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ヤマブキ(バラ科) |
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一般的な特徴
各地の山間や谷間の湿ったところに自生する落葉低木(高さ1〜2メートル)です。生け垣などによく植えられています。4〜5月頃
、枝先にいっぱいの黄色い花をつけ、遠くからよく目立ちます。江戸城を築いた太田道灌が蓑(みの。カヤなどを編んで作った雨
具)を借りに寄った貧しい家の娘が、蓑の代わりにヤマブキの枝を差し出したという故事で知られています。名は、古くは「山振」
の字があてられ、しなやかな枝が風にゆれる様子からきているといわれています。 |
分布 北海道、本州、四国、九州 |
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ヤマモモ(ヤマモモ科) |
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一般的な特徴
暖地の山地に自生している常緑高木(高さ5〜15メートル)です。荒廃(こうはい)復旧地によく用いられます。庭木、公園樹、
街路樹として植えられています。雌雄異株(しゆういしゅ。雌花と雄花が別の株に咲くもの)です。6月頃、雌株に突起のある
球形の赤い果実がなります。四国、九州地方では、果実として食べます。塩をつけて食べると風味があります。 |
分布 千葉県以西の本州、四国、九州、沖縄 |
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ユリノキ(モクレン科) |
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一般的な特徴
北アメリカ原産の落葉高木(高さ20〜30メートル)です。原産地では、高さ60メートルにもなるものがあります。樹幹の雄大さ
と優美さが好まれ、公園樹、街路樹としてよく植えられています。葉の形が、半纏(はんてん)に似ていることからハンテンボ
クと呼ばれています。5月頃、蜜がたくさん入ったチューリップそっくりの花をつけます。このことからチューリッブツリーと呼
ばれています。 |
分布
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リョウブ(リョウブ科) |
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一般的な特徴
やや乾燥する尾根の日当たりのよい所に生えている落葉小高木(高さ2〜5メートル)です。昔から、リョウブの若葉は蒸して米に
混ぜて炊き、令法飯(りょうぶめし)などにして食べるなど、飢饉(ききん)時の食糧として古くからたいへん重要なものでした
。アマナノキ、ギョーブナ、ジョボナなど、菜のつく方言として残っています。樹皮は、サリスベリやヒメシャラ、ナツツバキな
どの樹皮に似ていることから、サルスベリとも呼ばれています。 |
分布 北海道南部、本州、四国、九州 |
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