◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆   森林環境教育ネットワークメールマガジン 第99号 (平成25年2月25日) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ( 目 次 )  1 平成25年全国山火事予防運動  2 <コラム> 森林環境教育の現場から(40)  3 <林野庁ホームページから> 林野庁におけるスギ花粉発生源対策  4 <森林検定 EXERCISE:04> 人工林の樹種別面積について  5 <樹木のことなど20> 1本の木に赤や白の花を同時につけるウツギやウメなど  6 <イベント情報>    ◆自分で作る、暮らしのコモノ((公財)キープ協会 環境教育事業部)    ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)    ◆南高尾にカタクリとシュンランとベニシダレ桜を訪ねる春風ハイキング                       (関東森林管理局 高尾森林センター)  ☆ 事務局から 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 森で遊ぼう!! 森林環境教育ネットワークhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 《メールマガジン・バックナンバーhttp://www.shinrinreku.jp/feenet/php4/mlbk/index.php》 《イベント情報の登録・閲覧http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 平成25年全国山火事予防運動 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  全国山火事予防運動は、春期火災予防運動の一環として、毎年の山火事危険期に実施 されています。本年も次の実施要綱により実施されます。  長期間かけて育まれた豊かな森林が一瞬にして失われる山火事、森林内での体験活動 等に当たっても十分過ぎるほどの注意が必要です。 ◆平成25年全国山火事予防運動実施要綱(抜粋)  1) 目的 広く国民に山火事予防意識の啓発を図るとともに、予防対策を強化し、森林      の保全と地域の安全に資する。  2) 主唱 林野庁、消防庁  3) 統一標語 「山の火事 もとは小さな 火種から」  4) 統一実施機関 平成25年3月1日から3月7日まで  5) ハイカー等の入山者、森林所有者、林内及び森林周辺の農地及び作業現場の作業者、   地域住民、小中学校の児童・生徒等を対象に、次の重点事項の啓発活動を実施する。   ◇枯れ草等のある火災が起こりそうな場所では、たき火をしないこと   ◇たき火等火気の使用中はその場を離れず、使用後は完全に消化すること   ◇強風時及び乾燥時には、たき火や火入れをしないこと   ◇火入れを行う際、許可を必ず受けること   ◇たばこは指定された場所で喫煙し、吸いがらは必ず消すとともに投げ捨てないこと   ◇火遊びはしないこと ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2 <コラム> 森林環境教育の現場から(40) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  寒い日が続きますね。今回はこのような冬の時期の活動について考えてみたいと思い ます。  観察会は自然があれば、都市公園でも森林でも里山でも可能です。そこに花が咲いて いる、昆虫がいる、野鳥がいるなど自然からのプレゼントがあれば、なおうまく運べま す。  さて、真冬の時期はどうでしょうか? 花はサザンカ、ツバキ、ヤツデ・・・あまり ない! 昆虫は冬越し! 野鳥は木の葉が落ちているので観察に適しています。  しかし、参加者は寒さを乗り越えてまで参加したいようなコンテンツを見いだしませ ん! では、思い切って「ネイチャークラフト」などはいかがでしょうか?  冬の時期は枝の剪定をするので、それを確保して枝のクラフト、つるや木の実を採取 してリース作りなどなど・・・と寒くて観察会を行っていない柳原の言い訳でした!                       (森林インストラクター 柳原 高文) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3 <林野庁ホームページから> 林野庁におけるスギ花粉発生源対策 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  花粉症は、花粉によって引き起こされるアレルギー症状です。中でもスギ花粉症は、 国民の4人に1人が罹患しているといわれ、社会的な問題となっていますが、その発症メ カニズムについては十分には解明されていません。このため、花粉症対策は、原因の究 明、予防及び治療、花粉の発生源に関する対策を総合的に推進することが必要なことか ら、関係省庁が協力してそれぞれの分野の対策に取り組んでいます。  林野庁では、森林・林業面からの花粉症対策として、少花粉スギ品種等の開発・普及、 広葉樹林化等に取り組んでいます。また、都道府県とも連携して、対策を効果的に推進 していくため、「スギ花粉発生源対策推進方針」を定め、対策を進めています。 ◆「スギ花粉発生源対策推進方針」における対策  ◇花粉症対策品種の開発・普及  ・地域のニーズに応じた新たな花粉症対策品種の開発の推進  ・花粉症対策品種によるミニチュア採種園、採種(穂)園の造成の推進  ・既存の採種(穂)園からの種子(穂)の採取の促進  ・マイクロカッティングの普及促進  ◇花粉の少ない森林への転換等の推進  ・スギ人工林伐採跡地への花粉症対策苗木や広葉樹の植栽等による花粉の少ない森林   への転換  ・雄花の多いスギ林分の間伐等の推進  ◇スギ花粉発生源対策に係る調査等の実施   都道府県の試験研究機関、林業普及指導員による技術援助、情報提供等を通じた花   粉発生源対策に係る調査の実施  ◇普及啓発活動の推進  ・各種イベントや地域の協議会活動等の場を活用した普及啓発活動  ・都市住民や企業等の参加による花粉の少ない森林づくり活動の推進 ◆詳しくは、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/j/hozen/kafun/index.html ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 4 <森林検定 EXERCISE:04> 人工林の樹種別面積について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  わが国の人工林の樹種別面積に関する次の説明のうち、間違っているのはどれでしょ う。(資料:平成19年3月31現在・林野庁調べ) 1) スギやヒノキ、マツ類等の針葉樹がほとんどで、広葉樹はわずか数パーセントである。 2) スギとヒノキで全体の約5割を占めている。 3) ヒノキは全体の4分の1程度を占めている。 4) カラマツは、北海道や東北、甲信地方を中心として約1割を占めている。 5) 北海道のトドマツやエゾマツの割合は8パーセント強である。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5 <樹木のことなど20> 1本の木に赤や白の花を同時につけるウツギやウメなど ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  スイカズラ科のハコネウツギやニシキウツギは、赤い花と白い花を着けます。これら の花は、はじめ白色で次第に紅色に変化します。このため、赤と白の花を咲き分けてい るように見えます。  ニシキウツギの名はそれをよく言い表しています。花色の変化しないベニバナニシキ ウツギ、シロバナニシキウツギやベニバナハコネウツギ、シロバナハコネウツギもあり ます。  また、ウメの花の多くは白色ですが、紅色や淡紅色のものもあります。ウメは長い栽 培の歴史の中で、約300種ともいわれる多くの園芸品種が作り出されてきました。  こうしたウメの品種の中には、突然変異によって遺伝子が変化し、1本の木で白と赤 の花を咲き分ける性質をもったものがあります。「輪違い(思いのまま)」、「春日野」 といった名の品種です。  なお、花を観賞するモモの「ハナモモ」にも白花と赤花の両方をつける「源平」とい う名の品種があります。源平咲きともいわれます。          (子ども樹木博士ニュース「質問コーナー(堀内孝雄先生)」から) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 6 <イベント情報>   ◆自分で作る、暮らしのコモノ((公財)キープ協会 環境教育事業部)   ◆館山野鳥の森のイベント情報(館山野鳥の森管理事務所)   ◆南高尾にカタクリとシュンランとベニシダレ桜を訪ねる春風ハイキング                       (関東森林管理局 高尾森林センター) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 本ネットワークの「イベント情報」(http://www.shinrinreku.jp/feenet/einfo/)にご 登録いただいたイベントや事務局にご連絡いただいた情報等の中から紹介します。――― ◆自分で作る、暮らしのコモノ  〜伐ったばかりの木で作る、スプーン・おはし・おはし置き〜  「暮らしの中に手づくりのものがあるって、いいなぁ。」、「森からの恵みを暮らし にとり入れるって、すてき。」、「せっかく使うなら、自然のため・森のためになるモ ノを使いたい。」  そんな気持ちをたくさんの方と共感したくて、暮らしのコモノ作りを企画しました。 平日開催である2月27日(水)は、地元・清里の方にもオススメです。木を伐るには、冬 の時期が木にとって一番負担になりません。澄んだ青空と凛とした森の空気を感じたあ とは、室内で集中した手づくりの時間。木を削る音に包まれた暖かい時間を過ごします。                    (主催:(公財)キープ協会 環境教育事業部) ◇自分で伐った木で作る 皮付きスプーン  [日時] 2013年2月27日(水)10:00〜16:00  [対象] 16歳以上一般  [料金] 一般4,500円(昼食代込み) ◇自分で伐った木で作る おはしとおはし置き  [日時] 2013年3月9日(土)10:00〜12:30  [対象] 親子、一般  [料金] 中学生以上2,000円、子ども1,500円 ◇各回とも、定員:20名(先着順・定員になり次第締切) ◇詳しいお申込方法などは、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http:// www.keep.or.jp/ ja/ foresters_school/ 2013/ 01/ 29001625.html ◆館山野鳥の森のイベント情報(主催:館山野鳥の森管理事務所)  (開催場所)千葉県立館山野鳥の森        交通:JR内房線館山駅からJRバス安房神戸廻り白浜行きで約20分           「安房神社前」下車徒歩7分 ◇ふれあい散歩とセラピー体験  野鳥の森グリーンシャワーコースを使って散歩はいかが? セラピー体験も行います。  [開催日] 平成25年3月9日(土)  [参加費] 500円  [応募等] 下記の問合せ先の電話で受付(3月8日(金)まで) ◇早春ウォーク  野鳥の森と海辺の散歩をします。貝殻も拾えるかも!  [開催日] 平成25年3月23日(土)  [参加費] 500円  [応募等] 下記の問合せ先の電話で受付(3月22日(金)まで) 【問合せ先】 館山野鳥の森管理事務所(千葉県館山市大神宮553)          TEL:0470-28-0166 FAX:0470-28-0187          E-mail:yacho166@welcomechiba.jp          URL:http://www.chiba-forest.jp/yachou/ ◆南高尾にカタクリとシュンランとベニシダレ桜を訪ねる春風ハイキング  梅の木平に群生するカタクリ、南高尾の尾根道に楚々と咲くシュンラン、高楽寺の境 内に咲き誇る樹齢200年のベニシダレザクラなどを訪ね歩き、高尾の春を満喫しませ んか。(主催:関東森林管理局 高尾森林センター/実施:森林インストラクター東京会) ◇日時等 平成25年3月29日(金) 9:30〜15:00頃       (集合) 9:30 高尾森林センター ◇行程(予) 森林センター(徒歩)〜梅の木平カタクリ群生地〜南高尾・尾根道〜(昼       食)〜高楽寺〜高尾駅南口(距離約6km、4.5時間) ◇費用 1,900円(カタクリ群生地入場料200円含む。) ◇定員 30名(申込締切3月15日) ◇申込みなどの詳細につきましては、次のURLを開いてご覧ください。  URL:http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/takao/index.html →最新情報 ====================================== ☆ 事務局から ======================================  陰暦で、太陽の位置により1年を24等分して季節の変わり目を示すのに用いられる「節 気」。先週の2月18日はその2番目となる「雨水(うすい)」でした。  暦の上では2月4日の「立春」を過ぎて、空から降る雪が雨に変わり、氷はとけて水と なる季節となりましたが、今年はまだ寒い日が続き、東京近郊では梅や早咲きの桜の便 りも少ないようです。  それでも、晴れた日には何かしら春の日差しも感じられるようで、季節は3番目の節気、 3月5日の「啓蟄(けいちつ)」に向けて着実に移り変わっているようにも思います。  4番目の節気である春分の日の次の日、3月21日は国連により新しく制定された「国際 森林デー」。地中で冬ごもりをしていた虫のように、森に向かって元気に這い出してい きたいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (森林検定 EXERCISE:04の解答)  間違っているのは、2)の「スギとヒノキで全体の約5割を占めている。」です。スギは 約44パーセントで、ヒノキの約25パーセントと合わせると約7割を占めていることになり ます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ☆☆☆ご投稿等はE-mail:feenet_info@shinrinreku.jpまでお寄せください。 [編集発行]  〒112-0004 東京都文京区後楽1-7-12 林友ビル6F  一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 森林環境教育ネットワーク事務局  TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 E-mail:feenet_info@shinrinreku.jp  URL:http://www.shinrinreku.jp/feenet/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆