◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第82号 (平成24年2月25日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 <林野庁ホームページから> 森林の土地の所有者届出制度について  2 平成24年全国山火事予防運動の実施  3 <コラム> 森林環境教育の現場から(23)  4 <あんぜん38> 焚き火の後始末はきちんとする  5 <図書紹介> 林業Q&A その疑問にズバリ答えます  6 <樹木のことなど03> 衣服に実をくっつける植物  7 <イベント情報>    ◆清里 こよみさんぽ―春分の日―小さな春のサンセットツアー((財)キープ協会)    ◆平成24年度「森林カレッジ」受講生の募集(関東森林管理局 高尾森林センター)    ◆「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin京都 参加校等の募集             (「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin京都実行委員会)  ☆ 事務局から〜〜〜河津桜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 <林野庁ホームページから> 森林の土地の所有者届出制度について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  平成23年4月の森林法改正により、平成24年4月以降、森林の土地の所有者となった方 は市町村長への事後届出が義務付けられました。その概要は次のとおりです。 ◇届出対象者  個人・法人を問わず、売買や相続等により森林の土地を新たに取得した方は、面積に  関わらず届出をしなければなりません。ただし、国土利用計画法に基づく土地売買契  約の届出を提出している方は対象外です。 ◇届出期間  土地の所有者となった日から90日以内に、取得した土地のある市町村の長に届出をし  てください。 ◇届出事項  届出書には、届出者と前所有者の住所氏名、所有者となった年月日、所有権移転の原  因、土地の所在場所・面積とともに、土地の用途等を記載します。添付書類として、  登記事項証明書(写しも可)又は土地売買契約書など権利を取得したことが分かる書  類の写し、土地の位置を示す図面が必要です。 ※ この届出制度は、森林の所有者が分からないと、@行政が森林所有者に対して助言  等ができない、A事業体が間伐等をする場合に所有者に働きかけて森林を集約化し効  率を上げられないことから、森林の土地の所有者の把握を進めるため、森林法改正に  より設けられました。 ※ 詳しくは次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/todokede/index.html  ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 平成24年全国山火事予防運動の実施 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  全国山火事予防運動は、春期火災予防運動の一環として、毎年の山火事危険期に実施 されています。本年も次の実施要綱により実施されます。  長期間かけて育まれた豊かな森林が一瞬にして失われる山火事、森林内での体験活動 等に当たっても十分過ぎるほどの注意が必要です。 ◆平成24年全国山火事予防運動実施要綱(抜粋)  1) 目的 広く国民に山火事予防意識の啓発を図るとともに、予防対策を強化し、森林      の保全と地域の安全に資する。  2) 主唱 林野庁、消防庁  3) 統一標語 「忘れない 山への感謝と 火の始末」  4) 統一実施機関 平成24年3月1日から3月7日まで  5) ハイカー等の入山者、森林所有者、林内及び森林周辺の農地及び作業現場の作業者、   地域住民、小中学校の児童・生徒等を対象に、次の重点事項の啓発活動を実施する。   ◇枯れ草等のある火災が起こりそうな場所では、たき火をしないこと   ◇たき火等火気の使用中はその場を離れず、使用後は完全に消化すること   ◇強風時及び乾燥時には、たき火や火入れをしないこと   ◇火入れを行う際、許可を必ず受けること   ◇たばこは指定された場所で喫煙し、吸いがらは必ず消すとともに投げ捨てないこと   ◇火遊びはしないこと ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <コラム> 森林環境教育の現場から(23) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  山の小学校でネイチャークラフトを行ってきました。  材料は、乾燥させたホオノキやカツラなどの葉、子どもたちが校庭から拾ってきた葉、 実、ヌケガラ、繭など・・・。  画用紙がキャンパス、作り方は自由で何の指示も出しません。子どもたちは自分の考 えで、葉にはさみを入れたり、落ち葉を粉にしてボンドの上に振りかけたり、マーカー や色紙を使って作ります。  作品は、葉を重ねてクマさん、ブタさん、ポメラニアンなどの動物が多く見られまし た。その他では、マツの葉を眉毛やヒゲに使っての顔、今はやりのユルキャラです。ど れも自然の素材を使っているので味わい深い作品になりました。  お手本の無い作業は、子どもたちの感性のまま仕上がっていきます。いろいろ組み合 わせたりして工夫することが、子どもたちの創作意欲につながるのですね。心温まる作 品をたくさん見られて気持ちが「ゆる〜く」なった柳原でした。                       (森林いんストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <あんぜん38> 焚き火の後始末はきちんとする ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  森林火災のほとんどは、焚き火の不始末が原因です。寒い季節や休憩時などに、どう しても焚き火をしなければならないというような時は、後始末をきちんとし、消火を必 ず確認します。 ◇周りの燃えやすいものを取り除いてから、焚きつける  焚き火をする時は、周りの燃えやすいものを必ず取り除いてから、焚きつけます。消  す時は、水をかけて消すか、土をかぶせ踏み固めて消火します。しばらくして、完全  に消火したかどうかを確認します。 ◇焚き火をする場所を選ぶ  焚き火をする場合は、風あたりの少ない窪地を選んで行います。乾燥期や風の強い時  は、火の粉が舞い上がり、周囲に延焼する危険性があるので焚き火は控えます。 ◇引火性のあるものの近くでは焚き火をしない  燃料や引火性のある薬剤等が置いてある近くでは、絶対に焚き火をしません。また、  マッチの燃えさしやタバコの吸殻を捨てたり、くわえタバコでの作業はしてはいけま  せん。 ◇万一山火事が発生した時は、速やかに消防署に通報する  万一山火事が発生した時は、速やかにスタッフに知らせ、消防署に通報します。消火  活動に従事する場合は、消火指揮者の指示に従って消火活動に当たります。      (林野庁監修「森林体験活動指導者のための安全管理ハンドブック」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <図書紹介> 林業Q&A その疑問にズバリ答えます                (編集・発行:一般社団法人全国林業改良普及協会) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  第一線の実践者が答えるアドバイス集。  率直な疑問、悩みに耳を傾け、具体的なアドバイスで答えたのが本書です。  Q&Aの分野は、仕事・技術、林業集約化・経営、森林・林業再生プラン・林業改革、 地域・グループ活動、家族・後継者、普及方法。  読者が抱える課題解決の糸口として、さらにはQ&Aを通じて、事業体職員、林業従 事者、林業行政担当者の悩み、実情を知る普及資料として役立てていただけるものと確 信しています。(新書判・224ページ/定価:1,155円(本体:1,100円)) ◆主要目次  仕事・技術/林業集約化・経営/森林・林業再生プラン・林業改革/地域・グループ  活動/家族・後継者/普及方法 ◆筆者(回答者)  湯浅 勲:日吉町森林組合参事/藤森隆郎:森林科学者/鋸谷 茂:森と木の研究所  代表/泉 忠義:株式会社泉林業代表取締役社長/大橋慶三郎:大阪府指導林家/新  井和子:多野東部森林組合組合長/安田 孝:(有)安田林業代表取締役社長/後藤國  利:(有)百年の森健全育成実践クラブ代表/内山 節:哲学者/安江銕臣:加子母  村優良材生産クラブ会長/上尾欽吾:三重県指導林家/白石善也:全国林業改良普及  協会 森林・林業教育センター所長 ◆申込先・発行所  一般社団法人 全国林業改良普及協会   〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル   TEL:03-3583-8461 FAX:03-3584-9126   ホームペーシ:http://www.ringyou.or.jp   ※ ホームページからオンラインで申込みできます ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <樹木のことなど03> 衣服に実をくっつける植物 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  冬枯れの野原などを歩くと衣服に草の実がたくさん着きます。オオオナモミやヌスビ トハギ、イノコズチ、アメリカセンダングサなどの草のタネ(果実)です。  これらのタネには、動物散布と呼ばれる、タネが動物にくっついて運ばれるしくみが あります。子どもたちは「ひっつき虫」などといって、タネを投げあったり、バッジの ように服にくっつけたりして遊びます。  タネがくっつくしくみには、トゲやカギでくっつく場合と粘液でくっつく場合があり ます。オオオナモミやヌスビトハギ、キンミズヒキなどのタネは表面にトゲがあって、 先端がカギになっています。アメリカセンダングサの仲間は、タネの先端に大きなトゲ があり、そのトゲに逆向きの小さなトゲがたくさんついています。  メナモミのタネには、表面にせん毛があってそこから粘液を出し、その粘着力で動物 にくっつきます。ノブキやチヂミザサなども同じしくみをもっていて、動物にくっつい てタネが運ばれます。  因みに、1948年スイスでオナモミのタネの先にあるカギ状の曲がったトゲがヒントに なって、マジックテープが考え出されたといいます。          (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 7 <イベント情報>   ◆清里 こよみさんぽ―春分の日―小さな春のサンセットツアー((財)キープ協会)   ◆平成24年度「森林カレッジ」受講生の募集(関東森林管理局 高尾森林センター)   ◆「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin京都 参加校等の募集            (「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin京都実行委員会) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆清里 こよみさんぽ―春分の日―小さな春のサンセットツアー  まだ寒さ残る清里の森、耳を澄ますと聞こえてくるちいさな春の声、たき火でお茶を わかしたら、とっておきの夕陽に会いにでかけよう。春分の日:春の始まりを喜び、自 然をたたえ、生物をいつくしむ日。((財)キープ協会) ◇こんな人にオススメです  自然や火、夕日に癒されたい人/ゆっくりした時間を過ごしたい人/清里の自然を再  発見してみたい人 ◇プログラム(予定)  ちいさな春さがしさんぽ/たき火であったかお茶づくりタイム/作ったお茶をもって、  レンジャーお勧めのサンセットポイントへ/夕日を眺めながらティータイム(おたの  しみを予定)/夕暮れウォーク ◇開催日時(各日、日帰り体験プログラム)  2012年3月19日(月)15:00〜19:00、3月20日(火・祝)15:00〜19:00 ◇開催場所  山梨県清里高原(財)キープ協会内 清里エリアのレンジャーお勧めサンセットスポット ◇定員 20名 (18歳以上一般の方、各日先着順・定員になり次第締め切ります。) ◇申込方法等の詳細につきましては、下記のURLを開いてご覧ください。 ◇問合せ先  (財)キープ協会 〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545          TEL:0551-48-3795 FAX:0551-48-2990          E-mail:forester@keep.or.jp          URL:http://www.keep.or.jp/ja/foresters_school/ ◆平成24年度「森林カレッジ」受講生の募集  ―森林・林業を学ぶ〜高尾の森で講演&体験―  「森林カレッジ」は、高尾森林センターが、一般の方を対象に、森林・林業を理解し ていただくために開催する講座です。高尾山の国有林で実際に森林の見方・下刈・間伐 ・枝打ち・炭やきなどを体験します。また、研究者や専門家から、森林の働き、森林の 現状や都市と山村の交流活動の講演を受けます。毎回土曜日に開催しますので、森林ボ ランティアや森林づくりに興味のある方、自然の中で思い切り汗を流しストレスを発散 させたい方にお勧めします。(主催:関東森林管理局 高尾森林センター) 1) 森を見る 平成24年5月19日(土)   講義「森林の見方〜地球環境問題と森林」   講師:農学博士 藤森隆郎 氏 (実習:森林施業・現地見学) 2) 下刈り 平成24年7月28日(土)   講義「森林に学ぶ 森づくり ことづくり 人づくり」   講師:東京農業大学教授 宮林茂幸 氏 (実習:下刈り体験) 3) 間伐 平成24年11月17日(土)   講義「樹木のしくみや成長方法の謎」   講師:元多摩森林科学園長 三輪雄四郎 氏 (実習:間伐体験と薪割り) 4) 枝打ち 平成25年1月19日(土)   講義「森林の役割〜我が国の森林の現状・森林の働き」   講師:高尾森林センター所長 田中昌史 氏 (実習:手工具の扱いと枝打ち体験) 5) 炭やき 平成25年3月9日(土)   講義「炭やきは地球を救う〜炭の効用と炭に秘められた力」   講師:国際炭やき協力会会長 杉浦銀治 氏                (実習:伏せやき・ドラム缶窯を使って炭づくり体験) ◇募集人員 50名(多数の場合は抽選になります。) ◇対 象 者 森林・林業に興味があり18歳以上の健康な方で、全日程5回の講義に参加で       きる方 ◇参加費等 年会費:1,000円、講座参加費:1講座につき500円 ◇申込方法 往復はがきに1)住所、2)氏名、3)年齢、4)職業、5)電話番号、返信面には       宛名を明記のうえ、下記の問合せ先、高尾森林センター「森林カレッジ」       係までお申し込みください。 ◇問合せ先 関東森林管理局 高尾森林センター(森林カレッジ係)        〒193-0844 東京都八王子市高尾町2438-1        TEL:050-3160-6040  FAX:042-663-7229 ◆「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin京都 参加校等の募集  『「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin京都』は、全国から集まった子どもた ちによる森林を舞台にした体験活動発表や、森林や樹木での遊び森林(もり)づくりの夢 の発表、「学校林・遊々の森」活動を広げていくための先生方の意見交換などを行い、 これらの情報発信を通じて、「学校林・遊々の森」活動の輪を全国に広げていくことを 目的とします。  森林を舞台にした体験活動発表をしている、若しくは森林環境教育・森林体験活動に 興味のある参加小学校を募集します。また、協賛企業についても同時に募集します。        (主催:「学校林・遊々の森」全国子どもサミットin京都実行委員会) ◇募集期間 平成24年2月29日(水)まで ◇実施内容,参加校の募集,協賛企業の募集,申込み・問合せ先等につきましては,次  のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/ →注目情報 ====================================== ☆ 事務局から〜〜〜河津桜 ======================================  先日、伊豆半島の南端近くに位置する、河津桜で有名な河津町から便りがありました。  今年の記録的な寒さの影響からか、さすがの「河津桜」も例年に比べて開花が遅れて いるとのことです。  それでも、地元では22回目となる河津桜まつりが開かれおり、夜桜のライトアップも 行われ、桜の開花に伴って夜の幻想的な趣の中での桜見学も・・・・。また、出店やイ ベントは予定通りとのこと。  現在試験的に「休眠打破剤」を投与された駅前の桜3本が6〜7分咲くらいになっている そうで、これからの気温の上昇に伴って順調に開花が進むだろうとのことです。  まだ肌寒い毎日が続きますが、早春を求めて、久方ぶりに身の引き締まる花見に出か けて見たいと思っています。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆