◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第77号 (平成23年11月5日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <コラム> 森林環境教育の現場から(18)  2 <アドバイス48> プログラム作りと指導者の役割  3 <季節の言葉> 植物の「冬支度」  4 国際森林年記念シンポジウム    大震災に学ぶ「森づくり」―見直される人と森との共存関係―  5 <イベント情報>    ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)    ◆エコツアーガイド養成講座(2011年度第1回)(NPO法人自然体験活動推進協議会)    ◆自然体験活動補助指導者養成研修(NPO法人自然体験活動推進協議会)    ◆2011国際森林年記念「森林からはじまるエコライフ展」    ◆2011年度 若者のための「環境教育」×「国際交流」ミーティングin清里                               (財団法人キープ協会)  ☆ 事務局から〜〜〜平成23年度の森林インストラクター資格試験(二次試験)の実施 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <コラム> 森林環境教育の現場から(18) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  幼稚園の先生をめざす大学生と森を歩いてきました。  虫嫌い、日差し嫌いの先生が多くなる中で、「子どもと自然で遊びたい!」という志 をもった先生の卵です。  しかし、本人いわく「虫に飛んでこられるとダメ!」。確かに虫の攻撃?に強い若い 女性は少ない・・・ならば、無理をせず飛ばない虫(少数派)などの生き物を観察し、 遊べばいいのです。  まずは、ビッグサイズのカナヘビ。こわごわ見入る。「かむ力が弱いからかまれても 平気だよ!」に少し安心して近寄ると、なんとジャンプ! 悲鳴が上がりました。  つぎは、トノサマバッタの観察。後ろ足をもって「米搗き」に笑みがこぼれる。しか し、放して飛ぶ姿に少し不安顔・・・そして、絶対に飛ぶウラギンシジミの観察。その 凛々しい騎士顔に関心、チョウのイケメンですね。こちらは、飛んでも大丈夫なようで す。  観察会の終盤に、オオカマキリを発見! すると、若き女戦士は枝を手にしてカマキ リと対決! そう、カマキリの飛行下手なのを知っているようです。  このように、虫が苦手ならば苦手なりの付き合い方があります。先生が「きゃ〜虫 大っ嫌い!」では、困りますよね!                      (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <アドバイス48> プログラム作りと指導者の役割 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  プログラムは一般的には計画、予定、次第などのことを指しますが、ここでは、森林 体験活動を行うための行事(イベント)のことをプログラムといいます。また、プログ ラムを構成する森林体験活動の一つ一つの単位をアクティビティといいます。プログラ ム作りとは、森林体験活動を実践するに当たって、プログラムを企画して準備を行い、 実施し、そして結果を評価する、その一連の流れをいいます。  プログラム作りに当たって、指導者には主に次の三つの役割があります。 ◇プログラムの主催者としての役割  指導者やその団体自らがプログラムを主催する場合です。 ◇企画・制作者(プロデューサー)としての役割  どのようなプログラムを企画し、どのように展開していくかを検討して準備を進めて  いく役割です。主催者から制作依頼を受ける場合と主催者と同一の場合とがあります。 ◇アクティビティの指導者としての役割  指導者の基本的な役割は、10人程度を対象に、日帰りで身近な森林の案内などを行う  ことです。即ち、森林の案内などを行うためのアクティビティの指導者です。  森林体験活動には、その楽しさや感動の体験、森林への理解の促進、森林保全への貢 献、心身の健康の維持増進、豊かな人間性の形成など、さまざまな効果が期待されます。 指導者として、そうした森林体験活動を実践するに当たり、効果的で的確なプログラム を円滑かつ安全に展開し、少しでも多くの人に喜ばれるためにはどのような考え方や方 法があるのか、どのようにプログラム作りを進めていけばよいのかを考えていく必要が あります。             (「森林体験活動のガイド―森林環境教育のすすめ―」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <季節の言葉> 植物の「冬支度」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  辞書を引くと、冬支度とは冬を迎えるために準備することで、特に衣類や暖房器具な どの準備をすることとあります。  植物の場合、冬支度といってもいろいろあります。冬の寒さや積雪への対策として、 植物自体が準備する紅葉とか落葉、活動を一時的に休止する休眠といったことに加えて、 庭木などのために人の手で準備されるこも巻き、雪囲い、雪吊り、剪定などがあります。 また、鉢植えの観葉植物などでは、屋外から屋内への取り込みなどもあります。  11月に入り、イチョウなどの落葉樹が葉を落とし始め、いよいよ本格的な冬支度の季 節を迎えます。近くにある庭園でもいろいろな樹木の冬支度が始まります。中でも、ク ロマツなどの細やかな雪吊りは見事で、それだけでも美しく、これから冬にかけての風 物詩といえます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 国際森林年記念シンポジウム   大震災に学ぶ「森づくり」―見直される人と森との共存関係― ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  鳥取県、鳥取市、(公財)ニッセイ緑の財団では、国際森林年記念シンポジウムを開催 します。  今回の震災を境にした森づくり団体の取組の変化をテーマとします。  震災前から各団体が目指していたことが、震災によってよりはっきりと意識されると ともに、復旧、復興への支援という共通の目的が様々な団体や企業や人の繋がりをもた らしています。  このような取組の紹介とともに、復興と同じく息長く活動を継続していくために必要 なことについて、パネルディスカッション等で考えます。 主催:鳥取県、鳥取市、(公財)ニッセイ緑の財団 特別協力:国際森林年国内委員会事務局 後援:近畿中国森林管理局、(株)日本林業調査会、(株)新日本海新聞社等 ◆開催日時 平成23年12月17日(土) 13:30〜17:15 ◆開催場所 鳥取県立博物館 講堂 (〒680-0011 鳥取市東町二丁目124) 【第一部】  ◇主催者挨拶 13:30〜13:50  ◇基調講演 13:50〜14:50   「市民による森林づくり〜計画策定と実践〜」    木平 勇吉 氏(東京農工大学 名誉教授)  ◇団体発表 14:50〜15:50   ・大山横手道上ブナを育成する会(事務局長:吉岡淳一氏)   ・NPO法人賀露おやじの会(理事長:藤田充氏)   ・NPO法人日本の森バイオマスネットワーク(副理事長:大場隆博氏)  ◇鳥取県の森林・林業等の再生の取組と全国植樹祭の紹介 16:00〜16:15  ◇パネルディスカッション16:15〜17:15 【第二部】  ◇交流会 17:30〜19:00 ◆問合せ先  公益財団法人ニッセイ緑の財団   〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-21-17 虎ノ門NNビル5F   TEL:03-3501-9203 FAX:03-3501-5713 E-mail:info@nissay-midori.jp ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <イベント情報>   ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)   ◆エコツアーガイド養成講座(2011年度第1回)(NPO法人自然体験活動推進協議会)   ◆自然体験活動補助指導者養成研修(NPO法人自然体験活動推進協議会)   ◆2011国際森林年記念「森林からはじまるエコライフ展」   ◆2011年度 若者のための「環境教育」×「国際交流」ミーティングin清里                              (財団法人キープ協会) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆館山野鳥の森のイベント情報(主催:館山野鳥の森管理事務所)  (開催場所)千葉県立館山野鳥の森        交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで20分           「安房神社前」下車徒歩7分 ◇ピザ焼き体験  レンガ作りのピザ窯でピザ作りに挑戦しよう。  [開催日] 平成23年11月19日(土)  [参加費] 1,500円  [応募等] 下記の問合せ先の電話で予約受付け(11月18日まで) ◇燻製作り体験  ダンボール箱や針金ハンガーを使って、簡単な燻製作りに挑戦します。  [開催日] 平成23年11月27日(日)  [参加費] 1,500円  [応募等] 下記の問合せ先の電話で予約受付け(11月26日まで) 【問合せ先】  館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)    TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187    URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆エコツアーガイド養成講座(2011年度第1回)  (自然体験活動指導者(CONE学校支援リーダー)資格取得講座)  (文部科学省「自然体験活動指導者養成研修」認定講座)  エコツアーとは、今残っているままの自然環境や人々の暮らしぶりと営みの様子、伝 統的な生活文化などを、手を加えたり大勢で押し掛けたりしないで、地域のあるがまま を少人数でじっくり体験するツアーのことです。  浅間・吾妻にある心揺さぶる風景、そして故郷のものごとを訪問者に伝えましょう。 この機会にぜひ、地域の広告塔である『エコツアーガイド』になってください。(主催: NPO法人自然体験活動推進協議会) ◇日時 平成23年11月25日(金)〜27日(日) 8:30〜18:30     ※宿泊ではありません。日帰り形式です。 ◇会場 嬬恋村商工会館(〒377-1526 群馬県吾妻郡嬬恋村大字三原691)     マピオンの地図へhttp:// www.mapion.co.jp/ m/ 36.53349_138.55603_8/     TEL:0279-80-2255 ◇募集人員 35名 ◇講師・講座内容、応募方法等詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://ecotourism.or.jp/guidecourse.html  ◆自然体験活動補助指導者養成研修  子ども農山漁村交流プロジェクトの指導者になりませんか? 文部科学省委託事業です。  2013年から国の施策により、全国の小学校5年生(120万人)が1週間程度、農山漁村に 滞在し、集団宿泊活動・自然体験活動をすることが計画されています(文科省・農水省・ 総務省の三省連携による「子ども農山漁村交流プロジェクト」)。  自然豊かな当地で過ごすことにより自然や生命を大切にする心を育み、集団生活をす ることで他を思いやる優しさ、社会性、規範意識を学び、そして、体験活動をすること により現実の世界に挑戦し自立し、「生きる力」を身に付けた青少年へと導きます。ぜ ひ、本講習を受講し、子ども農山漁村交流プロジェクトの補助指導者になってください。                     (主催:NPO法人自然体験活動推進協議会) ※全体指導者になるためには、3日間のエコツアーガイド養成講座を受講してください。 (http://ecotourism.or.jp/guidecourse.html) ◇日時 平成23年11月26日(土) 13:00〜18:30 ◇会場 嬬恋村商工会館(〒377-1526 群馬県吾妻郡嬬恋村大字三原691)     マピオンの地図へhttp:// www.mapion.co.jp/ m/ 36.53349_138.55603_8/     TEL:0279-80-2255 ◇募集人員 50名(先着順) ◇講師・講座内容、応募方法等詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://ecotourism.or.jp/taikenproject.html  ◆2011国際森林年記念「森林からはじまるエコライフ展」  〜森と木の「グリーン・エコノミー」の提案〜  今年も、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2011』内で、森づくり・木づかい 等のテーマゾーンを開設します!(主催:(公社)国土緑化推進機構、美しい森林づくり 全国推進会議) ◇期間 2011年12月15〜17日(木〜土) 10:00〜18:00(17日は17:00まで) ◇会場 東京ビッグサイト(エコプロダクツ2011の会場内(東京都江東区有明)) ◇入場 無料 ◆2011年度 若者のための「環境教育」×「国際交流」ミーティングin清里  〜「考える」から「やってみる!」へ〜  動いてみると、次の何かが見えてくる!? 行動するための「きっかけ」がここにあり ます。  「環境に対して、自分にできることは何だろう」、「国際のさまざまな課題に、自分 の力を活かしていきたい」そんな大学生のための3日間です。「環境教育」、「国際交 流」2つのキーワードを軸に、教育・社会貢献・ビジネス・交流など、さまざまな視点で の時間を過ごします。  八ヶ岳の麓、心地よい森の中で、27年にわたり環境教育」や国際交流にさまざまな実 践を積み重ねてきたキープ協会が運営にあたります。今回、日本アメリカ大使館の助成 により、無料でこうした機会が実現しました。ぜひ、この機会を活かしてください。 (主催:財団法人キープ協会 キープ・フォレスターズ・スクール/助成:日本アメリカ 大使館) ◇第1回 2011年12月18日(日)〜20日(火) (2泊3日) ◇第2回 2012年3月5日(月)〜7日(水) (2泊3日) ◇第3回 2012年3月15日(木)〜3月17日(土) (2泊3日) ◇スケジュール、申込方法等詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.keep.or.jp/ja/foresters_school/  ====================================== ☆ 事務局から〜〜〜平成23年度の森林インストラクター資格試験(二次試験)の実施 ======================================  平成23年度の森林インストラクター資格試験は、9月25日(日)に全国6会場で一次試 験(筆記試験)が行われ、10月末にその結果が本人あてに通知されました。  一次試験の合格者を対象として実技試験と面接により行われる二次試験は、11月19日 (土)及び20日(日)(受験者に応じていずれかの日)に実施されます。実技試験は、提示 されている樹木の枝葉、鳥の絵、ロープ、どんぐり、まつぼっくりといった素材のうち 1つを使って行う、森林インストラクターとしての解説などの模擬演技です。(講習受講 者は申請により実技試験は免除となります。)  本年度の二次試験の対象者は約170名とのこと。二次試験では、適切な声や説明内容、 態度や動作など、何にでも共通する相手にわかりやすい対応が基本になるように思いま す。受験される皆さんのがんばりに期待いたします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆