北地方 太平洋沖地震に伴う大災害,そうしたことに伴う原発事故等に関するニュースや報道に 接するたびに,被災され長期にわたる避難生活を余儀なくされている方々の健康が案じ られます。  日本全国から,世界各国からいろいろな支援,応援の手が差し伸べられています。私 たち一人ひとりの力が集まれば大きな力になります。まずは私たち一人ひとりが善意の 手を差し伸べること,そしてそれが集まって,被災された方々の元へ確実に届くことを 願っています。  被災された皆様のご健康と被災地の一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆