街の近くで見かける樹木50
おしえてあげよう。
はっぱ君
一般社団法人 全国森林レクリエーション協会 
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ロマツ(マツ科)
クロマツ 一般的な特徴
海岸沿いに自生する常緑高木(高さ30〜35メートル)です。乾燥に強く、潮風に強いことから、海岸の、防潮林や防風林として 盛んに植えられてきました。大きいものでは、高さ40メートル、直径2メートルにも達します。樹皮は灰褐色で、老木になると深い 亀の甲羅(こうら)状に裂け目ができます。白砂青松(はくしゃせいしょう)の海岸風景に出てくるのは、このクロマツです。 1950年代頃から、太平洋岸を中心にマツクイムシなどの被害により、海岸の風景がずいぶん変わりました。
分布 本州、四国、九州
 
ヤキ(ニレ科)
ケヤキ 一般的な特徴
暖帯林、温帯林に生える落葉高木(高さ20〜25メートル)です。日本を代表する広葉樹(こうようじゅ)の一つで、山野に自生 するほか公園樹、街路樹として植えられています。特に関東地方に多く、大きいものでは、高さ50メートル、直径5メートルに達 するものがあり、天然記念物に指定されています。春の芽立ち、夏のみどり、秋の黄葉、冬枯れの木立と、いずれも優れていま す。また、材が強靱(きょうじん)で、狂いが少なく、木理(もくり)が美しく、長大な柱や板が得られるなど実用性が高い木 です。名は、尊(とおとい)とか秀でたという意味の「けやけき木」からついたといわれています。
分布 本州、四国、九州
 
ナラ(ブナ科)
コナラ 一般的な特徴
日当たりのよい普通に見られる落葉高木(高さ10〜15メートル)です。雑木林の代表的な木の一つです。幹は、灰黒色で厚く、 縦に不規則な裂け目ができます。萌芽力(ほうがりょく。芽を出す力)が旺盛なため、クヌギとともにシイタケ原木として用い られています。秋には、お椀形の殻斗(かくと)に包まれた1.5〜2センチのドングリがたくさん実ります。
分布 北海道、本州、四国、九州
 
ブシ(モクレン科)
コブシ 一般的な特徴
日本の山野に広く野生している落葉高木(高さ15〜20メートル)です。北国の雪に閉ざされ、長い冬をすごす山村の人々には、 サクラやモモと同じように春を告げる花として、春の農作業の目安になっています。つぼみは、灰褐色のやわらかい絹のような 毛におおわれていて、冬の寒さを防ぐのに都合よくできています。名は、つぼみが子どもの手を握りしめた形に似ていること からつけられました。
分布 北海道、本州、四国、九州