◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第98号 (平成25年2月5日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 平成25年度の森林インストラクター「資格試験」「養成講習」の日程等  2 <コラム> 森林環境教育の現場から(39)  3 <樹木のことなど19> サケやマスと森林  4 ニッセイ緑の環境講座2012年度    森林環境教育と“暮らし” ―地域での実践(持続可能な暮らしと森の恵み)―  5 <図書紹介> 写真解説 山の見方 木の見方―森づくりの基礎を知るために―  6 <イベント情報>    ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)    ◆公開シンポジウム「美しい日本の桜を未来に伝える―系統保全の現状と新展開―」                      ((独)森林総合研究所 多摩森林科学園)    ◆檜原村 木質バイオマス活用シンポジウム―薪のある村の暮らしを見直そう―                                   (檜原村)    ◆記念シンポジウム「食文化で山村を元気に―女性たちの底力―」                             ((公財)大日本山林会)    ◆春の裏高尾の沢と花たち―春の花や芽吹きを楽しむ―                       (関東森林管理局 高尾森林センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 平成25年度の森林インストラクター「資格試験」「養成講習」の日程等 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  平成25年度の森林インストラクターの「資格試験」と「養成講習」の日程等は次のと おりです。詳細につきましては、下記のURLを開いてご覧いただくか、(一社)全国森林レ クリエーション協会の森林インストラクター係(TEL:03-5840-7471)までお問い合わせ ください。 ■資格試験  ◇受験申込みの受付期間 平成25年6月1日〜7月31日  ◇一次試験 (実施日) 平成25年9月15日(日)         (場 所) 札幌市、東京都、名古屋市、大阪市、高知市、福岡市  ◇二次試験 (実施日) 平成25年11月16日(土)又は17日(日)のいずれか         (場 所) 東京都  ◇合格者の発表 平成25年12月中旬 ■養成講習   養成講習は、「森林」、「林業」、「森林内の野外活動」及び「安全及び教育」の  全4科目を分割して実施する[講習1]と、4科目を連続して実施する[講習2]がありま  す。両方とも同じ講習内容で、講習場所はいずれも東京都です。  [講習1]   ◇講習の申込期間 平成25年4月1日〜30日   ◇講習期間    「森林」:平成25年5月18日(土)〜20日(月)    「森林内の野外活動」「安全及び教育」:平成25年6月15日(土)〜6月17日(月)    「林業」:平成25年6月29日(土)・30日(日)  [講習2]   ◇講習の申込期間 平成25年6月1日〜7月31日   ◇講習期間 「4科目」:平成25年8月10日(土)〜17日(土) ◆詳しくは、(一社)全国森林レクリエーション協会のホームページ(次のURL)をご覧く  ださい。[URL] http://www.shinrinreku.jp ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <コラム> 森林環境教育の現場から(39) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  幼稚園、小学校の教員を目指す学生たちと青竹を使ったバウムクーヘンづくりをしま した。最初は火の起こし方からを指導します。  「いきなり大きな薪には火はつきません、細い枝→細い木→太い木に火が移るように 考えて薪を組んでいきます。」と、話をしてからまき割り実技。「ナタを使ったことが ある人?」、「・・・」、だれもいません!  ここでぐっと参加者にあわせて、軍手は左手にまとめて、ナタを持つ手は素手で、使 い終わったらかならず鞘にしまうこと、フリースやマフラーの着用は「火だるまになる ぞ〜!」などなど、危険対策中心に話。たぶんこれが一番大事だと感じました。  これから教師になる若者たちは、ほとんど野外活動の経験がありません。そんな新人 教師が子どもたちを指導するのですから、まず安全のもとに活動が成り立ちます。  その後は、バウムクーヘンもおいしくでき、おまけの焼き芋も大成功。安全のもとに 無事活動は終了しました。しかし、軍手やエプロンなど持参しない学生たちが、なぜか マシュマロを持参して枝であぶって食べていたことに???の柳原でした。                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <樹木のことなど19> サケやマスと森林 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  サケは川で生まれて、一生の大半を海で過ごし、そして生まれ故郷の川に戻ってきて 産卵します。このことを母川回帰(ぼせんかいき)といいます。  海で大回遊するサケは太陽の方位や角度などから正確に自分の位置を知り、川へと近 づくとそのサケの記憶に残されている生まれ故郷の水のにおいを頼りに、川をさかのぼ っていくと考えられています。  水辺の森は木陰をつくり、水の濁りを防ぐことで魚類の生息を助けていることは、む かしから経験的によく知られています。「魚付林(うおつきりん)」という言葉があり ます。サケやサクラマスが生まれ育ち、戻ってくるような川の上流には豊かな森林がな くてはなりません。  近年、漁業の人たちが呼びかけて、木を植えて、魚をよび、ホタテ貝やコンブを育て ようと、植林する運動が広がっています。「森は海の恋人」、「森と川と海は1つ」と いわれ、全国の「漁民の森」運動の原動力となっています。         (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 ニッセイ緑の環境講座2012年度   森林環境教育と“暮らし” ―地域での実践(持続可能な暮らしと森の恵み)― ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  今年度のニッセイ緑の環境講座は、昨年度に引き続き、森の恵みの再認識を中心に、 自然と我々人間の暮らしは如何に向き合うのかを取り上げます。そして、今年度は震災 からの復興の中で、如何に具体化していくのかを、皆さんと一緒に学んでいく機会にし たいと考えています。  そこで、より広範囲に森の恵みを活用し、地域の存続をかけて取組まれている下川町 の報告、それを受けて発表者、活動団体の代表者、薪の宅配システム実践者、林野庁の 論客にも入っていただいて、会場の皆様との質疑を中心としたパネルディスカッション で、より理解を深めたいと思います。(主催:公益財団法人ニッセイ緑の財団/協力: 公益社団法人日本環境教育フォーラム) ◆開催日時・場所等 ◇東京開催  [日時] 2013年2月9日(土) 13:30〜16:00(受付開始13:00)  [会場] 新宿NSビル30F ルーム3・4(東京都新宿区西新宿2-4-1)      新宿駅南口・西口から徒歩7分  [定員] 120名(参加費無料) ◇大阪開催  [日時] 2013年2月23日(土) 13:30〜16:00(受付開始13:00)  [会場] 新大阪丸ビル新館5F 506号室(大阪市東淀川区東中島1-18-27)      JR新大阪駅東口から徒歩3分  [定員] 100名(参加費無料) ◆開催内容 ◇基調講演  「人が輝く森林未来都市しもかわ〜循環型森林経営を基本とした実践〜」   下川町森林総合産業推進課主幹 高橋祐二 氏 ◇パネルディスカッション  煖エ 祐二 氏  八百屋 市男 氏 (林野庁森林総合利用・山村振興室長) 東京会場のみ  寺村 智 氏 (林野庁森林総合利用山村振興室) 大阪会場のみ  大場 隆博 氏 (NPO法人日本の森バイオマスネットワーク副理事長)  木平 英一 氏 (株式会社DLD) ◆申込み・詳細については、次のURLを開いてご覧ください。 ◇(公財)ニッセイ緑の財団:http://www.nissay-midori.jp →ニュース ◇(公社)日本環境教育フォーラム:http://www.jeef.or.jp/nissay/index.html ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <図書紹介> 写真解説 山の見方 木の見方―森づくりの基礎を知るために―          (大橋慶三郎 著/一般社団法人全国林業改良普及協会 編・発行) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  林業経営の基本は、山・樹木・自然をよく観察し、その意味を読み取ることにありま す。山の見方、木の見方をはじめ、土壌、地形、地下水、断層などの観察、分析が、林 業経営には欠かせません。これらを読みとる知恵・技術の習得には長年の現場経験が必 須であり、容易ではありません。  本書は、著者・大橋慶三郎氏が60年の林業経営の実践から得た、山(自然)を見る眼 ・見方を、著者自らが撮影した写真で示し、解説しています。さらに、林業経営を担う 方に向けて、著者が山をどのように観て、判断し、施業を計画してきたのか、いわば林 業の奥義ともいうべき知見を整理しました。本書に机上論はありません。あなたの林業 経営に参考となる一冊です。(A4判ソフトカバー・136頁/定価:3,360円(本体3,200円)) ◆主要目次 ◇写真編 山の見方・木の見方  木の見方 生命力を判断する、伐って淘汰する木、伐ってはいけない木、間伐林分・立  木密度の見方、植物から林内環境を判断するなど ◇解説編1 山の見方・木の見方  風を読む、植物が教えるもの、年輪幅のバラつきと曲がり、生命力など ◇解説編2 道づくり  路網開設の基本、地層・地質のよみ方、水のコントロールなど ◇解説編3 大橋山の「森づくり」と林業  大橋林業と地域のあらまし、森林業とは、森林育成、林業経営の本質など ◆申込先・発行所  一般社団法人全国林業改良普及協会  〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル  TEL:03-3583-8461 FAX:03-3584-9126  ホームページ:http://www.ringyou.or.jp  ※ホームページからオンラインで申込みできます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)   ◆公開シンポジウム「美しい日本の桜を未来に伝える―系統保全の現状と新展開―」                      ((独)森林総合研究所 多摩森林科学園)   ◆檜原村 木質バイオマス活用シンポジウム―薪のある村の暮らしを見直そう―                                    (檜原村)   ◆記念シンポジウム「食文化で山村を元気に―女性たちの底力―」                              ((公財)大日本山林会)   ◆春の裏高尾の沢と花たち―春の花や芽吹きを楽しむ―                       (関東森林管理局 高尾森林センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆館山野鳥の森のイベント情報(主催:館山野鳥の森管理事務所)  (開催場所)千葉県立館山野鳥の森        交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで約20分           「安房神社前」下車徒歩7分 ◇冬の野鳥の森の散策とネイチャークラフト作り  野鳥の森を散策して、自然素材(木の葉や実)を集め、集めた素材で壁掛けやリース  作りに挑戦しよう。  [開催日] 平成25年2月9日(土)  [参加費] 1,000円  [応募等] 下記の問合せ先の電話で受付(2月8日(金)まで) ◇オリジナル時計作り  文字盤を自然素材(木の実等)や小鳥の切り抜きに変えて、オリジナルの掛け時計を  作ります。  [開催日] 平成25年2月23日(土)  [参加費] 1,500円  [応募等] 下記の問合せ先の電話で受付(2月22日(金)まで) 【問合せ先】  館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)  TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187  E-mail:yacho166@welcomechiba.jp  URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆公開シンポジウム「美しい日本の桜を未来に伝える―系統保全の現状と新展開―」  日本の桜は、10種の野生の桜のほか、多数の美しい栽培品種が育成されてきました。 伝統的な栽培品種の分類については、長い歴史の中で様々な混乱が生じていますが、近 年、遺伝子情報と形態観察に基づく研究で、新たな進展が見られます。このシンポジウ ムでは、日本の桜の歴史と最新の研究成果を紹介し、未来に伝える系統保全を考える機 会にしたいと思います。(主催:(独)森林総合研究所多摩森林科学園) ◇日時 平成25年2月16日(土) 13:00〜17:00(開場12:00) ◇場所 木材会館7F ひのきホール(東京都江東区新木場1-18-8) ◇参加費 無料 ◇定員 300名 ◇申し込み、詳細等につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.ffpri.affrc.go.jp/tmk/ →新着情報 ◆檜原村 木質バイオマス活用シンポジウム―薪のある村の暮らしを見直そう―  かつて檜原村では、薪や炭の生産が盛んに行われており、これらは村を支える産業の ひとつでした。しかし燃料革命以降、古くから利用されていたこれらの木質燃料は影を ひそめ、化石燃料の利用が多くなっています。  そんな中、温暖化防止の観点から、薪をはじめとする木質燃料の価値が再び見直され ています。今の時代になぜ薪を使うのか。檜原村で、薪を使った生活や森林との付き合 い方がどう変化してきたか。地球環境や地域資源・地域産業を考えながら薪を使ってい くためにはどうしたらいいのか。檜原村の暮らしを振り返りながら、これからの檜原村 で薪を使うことの意義やヒントを、みなさんと一緒に考えたいと思います。(主催:檜 原村) ◇日程 平成25年2月24日(日) 13:30〜16:00(受付開始13:00) ◇場所 檜原村役場3F 住民ホール(西多摩郡檜原村467-1)     交通:JR五日市線武蔵五日市駅からバス20分、本宿役場前バス停下車 ◇定員 100名(先着順、参加費用無料、応募締切2月18日) ◇申込・問合せ先  檜原村役場 産業環境課 生活環境係  TEL:042-598-1011、FAX:042-598-1009、E-Mail:hinohara_maki@yahoo.co.jp  URL:http://www.vill.hinohara.tokyo.jp/ →新着情報 ◆記念シンポジウム「食文化で山村を元気に―女性たちの底力―」  近年山菜やきのこなどの自然食材は年々減少傾向にあるとともに、加えて原発事故で その生産・利用は厳しい状況にあります。  今回のシンポジウムでは、森林地域に自生している山菜・きのこなどを対象とした食 文化を取りあげ、杉浦孝蔵先生に「森林は食文化の原点」の視点から基調講演を、続い て各地で「自然食材とのかかわり」、「自然食材を活用した食べ方」、「健康との関わ り」などの活動に積極的に関わっている5名の女性パネリストの方々に登場していただき、 自然食材を基礎とした食文化と地域振興のあり方などについて、パネルディスカッショ ンを通じて掘り下げていくことにします。(主催:(公財)大日本山林会) ◇日時 平成25年2月25日(月) 12:00受付、13:00開始 ◇場所 三会堂ビル9階 石垣記念ホール(東京都港区赤坂1-9-13) ◇参加費 無料 ◇定員 150名(定員になり次第、締め切りとさせていただきます。) ◇申し込みなど詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.sanrinkai.or.jp/ →新着情報 ◆春の裏高尾の沢と花たち―春の花や芽吹きを楽しむ―  主催:関東森林管理局 高尾森林センター/実施:森林インストラクター東京会 ◇開催日 平成25年3月23日(土) ◇コース JR高尾駅北口〜大下バス停〜小下沢周辺〜大木バス停 ◇募集人員 30名(申込締切3月9日) ◇申込みなどの詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/index.html  ====================================== ☆ 事務局から ======================================  平成25年度の森林インストラクターの「資格試験」と「養成講習」の日程が公表され ました。一次試験は9月15日(日)で昨年より1日早くなりました。試験会場については、 一次試験の大阪会場が昨年とは異なる場所となっています。ご確認ください。  また、昨年受験申込みをされた方で、残念ながら合格に至らなかった皆さんには、試 験や講習の「ご案内」が送付されるとのことです。頑張ってください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆