◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第68号 (平成23年4月25日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <コラム> 森林環境教育の現場から<10>  2 <あんぜん31> 安全は服装と保護具から始まる(森づくり)  3 <関連用語> 学校林活動  4 <図書紹介> 知識ゼロからの山歩き入門 (著者:小倉董子/発行所:(株)幻冬舎)  5 <イベント情報>    ◆春の日影沢〜山口芳男 写真展〜(関東森林管理局 高尾森林センター)    ◆高尾山GREEN CLEAN作戦〜美しい森を守りましょう〜                           (森林インストラクター東京会)    ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)    ◆新緑・芽吹き・花・景色・・・と初夏満喫ハイク(関東森林管理局 高尾森林センター)    ◆春の親子自然観察会(関東森林管理局 高尾森林センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <コラム> 森林環境教育の現場から<10> ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  慶応大学日吉キャンパスで春の自然観察をしてきました。メンバーは横浜市日吉の小 学4年生から6年生6名、普段暮らしている地元での観察会です。  現在、都会で暮らす小学生は、学校の通学路や校庭以外では自然に接することが少な く、サクラの開花は分っていても春の野草に関してはほとんど関心がありません。  大学のキャンパスは適度に整備されていますが、ところどころに放置された野原が点 在します。そこでは、帰化植物のオオイヌノフグリだけではなく、在来種のイヌノフグ リ、カタバミ、カラスノエンドウ、ナズナ、ハコベなどの春の野草の定番から始まり、 キュウリグサやカントウタンポポなどたくさんの植物が見られます。  中でも児童のお気に入りはノビルでした。洗って生で食べさせると、以外にも「おい しい〜」現代っ子には受けないと思っていたら正反対!結局たくさん採って昼にさっと 湯通しして酢味噌でいただきました。  大学の裏山を歩いていると「あっ!モンシロチョウだ!」の嬉しそうな声!でも、良 く見ると「ツマキチョウ」オレンジ色の美しい模様が羽根の先に見えます。それを教え ると「ほんとだ!」「きれい!」子どもたちはハイテンション!この感動の記憶が子ど もたちの記憶に残るものと信じ楽しい時間が過ぎていきました。                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <あんぜん31> 安全は服装と保護具から始まる(森づくり) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  林業体験の安全は、まず服装から始まります。保護具は、危険から身を守るために必 ず着用するよう指導します。 ◇袖絞まりのよい長袖の上着、裾絞まりのよいズボンを着用する  作業中に衣服が灌木や下草に絡まないように、袖絞まりのよい長袖の上着、裾絞まり  のよいズボンを着用します。 ◇靴は底が丈夫で、滑らないものを着用する  切り株を踏み抜かないように靴底が丈夫なものを着用します。初心者は、くるぶしが  隠れる程度のハイカットの皮製ブーツが安心です。冬季の場合は、滑り止めのついた  丈夫なゴム長靴が便利です。なお、初心者は、切り株等の踏み抜きの危険があるので、  地下足袋はできるだけ避けた方が賢明です ◇ヘルメットなどの保護具を着用する  ヘルメットは、企画にあったものを選び、あごヒモをしっかりと絞めます。丈夫なす  ねあて、滑り止めがついた手袋、必要に応じて防塵眼鏡(ゴーグル)やハチ刺され防  止用の防蜂網(防護網)等を使用します。       (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <関連用語> 学校林活動 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  学校林は、小学校、中学校、高等学校等において学校の基本財産を形成することや児 童・生徒への環境教育や体験活動に利用することを目的として、学校が保有している森 林です。  学校林の造成は、戦後の国土復興運動の一環として、森林資源の確保や愛護思想の普 及、公共の福祉への寄与など、林政や教育において重要なものとして推進されてきまし た。  学校林を保有する学校数は平成18年では全国で約31百校、その保有面積は約20千haで、 学校林を所有する形態は学校所有のほか、国有林や公有林などの分収林によるものもあ ります。  学校林活動は、小・中学校の生徒や高校生が植樹や保育作業を通じて、自然に関する 科学的知識を学習すること、社会に貢献する情操豊かな人間性を修得すること、森林造 成により地域社会へ寄与することなどの側面を持つ活動として実施されています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <図書紹介> 知識ゼロからの山歩き入門 (著者:小倉董子/発行所:(株)幻冬舎) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  四季折々、山には発見がある!  山を歩くと健康になる。大自然がもたらすリラックス効果はもちろんのこと、ウォー キングは足腰と心肺機能を鍛え、足裏の刺激で大脳の働きも活発になります。また、自 然から発散される揮発性物質による森林浴効果も都会で疲れた身体を回復させてくれま す。山歩きは心身の老化を防ぐ健康法といえるでしょう。  靴やウェアの選び方、地図の見方、天候予測、疲れない歩き方やコース選択・・・・ 体力に自信のない初心者向けのアドバイスが満載です。(A5判160頁/定価:1,260円(本 体:1,200円)) ◆目次の概要  第1章 安全な山歩きは、地図を読むことから  第2章 変わりやすい山の天気を予測する  第3章 足にあった靴、体にあったウェアが快適な山歩きを保証する  第4章 間違いのない装備を用意し、使い方をマスターする  第5章 山だからこそ、しっかり食べ、食事を楽しむ  第6章 体力にあったコースの組み方が、楽しい山歩きを約束する  第7章 歩き方で疲れ方が違う。小幅でゆっくり、同じペースで  第8章 山歩きをもっと楽しくする写真、花、木々の知識  第9章 ちょっと知っておくと安全。クライミング・ギアの基礎知識 ◆発行所  株式会社 幻冬舎  〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-9-7  電話 03-5411-6211(編集) 03-5411-6222(営業)  URL http://www.gentosha.co.jp/ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <イベント情報>   ◆春の日影沢〜山口芳男 写真展〜(関東森林管理局 高尾森林センター)   ◆高尾山GREEN CLEAN作戦〜美しい森を守りましょう〜                         (森林インストラクター東京会)   ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)   ◆新緑・芽吹き・花・景色・・・と初夏満喫ハイク(関東森林管理局 高尾森林センター)   ◆春の親子自然観察会(関東森林管理局 高尾森林センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆春の日影沢〜山口芳男 写真展〜  日本写真作家協会会員でフォトグラファーの山口芳男氏が高尾山を撮り続けてきた数 多くの作品の中から、早春に咲くハナネコノメを中心に、日影沢周辺の花や風景写真約 80点を展示しています。(関東森林管理局 高尾森林センター) ◇日時 4月2日〜5月5日 水曜・土曜・日曜・祝日開館9:30〜16:00     イベントなどにより臨時休館になることがあります。 ◇場所 日影沢キャンプ場内 多目的ホール「ウッディハウス愛林」 ◇入館無料 ◇日影沢キャンプ場までは  ・高尾山山頂から1号路又は霞台から4号路〜いろはの森を経由して徒歩約70分  ・JR中央線・京王線高尾駅北口から京王バス(小仏行き)で日影バス停下車、小仏方   向左の橋を渡り林道を徒歩10分 ◆高尾山GREEN CLEAN作戦〜美しい森を守りましょう〜  高尾山GREEN CLEAN作戦〜美しい森を守りましょう。そのイベント案内です。 森林インストラクターと一緒に、楽しく高尾山の自然を観察しながら登山道のゴミを拾 います。荒天の場合は中止。(森林インストラクター東京会) ◇日時等 平成23年5月7日(土)      集合:9時20分JR高尾駅北口駅前/解散:15時頃京王線高尾山口駅前 ◇コース 高尾駅北口→(バス)→日影バス停下車→ウッデイハウス      →高尾山頂付近(昼食)→薬王院→高尾山口駅前(解散) ◇持参する物 弁当、飲み物、軍手 ◇参加費 大人300円、中高生無料 ◇申込方法  参加者全員の氏名、年齢、メールアドレスを明記の上、メールにて  津田(mtsuda@cts.ne.jp)宛にお申込み下さい。(締め切り4月30日(木)) ◆館山野鳥の森のイベント情報(主催:館山野鳥の森管理事務所) (開催場所)千葉県立館山野鳥の森       交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで20分          「安房神社前」下車徒歩7分 ◇野鳥観察会  日本野鳥の会会員を講師に招き、野鳥観察のいろはからとっておきのテクニックを伝  授してもらいます。  [開催日] 平成23年5月8日(日)  [参加費] 500円  [応募等] 下記の問合せ先の電話で受付け(5月7日まで) ◇新緑の森ハイキング  新緑に彩られた野鳥の森をハイキングします。好天に恵まれると、富士山や大島を望  むコースを歩きます。  [開催日] 平成23年5月21日(土)  [参加費] 500円  [応募等] 下記の問合せ先の電話で受付け(5月20日まで) (問合せ先)  館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)    TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187    URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆新緑・芽吹き・花・景色・・・と初夏満喫ハイク  眺望に優れる陣馬山から、景信山を経て高尾山までの県境尾根を縦走する満足感たっ ぷりのコースです。森林インストラクターと一緒に芽吹きや新緑、季節の花を鑑賞しな がら、歩程約6時間半を歩きます。富士山の展望やキンラン、ナルコユリなど春の草花 が魅力です。(主催:関東森林管理局高尾森林センター/実施:森林インストラクター 東京会) ◇日時等 平成23年5月14日(土)  集合:JR中央本線藤野駅8時(8時11分発和田行きのバスに乗車します。)  解散:ケーブルカー高尾山駅(山上駅)16時半頃 (小雨催行、荒天中止の場合は前日の19時頃に連絡します。) ◇募集人員 30名(応募者多数の場合は抽選) 山道を7時間ほど歩ける方(健脚向き) ◇参加費等 大人1,700円(別途バス代270円、ケーブルカー下山の場合470円)       持ち物:弁当・飲み物・帽子・雨具・懐中電灯・保険証など ◇申込方法 往復葉書に郵便番号・住所、応募者全員の氏名・年齢・性別、電話番号       (当日朝連絡可能なもの)、メールアドレス(あれば)をご記入のうえお       申し込み下さい。(4月30日(土)必着) ◇申込先 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2438-1      高尾森林センター森林ふれあい推進事業「三山踏破」係(TEL:042-663-6689) ◆春の親子自然観察会  春の高尾は、生まれたてのいのちと、できたての空気がいっぱい!  森の案内人、森林インストラクターと楽しくハイキングしながら、森から癒しと元気 をもらおう!(主催:関東森林管理局高尾森林センター/実施:森林インストラクター 東京会) ◇日時等 平成23年5月21日(土)      集合:8時45分JR高尾駅北口前/解散:15時頃ケーブルカー山頂駅 ◇コース 日影沢〜いろはの森〜みやま橋(吊橋)〜ケーブルカー山頂駅 ◇募集人員 小学生とその保護者50名(応募者多数の場合は抽選) ◇申込方法 往復ハガキで高尾森林センターへお申し込み下さい。       高尾森林センター〒193-0844 東京都八王子市高尾町2438-1       「春の高尾山親子観察会」申込係       @郵便番号 A住所 B参加者全員の氏名・ふりがな・学年又は年齢・性別       C電話番号(中止時等の緊急連絡用) Dメールアドレス Eこのイベント       を何で知りましたか? ====================================== ☆ 事務局から ======================================  大型連休を前に、まさに春たけなわ、草木の花々が咲き誇り、若葉が生い茂る季節で す。  先般、ある新聞の夕刊に、今回新しく常用漢字になったものとして「匂い」のことが 載っていました。「花の匂い」、「風の匂い」など、仮名書きの「におい」よりずっと 雰囲気が出ていると。  また、今回の改定で、「臭(くさ)い」に「におい」という訓読みが加えられたこと も。そして、その結果、よい香りは「匂い」、生ごみなどの不快なにおいは「臭い」と 使い分けることになると。  さて、春の草木や花々のにおいはやはり「匂い」でしょうか。中には「臭い」で表 現するものも。考えすぎると難しいことになりそうです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ☆★☆平成23年度森林インストラクター「資格試験」及び「養成講習」のご案内★☆★☆★  ■資格試験 http://www.shinrinreku.jp/shikakushike/shikakushike_gaiyo.html  ■養成講習 http://www.shinrinreku.jp/yoseikoshu/yoseukoshu_gaiyo.html  ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★