◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第70号 (平成23年6月5日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 平成22年度森林・林業白書から「森林環境教育の推進」(全文紹介)  2 <お知らせ> 森林インストラクター養成講習の申込の受付が始まりました  3 <あんぜん32> 参加者の健康保持に努める(森づくり)  4 第23回森林レクリエーション地域美化活動コンクール受賞団体  5 <イベント情報>    ◆リスクマネジメント講習会(NPO法人自然体験活動推進協議会)    ◆第6期日本の環境を守る若武者育成塾((公社)日本環境教育フォーラム)    ◆NEC森の人づくり講座:2011年夏コース((公社)日本環境教育フォーラム)  ☆ 事務局から〜〜〜平成22年度森林・林業白書について 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 平成22年度森林・林業白書から「森林環境教育の推進」(全文紹介) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  森林・林業に対する国民の理解と関心を深めることは、森林を社会全体で支えるとい う気運を醸成するとともに、環境負荷の少ない循環型社会の構築にもつながるものであ る。しかしながら、現代社会では、日常生活の中で森林と関わる機会や林業の作業を体 験・学習する機会が少なくなっている。  このような中、子どもたちを始めとする人々が、植林、間伐、炭焼き、自然観察等の 幅広い体験活動等を通じて、森林・林業について学習する「森林環境教育」の取組が進 められている。森林環境教育の取組例としては、「学校林」、「森の子くらぶ」、「緑 の少年団」等の活動が挙げられる。  「学校林」は、全国約3千校の学校が保有する身近な森林・林業体験活動の場であり、 保育作業等の森林保全管理活動等により、児童・生徒の自然に関する科学知識の学習や 社会に貢献する情操豊かな人間性の形成等に活用されている。  また、「森の子くらぶ」は、「県民の森」や国有林野等を活動場所として、主に小中 学生とその保護者を対象に森林と地域の生活や文化との関わりについて課外学習等を行 う活動で、平成21(2009)年度には年間延べ39 万4 千人が参加して体験学習等を実施し ている。  さらに、「緑の少年団」は、森林における学習やボランティア活動等を通じて青少年 を育成することを目的とする活動で、平成22(2010)年には約4千団体、約32万8千人が 森林体験活動等を実施している。  また、平成20(2008)年度から、農林水産省、文部科学省及び総務省の連携により、 小学生が農山漁村で長期の宿泊体験活動を行う「子ども農山漁村交流プロジェクト」が 開始され、同プロジェクトの中でも、間伐や植林等の森林・林業体験活動が行われてい る。 (参照:林野庁ホームページ:http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/index.html) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <お知らせ> 森林インストラクター養成講習の申込の受付が始まりました ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆8月に実施される「森林インストラクター養成講習」の申し込み受付がはじまりまし た。講習の日程等は次のとおりで、申込期間は7月31日(日)までとなっています。 (平成17年度から、環境教育推進法に基づく農林水産大臣・環境大臣登録事業) ◇開催日程 8月13日(土)〜20日(月) 8日間 ◇開催場所 「プラザ・フォレスト(全林野会館)」(東京都文京区大塚3丁目)ほか ◇全4科目 「森林」、「林業」、「森林内の野外活動」、「安全及び教育」 ◇定員 150名(受付は先着順です。) ◆講習の詳細,申込方法等につきましては,次のURLを開いてご覧下さい。  [URL] http://www.shinrinreku.jp/infomation/infomation.html#2 ◆本講習を受講し修了書の交付を受けた方は、申請により「森林活動ガイド」や「自然 体験活動リーダー(CONEリーダー)」の資格を取得することができます。また、申請により 森林インストラクター資格試験二次試験の「実技試験」が免除されます。 ◆なお、森林インストラクター資格試験の申込の受付も始まりました。申込期間は講習 と同様7月31日(日)までとなっています。詳細は次のURLを開いてご覧ください。 [URL] http://www.shinrinreku.jp/infomation/infomation.html#3 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <あんぜん32> 参加者の健康保持に努める(森づくり) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  参加者の作業上の安全を確保するためには、参加者の健康を保持することが大切です。 このため、参加者一人ひとりの健康状態を把握し、その保持に努める必要があります。 ◇参加者の健康状態を把握する  参加者の健康状態を把握するため、よく眠れたか、食事は摂れたか、風邪を引いてい  ないか、疲労が残っていないかなどの体調を聞き取ります。体調が思わしくない者に  ついては、作業を見合わせるなどの判断をします。なお、トイレは出発までに済ませ  ておくことを徹底します。 ◇軽い体操をして身体をほぐす  作業前に、背伸び、身体の側転、脚の屈伸、身体の回転、その場飛びなどを組み合わ  せた軽い体操を行って作業に備えます。また、同じ姿勢が続く作業の場合は、時々背  伸び、肩や腰を回して身体をほぐします。 ◇水分を十分に補給する  夏の炎天下で作業をする場合は、十分な水分を補給します。また、適宜に休息を取っ  たり、必要に応じて昼寝の時間を設けます。 ◇休憩は暖かい場所で  冬の寒冷時は、暖かい場所を見つけて身体を冷やさないようにします。必要に応じて、  焚き火によって暖をとることも有効です。      (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 第23回森林レクリエーション地域美化活動コンクール受賞団体 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  森林レクリエーション地域において積極的に美化活動を行っている学校、地域グルー プ、職場グループ等のボランティア団体等を顕彰し、森林レクリエーション事業の振興 を図り、森林に対する意識の向上や森林環境教育に寄与することを目的として実施され ている「森林レクリエーション地域美化活動コンクール」。  第23回目となる今回は、応募総数25団体(都道府県推薦18団体・森林管理局等推薦7団 体)について審査委員会による審査の結果、次の受賞団体が決定し、去る6月1日(水) に開催された(社)全国森林レクリエーション協会の第26回通常総会において表彰式が行 われました。 ◆農林水産大臣賞(1点) ◇緑を守り育てる宮城県連絡会議(宮城県仙台市) ◆林野庁長官賞(2点) ◇丸山サンクチュアリ(千葉県船橋市) ◇森林ボランティアフォレスターうじ(京都府宇治市) ◆協会会長賞(5点) ◇仙台市森林アドバイザーの会(宮城県仙台市) ◇グリーンパーク岡山を愛する会(三重県四日市市) ◇ナシオン創造の森育成会(兵庫県西宮市) ◇阿品の森サポータークラブ(広島県廿日市市) ◇特定非営利活動法人徳島共生塾一歩会(徳島県徳島市) ※次のURLを開いて各団体のプロフィール等をご覧ください。  URL:http://www.shinrinreku.jp/kyokai/bikakon.html  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <イベント情報>   ◆リスクマネジメント講習会(NPO法人自然体験活動推進協議会)   ◆第6期日本の環境を守る若武者育成塾((公社)日本環境教育フォーラム)   ◆NEC森の人づくり講座:2011年夏コース((公社)日本環境教育フォーラム) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆リスクマネジメント講習会  野外での様々な環境保全活動、自然体験活動などを行う際、リスクへの配慮は不可欠 であり、アウトドアのフィールドや活動におけるリスクマネジメントについて意識を高 めていくことが重要です。そこで、自然体験型環境教育指導者へ向けて初中級向けのリ スクマネジメント講習会を全国で開催します。  自然保護地域の現状や生態系の危機的状況、事故事例の分析などを通じて、リスクマ ネジメントについての理解と考察を深め、指導者がより一層環境の保全や安全に配慮し た活動ができるよう誘います。(NPO法人自然体験活動推進協議会(CONE/コーン)) ◇開催予定(日付順) ・関東 6月15日(水) 18:00〜21:00     講師:橋谷晃(木風舎)     会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区) ・中部 6月18日(土) 14:30〜17:30     講師:北川健司(川に学ぶ体験活動協議会)     会場:名古屋都市センター(愛知県名古屋市) ・近畿 9月16日(金) 18:00〜21:00 (予定)     講師:長谷川孝一(海に学ぶ体験活動協議会)     会場:神戸市教育会館(兵庫県神戸市) ・九州 11月3日(祝) 14:00〜17:00 (予定)     講師:三好利和(日本アウトドアネットワーク)     会場:宝山ホール(鹿児島県文化センター)(鹿児島県鹿児島市)     ※終了後、学校支援指導者養成講座を開催予定です(18:00〜20:00:無料)。 ・東北 11月12日(土) 14:30〜17:30 (予定)     講師:高瀬宏樹(日本キャンプ協会)     会場:未定(青森または仙台周辺の予定)     ※終了後、学校支援指導者養成講座を開催予定です(18:00〜20:00:無料)。 ・中四国 12月10日(土) 14:30〜17:30 (予定)     講師:小林孝之助(ボーイスカウト日本連盟)     会場:アステールプラザ(広島市中区)     ※終了後、学校支援指導者養成講座を開催予定です(18:00〜20:00:無料)。 ◇講習内容(3時間)  1) リスクマネジメント概論 2) 自然保護地域におけるリスクの現状と特徴の把握   3) リスク回避の方策について 4) 環境リスクに配慮したプログラムづくり   5) 感想・ふりかえり ◇参加費 1,000円 ◇申込方法  参加をご希望の方は、氏名、ふりがな、年齢、団体・所属、住所、電話番号、メール  アドレス、希望の会場を明記のうえ、メールまたはFAXにて下記までご連絡ください。 ◇問合せ先  NPO法人 自然体験活動推進協議会(CONE/コーン) 担当:石田  TEL:03-6407-8240 FAX:03-6407-8241 E-mail:ishida@cone.jp  ホームページ:http://www.cone.jp/ ◆第6期日本の環境を守る若武者育成塾  今年で6回目を迎える「日本の環境を守る若武者育成塾」は、自ら学び、計画し、行 動することのできる高校生の育成を目指しています。自然の中での体験学習、企業訪問、 他の高校から参加した若武者達との交流を通じ、地域の環境問題解決のために自分達に 何ができるのかを考え、実行してみませんか?  本年度は東日本地区の高校生を対象に、神奈川県丹沢で合宿を行います。奮ってご応 募ください!(主催:アサヒビール株式会社、(公社)日本環境教育フォーラム) http://www.asahibeer.co.jp/wij/ ◇日程 合宿:8月1日(月)〜4日(木) 最終報告会:12月18日(日) ◇場所 神奈川県(丹沢、南足柄市) ◇対象 東日本地区(北海道〜関東甲信越静地方の1都1道16県)の高校生 ◇申込み・詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。(締切2011年6月9日)  URL:http://www.asahibeer.co.jp/csr/eco/kankyoikusei/2011/guideline.html ◆NEC森の人づくり講座 2011年夏コース(第23期)  NECの協賛により、環境教育に関心のある大学生や大学院生、専門学校生を対象に した「森の人づくり講座」を開催し、人材育成の面から社会に貢献する環境教育プログ ラムを開催します。当講座では、座学や自然を体験する活動から環境問題及び環境教育 について学び、参加学生同士や社会人との交流、環境教育プログラムの作成・実施等に 自ら取り組むことで、講座修了後も学生自身で実践的な活動ができるよう目指していま す。  今年度は特に「東日本大震災の復興に向けて」どんなことができるのかを考えたり、 本年から開始した「国連生物多様性の10年」を踏まえ、生物多様性に関連した体験や学 びも深めます。(主催:(公社)日本環境教育フォーラム) ◇日 時 2011年7月10日(日)〜7月13日(水) 3泊4日 ◇会 場 Aコース:オークヴレッジ/森林たくみ塾(岐阜県高山市)      Bコース:キープ・フォレスターズスクール(山梨県北杜市) ◇対 象 環境教育に関心のある学生(短大・専門学校・大学・大学院に籍のある学生) ◇定 員 A・Bコースとも各10名、合計20名 ◇参加費 無料(プログラム期間中の宿泊費、食費) ◇申込方法  下記のホームページにあるフォームからエントリー後、課題作文を提出(必須)して  いただきます。(締切は6月17日(金)必着、作文もこの日までに)  課題作文のテーマ:「NEC森の人づくり講座」に応募する動機・思い・意気込み  字数: 400〜800字程度 ◇詳細は http://www.jeef.or.jp/nec/ ◇問合せ・申込み先  「NEC森の人づくり講座」事務局(日本環境教育フォーラム内) 担当:京極  〒160-0022 東京都新宿区新宿5-10-15 ツインズ新宿ビル4F  TEL:03-3350-6770 FAX:03-3350-7818  E-mail:nec@jeef.or.jp  URL: http://www.jeef.or.jp/nec/ ====================================== ☆ 事務局から ======================================  今回は、平成22年度森林・林業白書から「森林環境教育の推進」の全文を紹介しまし た。いわゆる「森林・林業白書」(平成12年度までは「林業白書」)は、昭和39年度か ら毎年発行され、今回で47冊目を迎えます。  林野庁の担当の方の話では、森林・林業白書の編集方針については平成21年度から、 ◇ トピックスは、国民に広く周知すべき特徴的な動きを一般の読者向けに平易に紹介  ・解説する ◇ 白書の本体は、行政・団体・大学等の関係者の実務に資するような現状・課題を分  析的に記述する など、大幅な整理を行ったとのこと。  また、平成22年度についても、前年度の方針を踏襲しつつ、目次や小見出し、脚注の 充実等により、さらに読みやすい白書となるような工夫を加えたとのことです。  今回の森林・林業白書は、「トピックス」では平成22年度の特徴的な動きとして、次 の5点が紹介されています。 ◇ 森林・林業の再生に向けた新たな取組 ◇ 「東日本大震災」で森林・林業・木材産業に甚大な被害 ◇ 「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の成立 ◇ 生物多様性に関する新たな世界目標・ルールの採択 ◇ 2011国際森林年  このうち「森林・林業の再生に向けた新たな取組」では、新たに、森林計画制度の見 直し、適切な森林施業が確実に行われる仕組みの整備、低コスト化に向けた路網整備等 の加速化、フォレスター等の人材の育成に取り組むことが、また、本年3月に発生した 「東日本大震災」により、太平洋沿岸地域を中心として、森林・林業・木材産業に甚大 な被害が発生したことが紹介されています。 (参照:林野庁ホームページ:http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/index.html) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ☆★☆平成23年度森林インストラクター「資格試験」及び「養成講習」のご案内★☆★☆★  ■資格試験 http://www.shinrinreku.jp/shikakushike/shikakushike_gaiyo.html  ■養成講習 http://www.shinrinreku.jp/yoseikoshu/yoseukoshu_gaiyo.html  ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★