◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第96号 (平成24年12月15日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 平成24年度森林インストラクター資格試験合格者の発表  2 <林野庁プレスリリースから> 平成23年度の特用林産物の生産動向等  3 <コラム> 森林環境教育の現場から(37)  4 <樹木のことなど17> 生命の誕生、植物や動物の誕生  5 <図書紹介> 森づくりの心得―森林のしくみから施業・管理・ビジョンまで―  6 <イベント情報>    ◆「森の案内人」と園内を散策してみませんか―園内ガイドツアーのご案内―                     ((独)森林総合研究所 多摩森林科学園)    ◆正月飾り作り(館山野鳥の森管理事務所)    ◆ニッセイ緑の財団復興支援シンポジウム((公財)ニッセイ緑の財団)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 平成24年度森林インストラクター資格試験合格者の発表 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  12月7日(金)、平成24年度の森林インストラクター資格試験の合格者が発表されまし た。本年度は、532人(昨年度559人)の受験申込みがあり、9月16日(日)の一次試験、 11月17日(土)・18日(日)の二次試験、そして最終審査を経て、合格者は127人(昨年 度157人)となっています。この結果、これまでの合格者数の累計は3,659人となります。  本年度の合格者は34都道府県にまたがっています。合格者数の多いのは、東京都の19人、 次いで大阪府が11人、そして神奈川県と兵庫県が10人となっています。因みに、東京都の 昨年度の合格者数は35人でした。  合格者の年齢幅は21歳から71歳で、年齢層では60歳代が38人(全体の30%)と最も多く、 次いで50歳代35人、30歳代19人、40歳代18人、20歳代16人となっています。  職業等別では、会社員が43人(全体の34%)、退職者・その他が39人、次いで国や地 方の公務員が28人などとなっています。また、合格者のうち女性は31人(同24%)で、こ れまでの女性の合格者数の累計は772人となります。  合格者名簿は、(一社)全国森林レクリエーション協会のホームページの森林インスト ラクター[資格試験のご案内] 合格者の発表 http://www.shinrinreku.jp/shikakushike/shikakushike_gokaku_hapyo.html でご覧になれます。  なお、平成25年度の資格試験は平成25年9月中旬に一次試験が実施される予定で、詳細 については平成25年2月早々に協会のホーム・ページなどで公表されます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <林野庁プレスリリースから> 平成23年度の特用林産物の生産動向等 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  林野庁では、特用林産物(下記※印参照)の生産量について品目ごとに毎年調査を行 い、特用林産物の生産量、生産額の動向等について公表しています。この調査は農山村 の生産活動に大きく寄与している特用林産物について生産量等の変動の実態を継続的に 把握し、その調査結果を分析して、需給の安定等に関する施策を推進することを目的と しています。  11月29日に公表された平成23年の特用林産物の生産動向等のポイントは次のとおりで す。 ◆食用の特用林産物のうち、きのこ類の生産量は平成12年以降増加しており、平成23年  は前年に比べて0.9%の増加となりました。前年と比較すると、乾しいたけは5.1%増  加しましたが、生しいたけは7.6%減少しました。 ◆非食用の特用林産物は、多くの品目で生産量が前年に比べて減少しましたが、竹炭は  28.7%、竹酢液は1.5%、竹材は22.7%増加しました。 ◆平成23年の特用林産物の総生産額は2,648億円で、前年に比べて7.0%の減少となりま  した。 ◆詳細は、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/tokuyou/121129.html  ※ 特用林産物とは、食用の「しいたけ」、「えのきたけ」及び「ぶなしめじ」等のき  のこ類、樹実類(じゅじつるい)及び山菜類等、非食用のうるし及び木ろう等の伝統  的工芸品の原材料並びに竹材、桐材及び木炭等の森林原野を起源とする生産物(一般  に用いられる木材を除く。)の総称です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <コラム> 森林環境教育の現場から(37) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  校庭の樹木に校長先生が樹名板をつけたことを記念して、子ども樹木博士認定活動を 行いました。  認定する樹木は10本、解答用紙は番号と書かれている樹木名を結ぶ方法をとりました。  参加人数は1年生から6年生まで50名、約半分の生徒は話をそっちのけで走り回ってい ます。こうなっては制することは無理! しっかりと目が向いている子どもたちだけに説 明をしていきます。  ジャングルジムの眼の前のハクモクレンにくると、ジャングルジムの上から観察! もう楽しくて仕方ありません。  しかし、冬芽を一ついただいて1枚、2枚と苞をはいでいきます。そして花びら・おし べ・めしべまでいくと、「お〜すごい!」。「植物はもう来年の春の準備をしているん だよ!」、この話に「うん、うん」、なんか素直になってきました。  でも、その後はまた走り回る・・・まっ! これもありですね!!                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <樹木のことなど17> 生命の誕生、植物や動物の誕生 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  1月1日に太陽を回る星として地球が生まれ365日を経て現在に至るとします。生命の誕 生は30億年前、春の頃に相当することになります。それでは、ヒトという生物はいつ頃 誕生したことになるのでしょうか。  生物が陸上で暮らせる条件は、植物による光合成が大気に酸素を供給し、紫外線が抑 えられるようになって整いました。脊椎動物の先祖となる甲冑魚が誕生したのは、ちょ うどその頃で、おおよそ5億年前。それは秋も終わる11月下旬に相当します。  つまり、師走が近づいた頃、ようやく魚類が生まれたようです。やがて陸での生息を 目指し両生類、陸での生息が可能となった爬虫類が生まれ、そこから鳥類と哺乳類が生 まれたとされます。  そして哺乳類の一部がサルとなり、サルとヒトが分かれ出すのは、さまざまな議論が あるところですが、300万年前とすると、それは12月31日の18時17分頃となり、何と、 縄文時代の5千年前は23時59分となります。          (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <図書紹介> 森づくりの心得―森林のしくみから施業・管理・ビジョンまで― (藤森隆郎 著/一般社団法人全国林業改良普及協会 編・発行) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  将来に向けた森づくりのためには、施業、管理から森林生態系の理解はもちろん、森 づくりの歴史、理念、社会との係わりなど、全体像を把握することが必要ですが、容易 ではありませんでした。本書は、読者の期待に応え、森づくりの全体像を平易に解説し た記念碑的な1冊です。  持続性を実現する考え方と技術がここに集約されています。森林管理・施業に関する 用語も整理され、幅広い議論の共通認識に役立ちます。責任を持って次世代に託せる森 づくりのために。藤森先生渾身の書き下ろしです。(A5判ハードカバー・356頁/定価: 3,675円(本体3,500円)) ◆主要目次  T部 森づくりの背景(森づくりとは/森林・林業の歴史と現状を踏まえて/造林学に    ついて)  U部 森林について知る(森林生態系とそのサービス/森林の更新機構/森林の発達段    階と機能/森林のタイプと区分/求める機能に応じた目標林型/流域の森林配置/    日本の自然・森林の特色)  V部 森づくりの技術(木材生産の立地環境/伐採の種類と意味/木材生産の更新技術    /初期保育技術/間伐技術/伐倒と集材技術/木材生産の施業体系/針葉樹人工    林の広葉樹林化/公益的機能の発揮のための管理技術/多面的機能の発揮のため    のゾーニング)  W部 地球環境保全から地域の森づくりまで(地球環境保全と森林/日本の森林・林業    に望まれること) ◆申込・発行所  一般社団法人全国林業改良普及協会  〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル  TEL:03-3583-8461 FAX:03-3584-9126  ホームページ:http://www.ringyou.or.jp  ※ホームページからオンラインで申込みできます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆「森の案内人」と園内を散策してみませんか―園内ガイドツアーのご案内―                     ((独)森林総合研究所 多摩森林科学園)   ◆正月飾り作り(館山野鳥の森管理事務所)   ◆ニッセイ緑の財団復興支援シンポジウム((公財)ニッセイ緑の財団) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆「森の案内人」と園内を散策してみませんか―園内ガイドツアーのご案内―  森は、単に木がたくさん生えているだけの場所ではありません。動物、植物、微生物 など多くの生き物から成り立っています。多摩森林科学園では、解説員による園内ガイ ドツアーを実施しています。樹木園のほか沢沿いの道や林道を通りながら、サクラ保存 林、残された自然林の一部も見て歩きます。森の動植物を中心に、樹木の名前と見分け 方、それぞれの季節の見どころ、森の機能などについて解説をいたします。森ともっと お友達になれるかも?  ご希望の方は10:00に「森の科学館」入り口前においで下さい。 所要時間は、約2時 間です。もちろん無料です(入園料はいただきます)。  催行は平日のみ(火、水、木、金)です。1名様でもご案内いたします。雨天でも危 険のない限り行います。((独)森林総合研究所 多摩森林科学園) ◇問合せ先などにつきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.ffpri.affrc.go.jp/tmk/ →園内ガイドツアー ◆正月飾り作り  地元の正月飾り(注連縄)とミニ門松を作ります。(主催:館山野鳥の森管理事務所) ◇開 催 日 平成24年12月22日(土) ◇開催場所 千葉県立館山野鳥の森       交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで20分 「安房神社前」下車徒歩7分 ◇参加費等 1,500円(対象:一般の方) ◇応 募 等 下記の問合せ先の電話で受付(12月21日(金)まで) 【問合せ先】 館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)        TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187        E-mail:kumazawa@welcomechiba.jp        URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆ニッセイ緑の財団復興支援シンポジウム  東北の地から(力)全国に発信する“森と子ども達とのいい関係”  〜森と遊び、森に学び、森に癒され、森に守られ、そして森と暮らす〜  当たり前のように飲み水や暖房のある生活では・・・森は隅っこの見えない存在  震災で全てがストップ・・・実は森の恵は大切だったんだ  せんだいメディアテークでそんな森に出会えるよ!  @僕も私も森の博士、森の秘密をスタンプラリーで!  Aアートに触れる、僕も私も木工芸術家に!  B大木や温かーい森の恵みを使った製品も登場!  森を知り尽くした遊びのプロ、暮らしのプロ勢揃いで皆さんを待っていますよ!  森と子ども達との良い関係のお話もあり、学校の先生のお困り事も解決! ◇主催 公益財団法人ニッセイ緑の財団 ◇日時 平成25年1月12日(土) 12:00〜18:00(第二部交流会18:00〜) ◇会場 せんだいメディアテーク1階オープンスクエア     (〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1) ◇シンポジウムの詳細、参加申込みなどにつきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.nissay-midori.jp →ニュース ====================================== ☆ 事務局から ======================================  12月2日(日)、子ども樹木博士認定活動推進協議会主催の「子ども樹木博士リーダー 等交流・研修会」に参加しました。当日は、気温は低かったものの、快晴で風も少なく、 気の引き締まるような陽気でした。  午前中は、東京大学の小石川植物園において、3グループに分かれて、それぞれインス トラクターの引率により30数種の樹種についての説明や話題提供など、楽しい樹木ツア ー。瞬く間に2時間余りが過ぎた感じでした。  午後は、場所を移して、近くのプラザ・フォレスト(全林野会館)の会議室において、 いわゆる座学。子ども樹木博士活動についての説明、活動を進める際に基本となるイン タープリテーション、これまでの経験を踏まえた事例報告、午前中の樹木ツアーの中か ら樹木クイズの出題(パワーポイントにより19樹種の画像による。)、そしてクイズの 解答・解説、自己採点による認定証の取得、最後に意見交換等。内容としてかなり濃い ものがあったように思います。ありがとうございました。  なお、もう少し詳しくは、子ども樹木博士認定活動推進協議会のホームページ(次の URLを開いて)をご覧ください。 URL:http://www.shinrinreku.jp/kyokai/kodomokyou.html  さて、平成24年の本メールマガジンの配信はこれが最後となります。新年のメールマ ガジン第97号は、1月15日付けで配信する予定です。引き続きよろしくお願いいたしま す。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆